双子・発達障害児の育児ブログ

8歳双子(女女)育児中の専業主婦です。自閉症スペクトラム、知的障害の我が子達の様子や施設の口コミ、書評などのブログです。よろしくお願いします。

ワーク100の質問

 

2⃣あなたのこだわりポイントはどこかを見極める。

あなたの中にある『~すべき』という考え方を見直しましょう。

たとえば、

『お友達がオモチャを使いたかったら、貸してあげるべき

『喧嘩したら、謝るべき。

『何かを我慢したら、お菓子や好きなことをさせてあげるべき

『朝食は必ず食べさせるべき

『最低限、足し算引き算掛け算はやっておくべき

 

この根底にはこんな”観念モンスター”がいます。

人の期待には応えるべきだ。

調和していかないと、社会でやっていけない。

苦労や我慢の分、何かを得られる。

 

あなたの生い立ちを振り返ると、周りの大人にこんなモンスターを植え付けられたのかもしれません。大人たちはきっと『この子のためだ』と思っていたことでしょう。

 しかし、このモンスター…自分では認識しにくく、そしてとても厄介なのです。

 

余裕のある方はこちらの動画ご覧ください。

こちらの動画では『ドリームキラー』と呼ばれています。

13分58秒ぐらいから見ていただくといいかなと思います。


www.youtube.com

 

このモンスターは何を育てるのか?

これらのモンスターを内に秘めていると、【正義感】【責任感】の強い子どもを育てます。一見、いい子だ!と思えますが、その中にはモンスターが潜んでいるというのを忘れないでください。

 

正義感・責任感の強い子どもは

・我慢や自己犠牲を美徳だと考える

・お兄ちゃんだから…と我慢する癖がつく

・我慢すれば、いいものがもらえる

・自分がいいことをしたという理由がないといいものを受け取れず罪悪感だけが残る

・ずっと頑張っていないといけない。怠けるなんていけないことなんだ。

・これらの考え方を、他人も自分もそうすべきであるという固定概念となる

 

そんな風に考えるようになります。

そして、それを子どもにも継承していていってしまうのです。

 

他人軸で生きる人生を自分も子どもも選んでしまいます

他人軸で生きる⇒他人に評価される⇒他人の評価が悪であれば自分を責めるという悪循環に入る可能性があります。

その中に自分はどこにいるのでしょうか?

あなたは子どもに他人の顔色ばかり伺う人生を送ってほしいでしょうか?

 

現代のデジタル進化は目覚ましく、10~20年後には、今、人間が担っている仕事の65%は機械がやってくれる、人間は働かなくていい時代が確実にくると言われています。

今までは、『働いて食っていける人間に育てなければ…』という時代だったでしょう。

しかし、それすらも揺るがされる時代になってきているわけです。

日本は法律を整えるのに時間がかかるので遅れるかもしれませんが、子ども達が大人になった時には、今と全く違った環境になっている…とのことです。

働く人よりも趣味に生きる人の方が多くなっているかもしれませんね。

 

そうした中で、私達は何が重要になるのか…を親自身が考えて、子ども自身が『生きていくために必要なこと』を学んでいけるようにアシストするのです。

 

私達親自身が、そのまた親に言われたことをそのまま子どもに伝えてもいいのは、私達の世代で終わりです。

今、歴史上の過渡期にいると思ってください。

コロナが流行し、本当に世界が一変しましたね。

 

これからの時代は、必要な情報を取って、頭で考えて、取捨選択をしていく時代です。これからどんどん海外の考え方や、色んな人の意見が取り入れられていくでしょう。

今、通用しているルールも、現在地を出たら…未来には、通用しないことも沢山出てくるでしょう。

 

ですので、親の意見をしっかり持って「今、私はこう思うのよ。他の国や地域では違うけど、今このおうちの中での私はこう思う。パパはこう思う。それを聞いて、受けとるかはあなた次第。あなたの意見も聞かせてね。」というような声掛けで子育てすると、多様性を認められる子どもに成長するのではないかなと私は思っています。

 

こちらのツイートも見てみましょう。

 

そうするためには、あなたの中のモンスターを見つけ出してあなた独自の考えに変身させましょう。

 

 

あなたの言葉の中のモンスターを探そう。

ワーク100個の質問をご覧ください。

 

あなたが、これは子供がやっていたら注意するだろう…とか、これは、当てはまるっていうものにチェックをしてみてください。

それらが、あなたの中の『こだわり・執着(引っかかり)』です。

 

こだわりの中に、きちんと子供にあなた独自の理由を話しているものはありますか?

