こんにちは、ゆうです。
今日は、常々お話していた『メモの魔力』の実践をどのようにしているかを解説したいと思います。
目次
メモの魔力 -The Magic of Memos- (NewsPicks Book)
メモをする時のポイント
◆すぐに書ける場所にノートを置いておく。or Evernoteに打つ
思いついた時にぱっと書けるように、自分が一番滞在時間が長い場所に置いています。(私は、キッチン前スペース)
出先でも思いついたら、携帯のEvernoteに書いたりします。
◆事実→抽象化(仮説)→転用(計画)の順に書く
ノートの左ページに起こったことをばーっと書いていきます。
右ページは、抽象化と転用と書くので、真ん中で一本線を引いてください。
◆抽象化のやり方
その事実を俯瞰して、『ということは…何が言えるだろう?』と考えます。
私の場合は、『仮説』という意味で記入することが多いです。
◆転用のやり方
転用は、抽象化したものを元に、『今後、どうやって動いていこう?』と考えます。
『計画』と似ていますね。
実際にメモしてみよう!!
私の6月10日のメモを記します。
【事実】室内の遊び場にて。
長女(知的障害+自閉スペクトラム症)、初めて会う女性スタッフに『~しません!!』と大声で話していて不穏。スタッフの人は屈せず話しかけてくれた。その後10分ほどして長女から笑顔で話しかける様子が見られた。
【抽象化】
長女の初対面の人への挑発が時々ある。
考えられる原因は…
性別?(女性なら挑発することは少ない)
雰囲気?場所?(赤ちゃんの頃から頻繁に行ってる場所)
最初に話された言葉?(聞いてなかった)
ガツガツ話しかけられるのが苦手?(質問攻めみたいだった?)
ママとその人の親密度?(初めて見るスタッフさんだった)
【転用】
今後、(長女と)初対面の人とママとの親密度と最初にどのような話しかけ方をすると長女が挑発するか、またはしないかを検証していきました。
メモからわかったこと
このメモを書いた数日後、同じ場所で、私の友人(長女は初めて会う人)に会いました。
その時には、入室から20分ほどして友人と長女が仲良くおままごとをし始めました。
この時は全く挑発がなかったのです。
長女の特性
・ママと親しくない人に話しかけられると挑発しやすい。
・最初は話しかけないでほしい。雰囲気に慣れたら、少しずつ話しかけてもOKだが、基本的に本人から話しかけてきたら応じるぐらいでいいのかもしれない。
特性がわかれば、対処がわかる
このような特性がわかったので、長女と初対面の人が会う時には『人見知りがあるので、本人から話しかけるのを待ってください』という風に私から伝えられます。
対処がわかれば、安心した環境が提供できる
このように障害のある長女に対しての環境調整は重要だと思っています。
子どもの行動から、仮説を立てて、どのような対応をしたらいいのかを検証を繰り返すことが私たち親のやるべきことかなと日々思います。
環境調整の働きかけをしているのは現時点では私ですが、将来的には子どもから『すみません、今はお話ができません』と子ども自身から環境調整ができるようにシフトしていく時が来るかと思います。
メモで発達障がい児が夢を叶える
私はこのメモで、発達障がい児が社会で生きていける術や夢を叶える術まで探していける気がしています。可能性は無限です。
まとめ
子どもの特性がわかれば、対処法が見えてくると思います。
メモによって、子どものことをもっと知ることができます。
著書の前田さん曰く、『メモは生き方である』。
私のこのメモは、生き方です。
家族の次に大事なもの。それが、メモです。
ぜひ、一人でも多くの方にこの本に出会ってほしいと切に思います。
今日もお付き合いいただき、ありがとうございました。
Twitterでは、子育て中の気づきを毎日発信しています。
よろしければ、フォローいただけると嬉しいです。