赦し、信じて、手放すブログ

オリジナル講座主宰/アドラーELMリーダー/言語聴覚士/小6双子の母。世界で1つのオリジナルの人生を歩む

親子それぞれの取扱説明書を作る

大人になるって楽しそう!
そう思える親子を増やしたい。

発達障害やグレーゾーンの子育てで、「子どもを変えなきゃ」「普通に近づけなきゃ」と一人で抱えていませんか。

私は、子どもを「普通」にする方法ではなく、その子らしく幸せに生きる方法を、一緒に探したい。
親にも子どもにも、それぞれの取扱説明書があります。

このブログで大切にしていること

療育を頑張ることだけが、親子の幸せではありません。
子どもに合う関わり方を見つけること。親自身も自分らしく生きること。学校や社会との橋渡しをすること。
その積み重ねが、子どもにとって「大人になるって楽しそう」と思える家庭を育てていくと考えています。

動画で学ぶ YouTubeでは伝えきれない内容を、noteで自分のペースで学べます。
一緒に整理する 60分の1:1相談で、今の困りごとを言葉にして整理します。
深く伴走する 本当に必要な方のみ、個別の継続サポートをご案内します。

子どもの読解力がすぐ伸びる魔法の声かけ レビュー

「うちの子、文章を読んでも内容が入っていない気がする…」

「問題文を最後まで読まない…」

「国語だけじゃなく、算数の文章題も苦手…」

そんな悩みを持つ親御さんはとても多いです。

でも実は、“読解力”は特別な教材だけで伸びるわけではありません。

むしろ、毎日の会話や遊びの中で、少しだけ声かけを変えることが大きな鍵になります。

 

今回はこちらの本を読んでまとめ&レビューしていきたいと思います。

子どもの「読解力」がすぐ伸びる魔法の声かけ - 本は読まなくてOK! -

子どもの「読解力」がすぐ伸びる魔法の声かけ - 本は読まなくてOK! -

 

今回は、日常の中でできる“読解力を育てる魔法の声かけ”をまとめてみました。

特別な準備は必要ありません。

今日からすぐ使えるものばかりです。

 

読解力がある子って、どんな子?

まず最初に、読解力とは何かを整理してみます。

読解力がある子は、ただ本が読める子ではありません。

例えば、こんな特徴があります。

  • 相手の話を聞いて状況を理解できる
  • 「なんで?」を考えられる
  • 言葉の意味を推測できる
  • 前後の流れから想像できる
  • 比較したり分類したりできる
  • 自分の考えを説明できる
  • 話の要点をつかめる

逆に、読解力でつまずきやすい子は、

  • 単語だけを拾ってしまう
  • 全体像が見えない
  • 質問の意味を取り違える
  • 「なんとなく」で答える
  • 理由を聞かれると止まる

ということが起きやすいです。

だからこそ、「文字を読ませる」だけでは足りません。

大事なのは、“考える会話”を増やすことなんです。

 

読解力を伸ばす魔法の声かけ① 「なぜ?」を増やす

読解力を伸ばす上で、とても大切なのが“理由を考える力”です。

例えば、日常の中でこんな声かけをしてみます。

  • 「なんでそう思ったの?」
  • 「どうしてそうなったと思う?」
  • 「どうしてこの人は怒ったんだろう?」
  • 「なんでこの順番なんだろう?」

この“なぜ?”を考える習慣が、文章読解に直結します。

国語の問題でも、よく出てきますよね。

「主人公はなぜ悲しかったのでしょう」

「筆者はなぜこの言葉を使ったのでしょう」

でも、普段から“理由を考える習慣”がないと、突然問題だけ解こうとしても難しいんです。

逆に、日常の中で自然に「なぜ?」を考えている子は、読解問題でも強いです。

例えば、こんな場面。

おもちゃが壊れた時

「なんで壊れたと思う?」

友達とケンカした時

「どうして嫌だったんだろう?」

(アドラー的に言えば、このあとに「あなたはどうしたい?」「私にできることある?」と続けてほしいですが)

 

