こんにちは、山田です。
3年前の日記を振り返っていたら、次女のチック症について悩んでいた時の出来事が書かれていました。その時の様子を記事にしておこうと思います。
- チック症のはじまり ~気づいた違和感と心配~
- 初めての受診と“音声チック”という言葉
- わが家が心がけた接し方と日常の工夫
- 軽快までの1年 ~“聞こえない”ことに気づいた日~
- 今、悩んでいる親御さんへ ~あの日の私へ、そしてあなたへ~
- 最後に:心配しているあなたは、もう“ちゃんと向き合っている”ということ
- SNS発信
なんだか最近鼻をすすったり、咳払いが多いな…?季節の変わり目のせいかな?
でも、咳払いが毎日のように続き、鼻をすする音も気になるように…。
「もしかしてチック症…?」と頭によぎったとき、スマホで検索しては心配になる日々が始まりました。
我が子が見せたのは、まばたきや体の動きではなく、“音”によるチックでした。
病院で“音声チック”という言葉を聞いたとき、正直とても驚きました。
「そんなこともチックなんだ…」って。
この記事では、そんな我が子が1年以上かけてチック症を乗り越えていった過程を、リアルにお伝えします。
チック症のはじまり ~気づいた違和感と心配~
ある日、我が子の咳払いがやたらと気になることに気づきました。
最初は風邪かな?と思っていたのですが、何日経っても止まらず、鼻をすする音も加わってきて…。
周りの人からは「クセじゃない?」と軽く言われたけれど、私はどこかで「これは普通じゃないかもしれない」と直感していました。
ネットで検索してみると、“チック症”という言葉が目に飛び込んできました。
不安が一気にふくらみました。
初めての受診と“音声チック”という言葉
ようやく意を決して病院を受診したとき、「チックだね」と伝えられました。
その言葉に、私は少なからずショックを受けました。
これまで「チック」と聞くと、まばたきや体の動きを想像していたので、咳払いや鼻をすするような“音”がチックに当たるなんて思ってもいなかったからです。
医師からは、「1年ぐらいで落ち着くことも多いです」と言われました。
少しホッとした気持ちもありつつ、「自然に良くなるのを待つしかないのか」と、もどかしさや不安も残りました。
明確な治療法があるわけではなく、「見守る」という方針を示されたとき、私は「何もしてあげられないのか」と、正直とてもつらく感じました。
わが家が心がけた接し方と日常の工夫
やめてよ!!!気になるんだけど!!!
あーーーー!!!イライラする!!!
最初は、そんなふうに怒ってしまっていたんです。 愛してるのに、心配してるからこそ、ついキツく言ってしまう。 それがまた自己嫌悪につながって、夜にひとりで泣いたこともありました。
今思えば、子どもにとって一番つらかったのは、 チックのことよりも、私の怒りの言葉だったんじゃないかって思います。
「このままじゃだめだ」と思ったとき、 アドラー心理学の“ヨイ出し”にもう一度立ち返ることにしました。
ダメなところじゃなくて、できていること・よいところ・努力してる部分に目を向けよう。 それが、私にできる“最初の一歩”でした。
また、私だけが気をつけていても、家族の誰かが「またやってるよ」と言ってしまったら、 子どもはきっと不安になってしまう…。だからこそ、夫にもチック症のことをちゃんと知ってほしいと思いました。
ただ、私が「指摘しないでほしい」と直接伝えると、どうしても少しきつく受け取られてしまうみたいで…。 そこで私は、チック症の専門家によるYouTube動画を一緒に観てもらうことにしました。
私からではなく、“専門家の言葉”として伝わった方が、スッと理解できたみたいで、 その日から夫も、なるべくそっと見守るスタンスをとってくれるようになりました。
家族みんなで“気にしすぎない環境”をつくること。 それも、子どもが安心して過ごすための、大切な土台になったと感じています。
軽快までの1年 ~“聞こえない”ことに気づいた日~


うちの子は、iPadでゲームをするのが大好き。
いつも「ピコピコ」遊びながら、気づけば咳払いをしていたり、鼻をすすっていたり…。 静かな家の中に、その音だけが響いている日もありました。
でも、ある日の夕方。
私はいつものように、夕飯の支度をしていました。 フライパンに火を入れながら、ふと耳を澄ますと…
「あれ?今日は…咳払い、聞こえてない。ていうか、最近、ずっと聞こえてないかも。」
その瞬間、胸の奥がふわっとあたたかくなったのを、今でも覚えています。
「治った!」という実感ではないけれど、 “しなくても過ごせる時間が、少しずつ長くなっていた”んだと思います。
それはきっと、本人の中で何かが整ってきた証。
私たちが「やめさせよう」とするのではなく、“安心していていいんだ”と感じられる毎日を重ねてきたからなのかもしれません。
今、悩んでいる親御さんへ ~あの日の私へ、そしてあなたへ~
もし、今この記事を読んでいるあなたが、 「うちの子、チックかもしれない」と不安になっていたら、 「なんとかしてあげたいのに、どうしていいか分からない」と悩んでいたら、 かつての私も、まったく同じ気持ちでいました。
私は、最初は何も分からずに、 「やめてよ!」「気になる!」って怒ってしまった。
本当に申し訳なかったと思うけれど、 あの時の私は、それだけ必死で、心配で、どうしたらいいのか分からなかったんです。
でも、そこから少しずつ、“やめさせる”のではなく、 “見守る”というスタンスに変えていく中で、私自身も変わっていきました。
アドラー心理学で学んだ“ヨイ出し”を実践してみたり、 夫と動画を共有して理解を深めたり、 チックばかりに目を向けるんじゃなくて、その子の“よさ”を見ようとすること。
それは、子どもにとっても、私にとっても、安心の土台になっていきました。
チック症は、波があるもの。 良くなったと思ったらまた出る日もあるし、心がザワつく時は症状も強くなります。 でもそれは、その子が“心で何かを抱えてる”というサインでもあるんです。
だからこそ、 「症状をなくすこと」よりも、 “その子の心に寄り添える大人でいよう”と、私は思っています。
「うちの子、大丈夫かな」 そう不安に思う気持ちは、愛情がある証拠。
そしてきっと、あなたのそのまなざしが、 子どもにとって一番の安心材料になるはずです。
あの日の私が誰かの体験談に救われたように、 この記事が、あなたにとっての“ひとすじの光”になれたら、うれしいです。
最後に:心配しているあなたは、もう“ちゃんと向き合っている”ということ
チック症は、誰にでも起こりうる“こころとからだのサイン”です。 でも、目の前でその症状が出ていると、どうしても焦ってしまったり、不安になったりしますよね。
私も、「なんとかしなきゃ」と思えば思うほど、空回りして、 怒ってしまったり、落ち込んでしまったり…たくさん迷いました。
でも振り返ってみると、 大切だったのは“やめさせる”ことではなく、“信じて待つ”ことだったのだと思います。
✅ 子どもが安心できる日常
✅ ちょっとした気づきに目を向ける力
✅ そして、ダメ出しではなく“ヨイ出し”を意識すること
これらの小さな積み重ねが、 気づけば「最近、聞こえないかも?」という日を連れてきてくれました。
この記事をここまで読んでくださったあなたは、 もうすでに、お子さんのことを大切に想い、しっかり向き合おうとしている方だと思います。
どうか、自分を責めすぎずに。 焦らず、比べず、その子のペースを一緒に見守っていく時間が持てますように。
私たちの経験が、あなたの安心や希望につながればうれしいです。
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