 

たとえば、私の場合、【ご飯前にお菓子は食べてはならない】にチェックがつきましたが、改めて考えると、子供に理由を説明していなかったのです。

ただただ『お菓子はご飯前はダメよ』と伝えていただけでした。それでは、子供は納得しませんよね。

『お腹減っている時に、お菓子食べると、病気になる可能性があるんだ。だから、やめてほしいんだ。』と言う風に説明しました。

 

また、それまで『自分の親にそうされてきたから』とか、『自分がずっとそうしてきたから』などの理由でそれを子供に押し付けようとしているものはありませんか?

 

大人も『明日からあなたは、12時間労働になります。昔からそうだからです。』と具体的理由もなく言われたら反発したくなりますよね?子供も同じです。理由をきちんと理解したならば、きっと守れるはずです。理由をきちんと話す努力をしてみましょう。

 

その理由の中に、あなたが大事にしたいあなた独自の価値観が隠れています。

 

その繰り返しで、自分の頭で考えて、その行動を実行してみる。

そのような大人を見た子どもは、きっと自分も独自の価値観を大事にしたり、他の人の価値観を大事にできるでしょう。

 

3⃣私達の『普通』に執着しない

逸脱しますが、学校のお話をさせてください。

皆さん、ご存じかもしれませんが、2016年に『教育機会確保法』が施行されました。

 

これは不登校児に対して学校復帰を前提とはせず、『多様で適切な学習活動』の重要性を説き、学校外での学習の場を提供すべきだという考えの元出来上がった法律です。

 

今や、学校に行くのは『普通』ではありません。

『学校に行ってもいいし、行かなくてもいい。勉強する場所はどこでもいい』というのが、令和の常識になるのです。

 

余裕のある方は、こちらをご覧ください。学校に行かずに現在は大人になっている方がどのように過ごしてきたかを解説しています。

ai-am.net

 

私達の普通は、もうこの時代において『普通』ではありません。



『普通』に執着しないということは、ナンバーワンを見ずにオンリーワンを見られるようになるということです。

私個人としては、学校の成績表はもう必要ないと思っています。

現在、公立小学校でも通知表を廃止している学校が少しずつ増えてきています。

あれこそ、『学校の普通』の押し付けでしかないと思います。(親の気づかない子供の良さが沢山書かれているのならいいですが。)

 

学校の普通を身につけたところで、社会で困らないかっていうとそうでもないです。

(誇るべき所ももちろんあります。海外から見て、日本の学校での掃除は誇るべきだと言いますよね。)

今や東大生だって、慶応生だって、社会で使い物にならない子は一定数いると言われている時代です。

 

学校の通知表ばかりに気を取られていると、とても大事なものを見失うと思います。

もう一度言います。

学校の先生(塾の先生)の言うことばかりに気を取られていると、大事なものを見失います。

 

たとえば先生から

お子さんは計算は得意ですが、文章題が苦手ですよねぇ…

と言われた時、どうでしょう? 

文章題を…苦手を克服してほしいって思ってしまいますよね?

 

それは…本当に必要なことでしょうか?

これからの時代は、私達が子供の頃とは全く違います。

テクノロジーでどんどん教育が変化していきます。

『苦手』があっていいのです。

テクノロジーで解決し、『得意』を伸ばす方法がいくらでも出てきます。

教育の未来に関しては、こちらの記事、ご覧ください。

www.syuhutago25.com

 

何度も申し上げますが、未来は、私達が過ごした日々の延長線上にはありません。

『普通がどんどん変化していくのが当たり前』という前提でいないと私達は、どんどん不幸になっていきます。




4⃣完璧な母親像に執着しない

私の母は、料理やお裁縫が上手で、母業に関しては完璧だったと思います。

幼い頃、レストランに行くことは滅多にありませんでした。

 

自分が母親になって、レストランや冷食に頼ることに罪悪感を感じていたことがありました。

しかし、双子育児は壮絶で忙しすぎた私は、ある時思ったのです。

『私は、自分の母のようにはできない。今、私ができるキャパシティはこれだけだから、私ができることをしよう』と。

 

罪悪感に感じる=母親が正しいことをしていたというモンスターが自分の中にあったのです。

しかし、私は『双子を生かしておくことが最優先である』という自分基準を作ったことで、レストランや冷食に頼ることへの罪悪感がなくなりました。

 

むしろ積極的に取り入れることで、余裕のある暮らしが生まれ、時々『自分で作ってみようかな』と挑戦する心が生まれるのです。

もし、私が、料理を完璧にやろうと奮闘していたら、きっと潰れていたでしょう。

 

自分は他人のようにはできない。

自分は自分ができることを頭で考えて、それを認めてあげて、実行するのみなのです。

 

完璧を捨てるということは、『失敗』でも『負け』でもありません。

立派な選択肢だということに気づきましょう。



5⃣人へ執着しない

上記の母親の話もそうですが、友人関係などにも言えると思います。

あなたは、利害関係なく、この人と一緒にいて心地がいいな…と思える人と付き合っていますか?

