双子・発達障害児の育児ブログ

8歳双子(女女)育児中の専業主婦です。自閉症スペクトラム、知的障害の我が子達の様子や施設の口コミ、書評などのブログです。よろしくお願いします。

パパ育

旦那さんに子供を任せて、自分時間を確保する方法

 

 

最初に…

1章の最後の質問で、『明日死ぬとしたら何をしますか?』『家族に最期に何を言いたいですか?』の時に、旦那さんに向けて言う言葉がない。旦那に看取ってほしくない…と思った方は、この章は、未実施で大丈夫です。

 

また、DVやアルコール中毒、ギャンブル依存症、不倫などがはっきりしている場合は、早めに離れることを決断しましょう。あなたの人生、あなたが一番楽しめなくなってしまいます。

 

ちなみに、旦那様がADHDの診断を受けている場合…夫婦関係に問題が生じる可能性は通常よりも2倍以上だそうです。絶対に、医師の診察を欠かさないようにしましょう。ADHDの診断があるにも関わらず、定期受診をせずに育児をした場合、親が育児ストレスで潰れる可能性が高くなります。

 

それ以外に、少しでも子供のことを考えてくれているような旦那さんはそのまま進めていきましょう。

 

最初に頭に入れておいてほしいのが、他人の考え方は本人が気づくまで変えられないということです。あくまでも、他人は他人です。心を操ることはできません。

課題の分離を思い出しましょう。夫が”これは問題だ…”と思わなければ、『夫の課題』にはなりえないのです。問題だと思っているのは、ママだけの場合『ママの課題』となります。

 

他人を変えようとするのは、以前もお話した通り、アドラーの心理学での水辺の馬に水を飲ませられないことと同じです。しかし、私達は馬を水辺に連れていくことだけはできます。あとは、馬(ここでいう夫)が水に気づいて、飲むか…という本人次第になります。ここまで、読んでくださったあなたなら『聴く』『話す』『話し合う』という姿勢ができているので、それを旦那さんにも適応すればよいのです。

この章は、

『ここに水があるんだ!』ということを気づきやすくさせるための方法だと思ってください。

 

第1章では、自分の褒め方、認め方を学びました。

第2章では、いるもの・いらないものを選別しました。

第3章では、自分と子供の行動を見て、課題の分離ができました。達成感も感じやすくなりました。

 

さぁ、次はパパの番です!

 

 

私の夫が、育児をしてくれるようになった経緯。

私の夫は、ゲーマーです。

放っておけば、憑りつかれたようにオンラインゲームをしています。

そんな夫に、今は、1~2日程度なら不安なく子供を任せることができるようになり、1人で日帰りや一泊旅行などが楽しめるようになりました。

一昨年は好きな歌手のライブのため愛知、今年はこの発達っ子育児と育自の卒業生に会いに鹿児島に行きました♪

毎年、祖母と友人に会いに福岡にも行っています^^ 

沖縄にも卒業生がいまして…その方が東京に遊びに来てくれた時には、主人に子どもを預けて、飲みに行きました♪

(卒業生と宿泊慰労会をするのが、私の夢です。ぜひあなたとも一緒に♡)

 

最初は、ゲーマーの夫を許せない!と思っていたのですが、夫を【ゆるす】ことで(課題の分離をすることで)過去の出来事へのとらわれを手放し、相手を責めることをやめて、今、この瞬間から【自分の楽しい人生を歩む決断】をしたのです。

相手を許すことは、自分を許すことにも繋がります。

 

1⃣でまず、【ゆるすこと】を学びましょう。

2⃣では、実際に父親の子育てスキルを上げるために私がやったことを解説します。



(もしも、あなたの実のお父様に不満がある場合、お父様に向けて同じことをやってみてください。女性の場合、父親に対して取ってきたスタンスが、ご主人に対してのスタンスに投影されていることが多いからです。お父様への不満を解消することで、旦那さんへの不満が解消されるケースもあります。)

 

1⃣許すこと

1,旦那さん(お父様)への感情を一言一句残らず吐き出してみてください。

まずは、紙3枚とペンを用意してください。

1枚目に旦那さんへ思っていることをばーっと書き出してみてください。誰かに見せるものでもないので、怒りの感情が出てくる場合には、『バカ野郎ーーーーー!!』など吐き出してみてください。

ポイントは、自分の思っていることをストレートに紙に書き出すことです。

途中で涙が出てきたら、我慢せずに泣いてください。

 