雨の日

「なんで今日は湿気が多いんだろうね?」

大人からすると普通の会話ですが、これが“考える土台”になります。

 

読解力を伸ばす魔法の声かけ② 「5W1H」を意識する

読解力が高い子は、“情報整理”が得意です。

そこでおすすめなのが、「5W1H」を使った声かけです。

  • いつ?(When)
  • どこで?(Where)
  • 誰が?(Who)
  • 何を?(What)
  • なぜ?(Why)
  • どうやって?(How)

例えば、学校から帰ってきた時。

「今日どうだった?」

だけだと、「普通」「楽しかった」で終わることがあります。

そんな時は、

  • 「誰と遊んだの?」
  • 「どこで?」
  • 「何して遊んだの?」
  • 「なんでそれが楽しかったの?」

と聞いてみる。

すると、子どもの中で情報整理が始まります。

これは、文章を読む時にも同じ。

文章の中から、

  • 誰が
  • いつ
  • どこで
  • 何をして
  • なぜそうなったのか

を整理する力につながります。

特に文章題が苦手な子は、“情報がごちゃごちゃ”になっていることが多いです。

だからこそ、普段の会話から整理する練習をすると、すごく変わります。

 

 

読解力を伸ばす魔法の声かけ③ 「問いかけ」で思考力を育てる

メモの中でも特に大事だなと思ったのが、“問いかけの種類”です。

実は、読解力が伸びる子って、「答えを覚えている子」ではなく、“考え方を育ててもらっている子”なんです。

例えば、こんな問いかけ。

「なぜかな?」(原因分析)

これは、出来事の理由を考える力です。

  • 「なんで雨が降ると地面が滑るんだろう?」
  • 「なんでこの子は怒ったんだろう?」
  • 「なんで音がこちらまで聞こえるんだろうね?」

こうした問いかけは、“表面”ではなく“原因”を見る力につながります。

 

「どうしたらいいかな?」(問題解決)

これは、困った時に“次の行動”を考える力。

  • 「どうしたら朝ラクになるかな?」
  • 「どうしたらケンカ減りそう?」
  • 「どうしたら宿題忘れないかな?」

読解問題でも、「このあとどうなると思う?」という予測問題がありますよね。

日常で問題解決を考えている子は、文章の流れを読むのも得意になりやすいです。

 

「要するにどういうこと?」(抽象思考)

これは、“まとめる力”です。

文章読解が苦手な子は、細かい情報に引っ張られて、全体が見えなくなることがあります。

そんな時に、

「つまりどういうこと?」

と聞くことで、“要点をまとめる力”が育ちます。

例えばテレビを見ながら、

「この話って一言でいうと何だった?」

と聞くだけでもOK。

これが説明文読解の土台になります。

 

「例えばどういうこと?」(具体化思考)

逆に、“抽象的な言葉を具体化する力”も大切です。

例えば、

「優しいってどういうこと?」

「協力するって例えば?」

こう聞かれると、子どもは実際の場面を思い浮かべ始めます。

読解問題では、“具体例”を理解できるかが大事な場面も多いです。

 

「何のためだろうね?」(目的意識)

「これって何のためにやってるんだろうね?」

と聞くことで、“目的”を考える力が育ちます。

例えば、

  • なんで宿題があるんだろう?
  • なんで順番を守るんだろう?
  • なんでみんなで掃除するんだろう?

こうした問いかけは、文章の“筆者の意図”を考える力にもつながります。

 

 

「そもそもそれってどういうこと?」(原点回帰)

「そもそもどういうこと?」

と聞くことで、“本質”に戻る力が育ちます。

例えば、

  • 「優しいってそもそもどういうこと?」
  • 「友達って何だろう?」
  • 「頑張るってどういう状態?」

こうした会話を重ねることで、子どもは“言葉の意味”を深く考えるようになります。

 

 