電話帳やLINEトーク画面で振り返ってみましょう。

 

あなたの周りの5人があなたに一番影響を与えます。

普段付き合っているお友達を5人思い浮かべてみましょう。

 

その人達は、ポジティブですか?ネガティブですか?

いい笑顔で話す人ですか?

話していて、尊敬できたり、笑顔になれたりする人ですか?

 

もしも…あまり想像して心地よくなかったと思うのであれば、それはあまりいい縁ではありません。できるだけ、付き合わないようにフェードアウトしていくことをおすすめします。

 

私は、時々、電話帳を見返して、1年連絡取っていない友人は消しています。

ひどいと思われるかもしれませんが、『今』大事なことは、褒め褒め質問で考えた人生の目標にコミットしていくことです。

 

意見が別れるかもしれません。参考程度に聞き流していただければ幸いです。



6⃣あれもこれも症候群になっていませんか?

私達主婦は『マルチタスク』をやりすぎです。

このマルチタスク…実は、危険なものだってご存じでしたか??

 

料理をしながら、子供の面倒みますよね…。面倒見ながら掃除しますよね…。

昼ごはんを食べながら…『今日の夕飯の材料あったかしら…』と気になりますよね。主婦の仕事は、マルチタスクのオンパレードですね。

 

マルチタスクをすることで失うものにはこんなものがあるそうです。

◆集中力、記憶力、理解力などの脳の認知機能

◆対人関係

◆生活の質

…………Σ( ̄ロ ̄lll)ガーンデメリットだらけ!!!!!

 

私たちは、携帯電話を通じて、いつでもだれとでも通じることができます。メリットでもあり、デメリットなのです。LINEの通知が来ると、注意を向けてしまいますよね?あの注意を向けるタスクを何度も何度もやっていると上記のような弊害が起きることが科学的に証明されています。

 

幸福感を得るための特効薬は、『シングルタスカー』になること。

最近では、マインドフルネスって言われていますね。

 

上記のようなマルチタスカーはとにかく失うものが多すぎます。

シングルタスカーになるということは、【今、この瞬間にどっぷりハマること】と同義なのです。

今、この瞬間に集中するということは、達成感ややりがいを味わえたり、自分の選択を見極めて、目標に向かってまっすぐに向かうことになります。

 

シングルタスカーになるためには『執着を捨てる』『今、この瞬間を生きる』ことが重要です。

 

第1章の最初にやっていただいた『生まれてから〇日』を思い出してみましょう。

我が子は、現在、8歳0か月と26日。

この日は一日しかない。

この瞬間、この一日、この一分、この一秒の子どもの表情を大事にしたい。

この目の前の料理に集中して、味わって食べよう。

この掃除中は、物を観察してみよう。キレイになってるかな?物が喜んでいるかな?

など、私は、その瞬間瞬間を考えるようになりました。

 

 

最後に

最後に2つ詩をご紹介します。

↓ニュージーランドの子育て支援施設に貼られていた詩です。

今日(伊藤妃呂美訳)

『今日わたしはお皿を洗わなかった

ベッドはぐちゃぐちゃ 浸けといたおむつは だんだんくさくなってきた

きのうこぼした食べかすが 床の上からわたしを見ている

窓ガラスは汚れすぎてアートみたい 雨が降るまでこのままだとおもう

人に見られたら なんていわれるか

ひどいねぇとか、だらしないとか 今日一日何してたの?とか

わたしは この子が眠るまで おっぱいをやった

わたしは この子が泣き止むまで、ずっとだっこしていた

わたしは、この子とかくれんぼした

わたしは、この子のためにおもちゃを鳴らした、それはきゅうっと鳴った

わたしは、ぶらんこをゆすり、歌をうたった

わたしは、この子に、していいこととわるいことを、教えた

ほんとにいったい一日何をしていたのかな

たいしたことはしなかったね、たぶん、それはほんと

でもこう考えれば、いいんじゃない?

今日一日、わたしは済んだ目をした、髪のふわふわな、この子のために

すごく大切なことをしていたんだって そしてもし、そっちのほうがほんとなら、

わたしはちゃーんとやったわけだ』

 

こころの呼吸 片柳弘史 著 より

『自分が自分であることを誇りましょう。

何かができる自分を誇る人の心には、自分よりできない人への軽蔑と、自分よりできる人への劣等感があります。

何もできなかったとしても、精いっぱいに生きる自分を誇る人の心には、精いっぱい生きるすべての人への尊敬と愛情があります。』

 

私達は、存在しているだけでこんなに素晴らしいのです。

それを忘れないでください。



 

あなたの気分が少しでもすっきりと優しい気持ちになれていることを祈ります。

 

読み終えたら、ワーク100個の質問をやってみましょう(^^♪

 

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