「うちの子、文章を読んでも内容が入っていない気がする…」
「問題文を最後まで読まない…」
「国語だけじゃなく、算数の文章題も苦手…」
そんな悩みを持つ親御さんはとても多いです。
でも実は、“読解力”は特別な教材だけで伸びるわけではありません。
むしろ、毎日の会話や遊びの中で、少しだけ声かけを変えることが大きな鍵になります。
今回はこちらの本を読んでまとめ&レビューしていきたいと思います。
子どもの「読解力」がすぐ伸びる魔法の声かけ - 本は読まなくてOK! -
今回は、日常の中でできる“読解力を育てる魔法の声かけ”をまとめてみました。
特別な準備は必要ありません。
今日からすぐ使えるものばかりです。
- 読解力がある子って、どんな子?
- 読解力を伸ばす魔法の声かけ① 「なぜ?」を増やす
- 読解力を伸ばす魔法の声かけ② 「5W1H」を意識する
- 読解力を伸ばす魔法の声かけ③ 「問いかけ」で思考力を育てる
- 読解力を伸ばす魔法の声かけ④ 「分類ゲーム」をする
- 読解力を伸ばす魔法の声かけ⑤ 「語彙」を増やす
- 「読ませる」より「会話」が大事
- 読解力は「生きる力」
- 今日からできる!読解力を育てる声かけまとめ
読解力がある子って、どんな子?
まず最初に、読解力とは何かを整理してみます。
読解力がある子は、ただ本が読める子ではありません。
例えば、こんな特徴があります。
- 相手の話を聞いて状況を理解できる
- 「なんで?」を考えられる
- 言葉の意味を推測できる
- 前後の流れから想像できる
- 比較したり分類したりできる
- 自分の考えを説明できる
- 話の要点をつかめる
逆に、読解力でつまずきやすい子は、
- 単語だけを拾ってしまう
- 全体像が見えない
- 質問の意味を取り違える
- 「なんとなく」で答える
- 理由を聞かれると止まる
ということが起きやすいです。
だからこそ、「文字を読ませる」だけでは足りません。
大事なのは、“考える会話”を増やすことなんです。
読解力を伸ばす魔法の声かけ① 「なぜ?」を増やす
読解力を伸ばす上で、とても大切なのが“理由を考える力”です。
例えば、日常の中でこんな声かけをしてみます。
- 「なんでそう思ったの?」
- 「どうしてそうなったと思う?」
- 「どうしてこの人は怒ったんだろう?」
- 「なんでこの順番なんだろう?」
この“なぜ?”を考える習慣が、文章読解に直結します。
国語の問題でも、よく出てきますよね。
「主人公はなぜ悲しかったのでしょう」
「筆者はなぜこの言葉を使ったのでしょう」
でも、普段から“理由を考える習慣”がないと、突然問題だけ解こうとしても難しいんです。
逆に、日常の中で自然に「なぜ?」を考えている子は、読解問題でも強いです。
例えば、こんな場面。
おもちゃが壊れた時
「なんで壊れたと思う?」
友達とケンカした時
「どうして嫌だったんだろう?」
(アドラー的に言えば、このあとに「あなたはどうしたい?」「私にできることある?」と続けてほしいですが)
雨の日
「なんで今日は湿気が多いんだろうね?」
大人からすると普通の会話ですが、これが“考える土台”になります。
読解力を伸ばす魔法の声かけ② 「5W1H」を意識する
読解力が高い子は、“情報整理”が得意です。
そこでおすすめなのが、「5W1H」を使った声かけです。
- いつ?(When)
- どこで?(Where)
- 誰が?(Who)
- 何を?(What)
- なぜ?(Why)
- どうやって?(How)
例えば、学校から帰ってきた時。
「今日どうだった?」
だけだと、「普通」「楽しかった」で終わることがあります。
そんな時は、
- 「誰と遊んだの?」
- 「どこで?」
- 「何して遊んだの?」
- 「なんでそれが楽しかったの?」
と聞いてみる。
すると、子どもの中で情報整理が始まります。
これは、文章を読む時にも同じ。
文章の中から、
- 誰が
- いつ
- どこで
- 何をして
- なぜそうなったのか
を整理する力につながります。
特に文章題が苦手な子は、“情報がごちゃごちゃ”になっていることが多いです。
だからこそ、普段の会話から整理する練習をすると、すごく変わります。
読解力を伸ばす魔法の声かけ③ 「問いかけ」で思考力を育てる
メモの中でも特に大事だなと思ったのが、“問いかけの種類”です。
実は、読解力が伸びる子って、「答えを覚えている子」ではなく、“考え方を育ててもらっている子”なんです。
例えば、こんな問いかけ。
「なぜかな?」(原因分析)
これは、出来事の理由を考える力です。
- 「なんで雨が降ると地面が滑るんだろう?」
- 「なんでこの子は怒ったんだろう?」
- 「なんで音がこちらまで聞こえるんだろうね?」
こうした問いかけは、“表面”ではなく“原因”を見る力につながります。
「どうしたらいいかな?」(問題解決)
これは、困った時に“次の行動”を考える力。
- 「どうしたら朝ラクになるかな?」
- 「どうしたらケンカ減りそう?」
- 「どうしたら宿題忘れないかな?」
読解問題でも、「このあとどうなると思う?」という予測問題がありますよね。
日常で問題解決を考えている子は、文章の流れを読むのも得意になりやすいです。
「要するにどういうこと?」(抽象思考)
これは、“まとめる力”です。
文章読解が苦手な子は、細かい情報に引っ張られて、全体が見えなくなることがあります。
そんな時に、
「つまりどういうこと?」
と聞くことで、“要点をまとめる力”が育ちます。
例えばテレビを見ながら、
「この話って一言でいうと何だった?」
と聞くだけでもOK。
これが説明文読解の土台になります。
「例えばどういうこと?」(具体化思考)
逆に、“抽象的な言葉を具体化する力”も大切です。
例えば、
「優しいってどういうこと?」
「協力するって例えば?」
こう聞かれると、子どもは実際の場面を思い浮かべ始めます。
読解問題では、“具体例”を理解できるかが大事な場面も多いです。
「何のためだろうね?」(目的意識)
「これって何のためにやってるんだろうね?」
と聞くことで、“目的”を考える力が育ちます。
例えば、
- なんで宿題があるんだろう?
