子どもが喧嘩した時、「謝りなさい!!」って命令してませんか?
謝る心を忘れないでほしい…
そんな風に思っている親御さんには特に読んでほしいです。
- 「兄弟喧嘩」の中に、優しさの芽があった日
- お風呂あがりに、次女が口にした言葉
- すると、次女の口から自然に出た「ごめんね」
- あなたへの問いかけ
- 心の裏にある“シャドウ”と、罪悪感という檻
- 子どもは、罪悪感じゃなく「理解」で変わる
- 大人にもよくあるシャドウの例
- なぜ日本人は「他人に厳しくなる」のか?
- でも、本当に必要なのは「影に光をあてること」
- 罪悪感で縛らない子育てへ
- まとめ|“罪悪感で動く子”より、“選べる子”に
- SNS発信
「兄弟喧嘩」の中に、優しさの芽があった日
2022年1月8日。
我が家でちょっとした“氷事件”が起きました。
長女が一生懸命つくった氷を、次女が「一個ちょうだい」と言った瞬間、長女はきっぱりと拒否。
「1個もあげたくない!」と。
それにショックを受けた次女は、プンプン怒っていました。
お風呂あがりに、次女が口にした言葉
「ママ、氷の話して」
これは、“あの出来事を心の中で整理したい”というサイン。
私は事実を振り返りながら、こんなふうに話しました。
「次女も、“全部自分で食べたい”って思うことあるよね?
そういう時は“全部食べていい”んだよ。
それができると、長女ちゃんが“1個もあげたくない”って言った気持ちも、ちょっと分かるかもしれないね」
すると、次女の口から自然に出た「ごめんね」
数分後、次女はこう言いました。
「長女ちゃん、さっきはごめんね」
そして長女も、にこっと笑って氷を1個、次女に渡しました。
誰かに言われたからじゃなくて、
自分で納得して、自分の言葉で謝ることができた。
私はこの瞬間に、深い学びをもらいました。
あなたへの問いかけ
・子どもに「謝りなさい」と言いたくなるとき、それは誰の“安心”のためですか?
・その子は、自分の感情を受けとめてもらったことがありますか?
心の裏にある“シャドウ”と、罪悪感という檻
最近、八木仁平さんのYouTubeで印象的な言葉がありました。
「罪悪感が人を縛りつける。
自分の“こうであってはいけない”というシャドウが、他人を責めたり嫌ったりする原因になる」
この「シャドウ(影)」というのは、心理学者ユングが提唱した概念で、「自分の中にある“あってはならない”と思い込んでいる性質」のこと。
たとえば——
「自己中心的な人って無理」と強く思う人は、自分の中に“自己中心的になってはいけない”という思い込み(=シャドウ)を抱えている可能性が高いんです。
子どもは、罪悪感じゃなく「理解」で変わる
次女は、罪悪感からではなく、自分の感情を受けとめてもらったことで、相手の気持ちも受け入れることができました。
その結果、心から「ごめんね」が言えたんです。
つまり、こういうこと。
「自分がやりたいようにやらせてもらえると、相手を許せるようになる」
大人にもよくあるシャドウの例
たとえば…
「不倫なんて絶対ダメ!」と思っている人が、芸能人の不倫報道に怒り狂っていたり。
「人に迷惑をかけちゃいけない!」と思っている人が、電車で少し騒ぐ子どもに猛烈に怒る。
こういうとき、相手の行動そのものよりも、自分が「そうなってはいけない」と必死に抑えてきた“影の自分”が刺激されて、過剰に反応してしまうのです。
なぜ日本人は「他人に厳しくなる」のか?
これは、日本人が“罪悪感”にとても強く縛られている文化だというのも大きいと思います。
「ちゃんとしなきゃ」
「迷惑をかけちゃいけない」
「空気を読まなきゃ」
こういった“いい人”の仮面(ペルソナ)をかぶって生きているぶん、その裏側にある“わがままな自分” “ずるい自分” “本音を言いたい自分”をどんどんシャドウとして封じ込めてしまう。
だから、その“ダメな自分”を他人に見たとき、猛烈に批判したくなる。
でも、本当に必要なのは「影に光をあてること」
子どもたちも、私たち大人も、本当は“いい人だけ”じゃなくて、いろんな側面を持っています。
わがままなときもあるし、優しいときもある。
独り占めしたいときもあるし、分けたいときもある。
だからこそ、「そんな自分でもいいよ」と自分に許してあげることが、他人を許す第一歩になるんじゃないでしょうか。
罪悪感で縛らない子育てへ
子どもが自分の“嫌な気持ち”を感じきって、「こうしたかった」と言葉にできたとき。そこから出てくる「ごめんね」は、本物です。
そして私は思います。
“許された経験がある子”だけが、相手を心から許すことができるのではないか。
自分の中のわがままな気持ちや、独り占めしたい欲求を「それでもいいよ」と認めてもらえた経験が、“選べる自由”をくれるのです。
たとえば…
「本当は独り占めしたいけど、今日は分けてあげよう」
「やっぱりこれは譲りたくないから、断ろう」
そんなふうに、罪悪感ではなく、納得感の中で選ぶことができる子に育っていく。
私たち大人が「こうあるべき」と押しつけるのではなく、子ども自身が選べる土台を育ててあげたいなと思うのです。
まとめ|“罪悪感で動く子”より、“選べる子”に
子どもが謝ることができるのは、「自分の気持ちを感じきって、整理できたとき」。
そこから生まれる「ごめんね」は、命令で絞り出すものとは、まったく別物です。
私たち大人ができるのは、子どもが「どんな自分も持っていていい」と思える土台を、
日々の対話や関わりでつくっていくこと。
罪悪感で縛る子育てじゃなく、“選べる自由”を贈る子育てにしたいなと心から感じました。
このあたりの話は、権利脳と義務脳の所で話してますので、よろしければ…
夢見る小学校とも親和性は高いと思います。
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