2,行為の動機を探る

2枚目にあなたがゆるせないと思った相手の行為を紙に書き出してください。(なければなしで1⃣-②は飛ばして大丈夫です。)

 

3,相手がその行為をした動機を想像して書き出してみましょう。

人間の行動の動機は大きく分けると2つです。

『喜びを味わいたい』『苦痛を避けたい』か…です。

我が夫の場合、『ゲームに憑りつかれている』のは、『ゲームで仲間との一体感を味わいたい。仲間と話したい。(喜びを感じたい)』のと『ゲームを放置すると自分のキャラが強くなれない。アイテムがもらえなくなるので、絶対に放置したくない。(苦痛を避けたい)』という感情が想像できました…というか、本人に聞きました(笑)

 

4,書き終えたら、相手の行為を間違っていると裁かずに相手の未熟さや不器用さや弱さとして理解してください。

完璧な人間はいません。

喜びを感じたいがためにやっている行為や、苦痛を避けようとしてやっている行為が、さらなる苦痛を増幅させることもあります。

私達は未熟であり、不器用であり、弱いのです。

 

5,相手の行為が『正しいか間違っているかを考えずその行為の動機に意識を向けてください。

こう宣言しましょう。

【私がそうであるように〇〇(旦那さん)も喜びを味わいたかったんだ。私がそうであるように〇〇も苦痛を避けたかったんだ】

 

(補足情報です。カラーバス効果の説明をさせてください。)

カラーバス効果ってご存じですか??

例えば、街中で、『赤いものを探しましょう』と言われると、ポストや消防車などが目に飛び込んできますよね?そのゲームが終わったとしても、しばらくは『あ、あれも赤だったわ…』と街中を見る視点が『赤』に集中しているんです。

わかりやすいのが、自分が妊娠した時、妊婦さんがよく目に入ってきたり、小さい子が目に入ってきたりしませんでしたか?独身の頃に比べると、断然目に入ってきやすくなりますよね?これもカラーバスです。

 

普段から、旦那さんの嫌な所ばかり目が行く時、『こういう所が嫌。あーゆー所が嫌。』とどんどん出てきませんか?

その行動を旦那さんが起こすと『ほら、やっぱりこうやってするから嫌なんだ』と確信してしまったりしませんか?

旦那さんの嫌な所という視点が身についてしまうと、そればかりが見えてきてしまうんですね。(アドラーの認知論と同じですね)

 

では、逆を考えてみましょう。旦那さんがやっていること・好きな所・感謝できる所の視点になったら、どうでしょう?

旦那さんがやってくれていることに目が向くようになるんです。

 

あなたのカラーバスはどっちに傾いていますか?

 

6,旦那さんがやっていること・好きな所・感謝できる所を挙げてみよう。

カラーバス効果を実感するために、旦那さんがやっていること・好きな所・感謝できる所を書き出してみましょう。

 

こちらをごらんください。

www.syuhutago25.com

例は、私の夫がやっていること・好きな所です(笑)

一度、旦那さんがやっていることを客観的に見てみましょう。

何個でも結構です。

私のLINEに【旦那さんがやっていること・旦那さんの好きな所・感謝できる所】、

よい出しシートで、何個チェックがついたか、チェックをつけてみての感想などをお送りください^^

 

7,言葉の力を使う

【私は、私自身の自由とやすらぎと幸せのために、〇〇(旦那さん)をゆるします】と宣言してください。

【〇〇、ありがとうございます】という言葉を声に出してください。

↑これを30回言ってみてください。まだ許せないという状態でも言葉から(形から)入っていきましょう。

 

8,相手に対して謝りたいことを書き出す

次に、もしここまでやって相手に謝りたいことが出てきたら、書き出してみてください。

 

9,学んだことを書き出す

3枚目に、旦那さんやお父様との関係を通じて、何を学んだか…を書き出します。

これから旦那さん(または、お父様)に対して、どのように接していけば、お互いに幸福になることができるのかを考えてみましょう。

 

10,【ゆるしました】と宣言する

【私は、〇〇(旦那さん、お父様)をゆるしました】と宣言します。心が伴っていなくても大丈夫です。まずは形からいきましょう。

 

心の底から許すことができるのはもしかしたら数年かかるかもしれません。しかし、言霊は強い力を持っているので、言葉にしていると徐々に変化が訪れます。

 

11,共通認識を確認する。

ご主人は共に(子育てという難関に立ち向かう)戦う戦士・同士であることを再度認識しましょう。

たとえば、戦隊ゲームなどで、味方の戦士が負傷したら、あなたはきっと味方の分まで奮闘しますよね?その逆も然り。両方負傷していたら、きっと他の部隊から応援を呼ぶでしょう。