- なんで順番を守るんだろう?
- なんでみんなで掃除するんだろう?
こうした問いかけは、文章の“筆者の意図”を考える力にもつながります。
「そもそもそれってどういうこと?」(原点回帰)
「そもそもどういうこと?」
と聞くことで、“本質”に戻る力が育ちます。
例えば、
- 「優しいってそもそもどういうこと?」
- 「友達って何だろう?」
- 「頑張るってどういう状態?」
こうした会話を重ねることで、子どもは“言葉の意味”を深く考えるようになります。
読解力を伸ばす魔法の声かけ④ 「比較」をする
読解力には、“違いを見つける力”も必要です。
例えば、
- 犬と猫の違い
- 夏と冬の違い
- カレーとシチューの違い
- 公園と学校の違い
こうした比較をすることで、特徴を捉える力が育ちます。
これは説明文の読解でとても重要。
例えば説明文では、
「AとBを比較しながら説明する」
という文章が多いですよね。
だから日常の中で、
「何が違うかな?」
を遊び感覚でやるだけでも、読解力の土台になります。
読解力を伸ばす魔法の声かけ④ 「分類ゲーム」をする
実は、読解力と“分類する力”は深く関係しています。
例えば、
生き物 → 動物 → 哺乳類 → 犬
というように、言葉には“仲間分け”があります。
これが理解できると、文章の構造も理解しやすくなります。
おすすめは「分類ゲーム」。
例えば、
犬を分類
- ハスキー犬
- 秋田犬
- パグ
哺乳類を分類
- 犬
- 猫
- ハムスター
脊髄動物を分類
- 哺乳類
- 鳥類
- 爬虫類
- 両生類
- 魚類
動物を分類
- 脊髄動物
- 無脊髄動物
こういう遊びをすると、“概念理解”が育ちます。
そして、概念理解が育つと、文章全体をまとめて理解できるようになります。
読解力を伸ばす魔法の声かけ⑤ 「語彙」を増やす
読解力の土台になるのが、やはり語彙力です。
知らない言葉が多いと、文章は読めません。
だからといって、難しい単語帳をやる必要はありません。
おすすめなのは、“日常の中で言い換えを増やす”こと。
例えば、
「嬉しい」だけではなく、
- ワクワク
- ほっとした
- 安心した
- テンション上がった
- 誇らしい
など。
「怒る」も、
- イライラ
- ムカムカ
- 悔しい
- 悲しい
- 不安
と細かく分けてみる。
語彙が増えると、自分の感情も理解しやすくなります。
そして、人の気持ちも読み取りやすくなる。
これが物語文の理解につながります。
子どもの「読解力」がすぐ伸びる魔法の声かけ - 本は読まなくてOK! -
「読ませる」より「会話」が大事
ここで大切なのが、
「ちゃんと読みなさい!」
を増やしすぎないことです。
読解力が苦手な子ほど、“読むこと自体”にエネルギーを使っています。
そこにさらにプレッシャーをかけると、
「読む=嫌なもの」
になりやすい。
だからこそ大事なのは、“楽しい会話”なんです。
例えば、
- テレビを見ながら
- 散歩しながら
- ご飯を食べながら
- お風呂で
- 寝る前に
「なんでだろうね?」
「どう思う?」
を積み重ねる。
この積み重ねが、あとから大きな差になります。
読解力は「生きる力」
読解力というと、国語の成績をイメージするかもしれません。
でも実際は、読解力は“生きる力”そのものです。
- 人の話を理解する
- 空気を読む
- 状況を整理する
- トラブルの原因を考える
- 自分の気持ちを伝える
全部、読解力につながっています。
だから私は、「読解力=勉強」ではなく、
「人と生きていく力」
だと思っています。
そして、その力は特別な教材だけではなく、毎日の親子の会話で育っていきます。
今日からできる!読解力を育てる声かけまとめ
最後に、今日からすぐ使える声かけをまとめます。
理由を聞く
- 「なんでそう思ったの?」
- 「どうしてそうなったんだろう?」
5W1Hを意識
- 「誰と?」
- 「どこで?」
- 「何してたの?」
- 「なんで楽しかったの?」
比較する
- 「何が違うかな?」
- 「どっちが似てる?」
分類する
- 「これはどの仲間?」
- 「同じグループに入るものある?」
語彙を増やす
- 「それってどんな気持ち?」
- 「他の言い方すると?」
こうした小さな積み重ねが、読解力を育てます。
そして何より大切なのは、
「正解を言わせること」ではなく、
“考えることを楽しむこと”。
ぜひ、今日から親子の会話の中で取り入れてみてください。
きっと、子どもの見える世界が少しずつ広がっていくはずです。
子どもの「読解力」がすぐ伸びる魔法の声かけ - 本は読まなくてOK! -
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