読解力を伸ばす魔法の声かけ④ 「比較」をする

読解力には、“違いを見つける力”も必要です。

例えば、

  • 犬と猫の違い
  • 夏と冬の違い
  • カレーとシチューの違い
  • 公園と学校の違い

こうした比較をすることで、特徴を捉える力が育ちます。

これは説明文の読解でとても重要。

例えば説明文では、

「AとBを比較しながら説明する」

という文章が多いですよね。

だから日常の中で、

「何が違うかな?」

を遊び感覚でやるだけでも、読解力の土台になります。

 

読解力を伸ばす魔法の声かけ④ 「分類ゲーム」をする

実は、読解力と“分類する力”は深く関係しています。

例えば、

生き物 → 動物 → 哺乳類 → 犬

というように、言葉には“仲間分け”があります。

これが理解できると、文章の構造も理解しやすくなります。

おすすめは「分類ゲーム」。

例えば、

犬を分類

  • ハスキー犬
  • 秋田犬
  • パグ

哺乳類を分類

  • ハムスター

脊髄動物を分類

  • 哺乳類
  • 鳥類
  • 爬虫類
  • 両生類
  • 魚類

動物を分類

  • 脊髄動物
  • 無脊髄動物

 

こういう遊びをすると、“概念理解”が育ちます。

そして、概念理解が育つと、文章全体をまとめて理解できるようになります。

 

読解力を伸ばす魔法の声かけ⑤ 「語彙」を増やす

読解力の土台になるのが、やはり語彙力です。

知らない言葉が多いと、文章は読めません。

だからといって、難しい単語帳をやる必要はありません。

おすすめなのは、“日常の中で言い換えを増やす”こと。

例えば、

「嬉しい」だけではなく、

  • ワクワク
  • ほっとした
  • 安心した
  • テンション上がった
  • 誇らしい

など。

「怒る」も、

  • イライラ
  • ムカムカ
  • 悔しい
  • 悲しい
  • 不安

と細かく分けてみる。

語彙が増えると、自分の感情も理解しやすくなります。

そして、人の気持ちも読み取りやすくなる。

これが物語文の理解につながります。

子どもの「読解力」がすぐ伸びる魔法の声かけ - 本は読まなくてOK! -

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「読ませる」より「会話」が大事

ここで大切なのが、

「ちゃんと読みなさい!」

を増やしすぎないことです。

読解力が苦手な子ほど、“読むこと自体”にエネルギーを使っています。

そこにさらにプレッシャーをかけると、

「読む=嫌なもの」

になりやすい。

だからこそ大事なのは、“楽しい会話”なんです。

例えば、

  • テレビを見ながら
  • 散歩しながら
  • ご飯を食べながら
  • お風呂で
  • 寝る前に

「なんでだろうね?」

「どう思う?」

を積み重ねる。

この積み重ねが、あとから大きな差になります。

 

読解力は「生きる力」

読解力というと、国語の成績をイメージするかもしれません。

でも実際は、読解力は“生きる力”そのものです。

  • 人の話を理解する
  • 空気を読む
  • 状況を整理する
  • トラブルの原因を考える
  • 自分の気持ちを伝える

全部、読解力につながっています。

だから私は、「読解力=勉強」ではなく、

「人と生きていく力」

だと思っています。

そして、その力は特別な教材だけではなく、毎日の親子の会話で育っていきます。

 

今日からできる!読解力を育てる声かけまとめ

最後に、今日からすぐ使える声かけをまとめます。

理由を聞く

  • 「なんでそう思ったの?」
  • 「どうしてそうなったんだろう?」

5W1Hを意識

  • 「誰と?」
  • 「どこで?」
  • 「何してたの?」
  • 「なんで楽しかったの?」

比較する

  • 「何が違うかな?」
  • 「どっちが似てる?」

分類する

  • 「これはどの仲間?」
  • 「同じグループに入るものある?」

語彙を増やす

  • 「それってどんな気持ち?」
  • 「他の言い方すると?」

こうした小さな積み重ねが、読解力を育てます。

そして何より大切なのは、

「正解を言わせること」ではなく、

“考えることを楽しむこと”。

ぜひ、今日から親子の会話の中で取り入れてみてください。

きっと、子どもの見える世界が少しずつ広がっていくはずです。

 

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