【子どもを成人まで育て上げる。子どもが社会に出るまでの練習期間を共に過ごす。楽しむ。】という共通の目標に向かって今私達は、奮闘しているのです。

 

2⃣旦那さんの子育てスキルを上げるために…

1,周りの人が言っていた評価を旦那さんに伝える。

我が家は、小企業の社宅に住んでいるので、社長さん家族ともお話する機会があります。

時々ですが、『〇〇くん(うちの夫)は、本当に真面目な人だね。』と社長さんやその家族に言われます。

それをそのまま、もしくは少し盛って(笑)彼に伝えるのです。

『今日、社長さんに会ったけど、パパのこと褒めてたよ。真面目で、仕事も正確だし、助かっているよって言ってたよ』と…。

直接褒められるよりも、他の人がこう言ってたよと言われた方がちょっと嬉しくなったりしませんか?

言い方は悪いですが、こうやって旦那さんを持ち上げて、仕事にやりがいをつけていくことも重要だと思います。

 

男性は頭の切替が下手な方も多いので、仕事でやりがいがないなどの不満を持っていると家庭でもイライラを持ち込みがちです。ですので、最低限仕事だけは達成感を感じさせてあげるといいと思います。

 

我が家のように他人からの評価が見えないママさんもいると思います。

そういう場合は、旦那さんが仕事で使うものを大事に扱ってあげる(例えば、営業していたら、靴を磨く、仕事で必要なものは買っておいてあげる…など)と『応援してくれているな』と感じて、意欲的に仕事ができるかもしれませんね。

 

2,適材適所を考えて頼んでみませんか。

自分ができることを相手も当たり前にできるとは限りません。自分は簡単にできても、相手は、簡単にできないのです。あなたの普通は、相手の普通ではありません。

あなたの難しいは、相手の簡単かもしれません。

 

あなたの簡単を相手に期待しない。

あなたの難しいを相手に期待しない。

これをすることで、私はとてもラクになりました。

 

たとえば、我が夫、料理を全くしません。

ですので、料理に関しては最初から以下の方法を考えていました。

子供を預ける時は、

・レストランに行ってもらう

・作り置きしておく

・出来合いを買ってきてもらう

の3択になります。

 

◆レストランに行けるように練習した

子どもが3歳ぐらいの時に、レストランに行ったはいいものの…食事が来るのを我慢できずに騒ぎ始めました…。

それから、レストランから遠のいていたのですが、4歳を過ぎたあたりから再度挑戦し、今では食事をいい子に(でもないか…)待てるようになりました。

お子様ランチの景品や持参のシールブックなどで釣って、お会計までの時間をなんとか過ごせるようになりました。

 

◆安全に遊べる場所に何度か一緒に出掛けておく

普段から子ども達が安心安全、且、親が少し目を離してもいいような場所を夫にも知っておいてもらいます。

土日に一緒にそういう場所に行ってもらうようにしました。

特に私は、土曜日の午後に趣味時間を取ることが多いので、土曜日の午後は図書館やそのほか安全な場所に行ってもらいます。

 

ここで、ポイントなのが、なるべくパパの介入なしに、子供だけで遊べる場所を探しておくことです。パパの労力を最小限に考えましょう。

(私はいつも頑張っているからパパにもやらせたいと思っている方。ちょっと待ってください。そのお気持ちよくわかりますが。)

ここで、もし、子供が爆発して、パパの機嫌を損ねて『俺だとやっぱりダメだよ』と自信をなくされると、子供を預けにくくなります。

 

まずは、最低限でいいんです!!!!

『パパが数時間、トラブルなく子供と過ごすことができた』という事実を作ることに集中しましょう。

 

その事実を作ることができれば、きっと『次も行っていきていいよ』と言ってくれるようになるかもしれません。

まずは、ハードルを低く設定してあげましょう。

 

◆外注する

ママがいない間をパパ1人に預けず、複数人で見ててもらうのも手ですね。

第3章の受援力を参考にしてみてください。 

 

お疲れ様でした。前半終了です。

 

 

著作権;

こちらは、著作権放棄しておりません。再配布及び営利目的でのご利用はご遠慮ください。

個人での利用に限り、HTMLメールでのご利用・印刷物としてのご利用をしても構いません。

 

参考文献;鏡の法則 野口嘉則 2006 総合法令出版株式会社

     考具   加藤昌治 2003 CCCメディアハウス