こんにちは、ゆうです。
発達障害児と知的障害児が受ける検査についての説明の第2弾です。今日は、言語検査についてのお話です。
発達検査、知能検査については、【1】をご覧ください。
目次
この記事はこんな方へ向けて書いています。
◆子供が発達障害、知的障害と診断された親御さん
◆先生から言語検査を取ると言われたが、どんな検査か知りたい方
この記事を読めばこのような結果が得られます。
◆発達障害、知的障害児がどのような言語検査を取るのかが理解できる
◆検査を受けた後にするべきことがわかる
言語聴覚士が取るメジャーな言語検査①【L-Cスケール】
対象年齢:0~6歳
最大の特徴は、言語コミュニケーション年齢(LC年齢)が出る所です。生活年齢に比して、言語の能力は、今何歳ぐらいなのか?ということがわかります。
例えば、生活年齢が5歳5か月の子が受けた時、このLC年齢が3歳5か月と出た場合、2年の遅れが生じていることがわかります。年齢的には年長さんでも、言語能力は年少さんレベルで、それ相応の対応が必要だということが理解できます。
また、
①お話を聞く力(言語理解)…物の名前や動詞、形容詞、色の理解ができているかなどを見ます。
②お話する力(言語表出)…お話する言葉はどのような言葉かを見ます。
③コミュニケーション…表情を読み取ったり、見立て遊び(人形に対してバナナに見立てた積み木を食べさせるか?)を評価します。
の3つの領域の年齢が出ます。
・言語理解と表出で乖離があるのか?
・理解・表出とコミュニケーションで乖離があるのか?
・その子の長所となる所はどこか?
などを見ています。
言語聴覚士が取るメジャーな言語検査②PVT-R絵画語彙発達検査
『うちの子、言葉が出てないから言葉の検査なんてできないんでしょ?』
そう思っているママさんが多いのではないでしょうか?この検査で子供が行うのは『指さしだけ』です。発語がなくても指さしができていれば検査ができます。
名詞・動詞・形容詞・文章などの理解を測ることができます。
・名詞と動詞で乖離があるのか?
・動詞、形容詞はどこまで理解しているか?
・2語文、3語文はどこまで理解しているか?
などがわかります。
言語検査を受けたら、必ずST言語聴覚士に聞いてほしいこと
◆検査結果の数値
数値は頭に入れておきましょう。落ち込む必要はありません。現段階ではこの程度なのかということが分かったことで1歩を踏み出せているのです。
◆子供の特徴
先述しましたが、言語の理解と表出で乖離がある場合やそれほど乖離がない場合などでは対応方法が変わってきます。『検査結果から見れる我が子の特徴はどんな所ですか?』と聞いてみましょう。
◆長所
特徴もそうですが、長所を必ず聞くようにしましょう。ここはできないけど、こういう所が伸びているんだと理解することが何より重要です。
◆できれば、書面にしてまとめてくださいとお願いする
◆言語検査結果をかかりつけのドクターと共有しましょう。
もしかしたら、病院内でやってくれる所もあるかもしれませんが、体感的にはやってくれない場所がほとんどですね。必ずドクターに報告しましょう。
まとめ
言語聴覚士が行う言語検査2つをご紹介しました。見るべきポイント、ママから言語聴覚士へ聞いてほしいことをまとめました。検査はとても重要です。必ずサポートブックに用紙を入れておきましょう。
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