アドラーの心理学、ABAを学んでいただきました。いかがでしたでしょうか。
最近、私はこちらの本を読みました。
国際エグゼクティブコーチが教える 人、組織が劇的に変わる ポジティブフィードバック
こちらの本には、上司・部下とのポジティブフィードバックのことが書かれていたのですが、私は全て、『親・子』と脳内変換して読んでみました。
ABAを学んでいただいた後に、こちらを読んでいただくと、よりお子さんへの賞賛の与え方、認め方が上手になると思います♪
要約
ポジティブフィードバックには4つの種類がある。
ここでは、子どもがキッチンから机までジュースを運んだ際に、すこーしだけこぼしてしまった例で見てみようと思います。
①結果承認
その名の通り、結果として現れた部分を言葉にして伝えることです。
例の場合ですと…
(少しだけこぼれたのは言わず)わぁ、机まで運べたね!ティッシュでそこ拭いておいてくれる??
②行為承認
できた所にだけ目を向けて、プロセスを認めることです。
こぼれないようにそーっと運んでたの上手だった~!
③存在承認
こちらの承認は、『毎朝笑顔で挨拶する』、『話をする時は、目を見て頷きながら聞く』などの行為で子どもの存在を承認していることになると記載してありました。
失敗した場面でなく、普段からのこのような些細な働きかけが勇気づけになりうるし、存在承認されて、子どもも失敗しても大丈夫と思えるのではないかなぁと思いました。
この例でいうと…
ちょっとイラっとしてしまったら、言葉を優しく言うのではなく、笑顔と声のトーンを穏やかにする方が大きな影響を与えるようです。
笑顔で、声のトーンを穏やかにすれば、『あ~やっちゃった~』と言っても、それほど子どもへのダメージはないでしょう。失敗はあるあるー!!という雰囲気になりますよね。
たとえば自分が仕事場で大きな失敗をしたとしましょう。翌日に、皆がコソコソ…と自分を見ながら言っていたら本当に傷つきますよね…。しかし、そんな雰囲気もなく『おはよう!!』と笑顔で挨拶してくれたら…どうでしょうか、肩の荷がすこーし降りるようなそんな気がしませんか?
④可能性承認
ネガティブもポジティブに変換。
改善点は将来の期待として、肯定・応援の形で伝えることです。
この例でいうと…
運ぼうとしてくれて、ありがとう!次は、グラスのこの辺まで入れたらきっとうまくいくね!
失敗は
1,チャレンジした証
2,学習のチャンス
3,再出発の原動力
4、次の成功のタネ
になるのです。
自分も相手も失敗は付き物だというマインドを持つことで、その後の親子関係がいいものになるかが決まってくると思っても過言ではありませんね。
さて、ご自身で、ポジティブフィードバックを実践してみましょう。
1,笑顔で『おはよう。いってらっしゃい。おやすみなさい。大好きだよ。』と挨拶をしてみましょう。
2,最近の出来事で、『あ、私、結果承認できたな、行為承認できたな、可能性承認使えたぞ!』と思った瞬間があったら、ぜひ共有をお願いします^^
著作権;
こちらは、著作権放棄しておりません。再配布及び営利目的でのご利用はご遠慮ください。
個人での利用に限り、HTMLメールでのご利用・印刷物としてのご利用をしても構いません。