こんにちは、山田です。
前回の記事…書きたいことが多すぎて、書ききれなかったので、続きを記録しておこうと思います。
- 「勉強=苦しいこと」と思ってしまったのは、大人の“常識”かもしれない
- “やりたいこと”に「稼げるかどうか」のフィルターをかけないでいい
- やりたいことは“やってみた先”にしか見つからない。だから時間を投資しよう
- 挑戦する力は、“失敗しても怒られなかった”記憶から育つ
- “失敗”は、挑戦した人にしか訪れない感動と出会いの入口
- SNS発信
「勉強=苦しいこと」と思ってしまったのは、大人の“常識”かもしれない
作中で裕輔の父は、こんな言葉を残します。
勉強というのは本来、楽しいものだ。
大学とは、勉強が楽しくてたまらない人が、続けた結果として行く場所のはずだ。
──でも、現実はどうか?
子どもたちは「勉強は苦痛だ」と思い込んでいる。
そして、その背後には「親自身の思い込み」があるように思います。
「合格すれば後が楽になる」
「今は我慢しなさい」
「将来のために、今を犠牲にしなさい」
そんな“よかれと思って”の言葉が、いつの間にか子どもに「勉強=苦行」というイメージを植えつけてしまう。
私はこの場面を読んで、親として耳が痛かった。
自分も「(少しは…)勉強って我慢してやるものだよね」と思っている節があるから…。
でも本当は──
学ぶって、楽しいことのはず。
私自身、歴史が好きになったのが30歳を過ぎてから。
幕末の歴史を学びたい!!!!!と思ってからの私はもぉそれはそれは夢中で本や映画を観漁りました…。
その時のことを記した記事はこちら。
子どもが「なんで?」「これってどうなってるの?」って目を輝かせる瞬間。
それは誰かに言われたからじゃなく、自分の“知りたい”から生まれたもの。
「楽しいことを続けた結果、たどり着く場所」が学びであるはずなのに、
「苦しいことに耐えてたどり着く場所」になってしまっている。
それは、親である私たちの価値観が作ってしまった構図なのかもしれない。
だからこそ、私は子どもたちに「今この瞬間を楽しめる学び」を届けたいと思った。
答えが正しいことよりも、「知りたい…疑問に思えたこと自体が素晴らしい」って伝えたい。
私の価値観の一番土台に「内発的好奇心」があります。
これさえあれば…「自分からやりたい」さえあれば…自分で決断し、進めると思うのです。
“やりたいこと”に「稼げるかどうか」のフィルターをかけないでいい
作中、父は息子にこんな質問を投げかける。
「大学に入ったら、やりたいことはある?」
裕輔は答える。
-
海外旅行に行ってみたい
-
英語を話せるようになりたい
-
映画をたくさん観たい
-
ギターを弾けるようになりたい
どれも、純粋に「やってみたい」と思えることだった。
ところが、父はこう続ける。
「じゃあ、“将来やりたいこと”はある?」
その瞬間、ゆうすけは目を逸らし、「まだ決まっていない」と答える。
──同じ“未来の話”なのに、なぜ急に答えられなくなるのか?
それは、「やりたいこと」の前に、
≪お金が稼げるものの中で≫という無意識のフィルターをかけてしまっているからだ。
私はこのシーンを読んで、「うわぁ…まさに…」って思いました。
本来“やりたいこと”って、
「お金を払ってでもやりたいこと」だったはずだ。
学びたい、旅したい、作りたい、演じたい、知りたい。
そういう「心からのワクワク」を、「それで食べていけるの?」っていう“条件付き”で否定してしまうのは、夢を閉ざすフィルターに他ならない。
「大学での未来」と「将来の未来」、
同じ未来なのに、評価の基準を変えてしまってるのは自分なんだ。
この場面を読んで、私は最近自己理解プログラムを終えた夫にこう聞いてみた。
「その仕事ってさ、稼げなくても、やってみたいと思う?」
夫は少し考えた後で、「あぁ、やってみたいね」と。
これこそが、【本当にやりたいこと】なのだ。
まずは「本当は自分、何にワクワクするんだろう?」って、お金のフィルターなしで考えることから始めていいんです。
本当は自分何にワクワクするんだろう?
あなたの本当にやりたいこと見つけませんか?見つける方法は、私(自己理解コーチ)が導くことができます。
やりたいことは“やってみた先”にしか見つからない。だから時間を投資しよう
父の言葉は、裕輔にこう語りかける。
自分がお金を払ってでもやりたいことを続けるからこそ、本当にやりたいことが見つかるんだ。
「やりたいことが見つかってから始めよう」じゃなく、
「とにかく気になったことに、自分の時間やエネルギーを注いでみる」
──そこからしか、本当のやりたいことって育っていかない。
この場面を読んだとき、私はハッとした。
私たちはつい、「確信が持ててから動く」ことを選びたくなる。
でも本当は──
やりながらじゃないと、“確信”って手に入らないものなんだ。
お金を払ってでもやりたい。
時間を使ってでも関わりたい。
それを続けていくうちに、やがて「人の役に立てること」が見えてくる。
そこまでいくには“熟成期間”が必要だというのも、すごくリアルで、深くうなずいた。
人生の最初から「これがやりたいです!」なんてわかる人なんて、ほとんどいない。
でも、自分が好きで続けたものだけが、“使命”に育っていく可能性を持ってる。
だから、「やりたいことが見つかったら始めよう」じゃなく、「少しでもやってみたいと思ったら始めよう」なんだ。
そして、子どもたちにもこの考え方を伝えたいと思った。
“とりあえずやってみること”を笑わずに応援できる親でありたい。
「やりたいって思ったこと、いいじゃん。やってみようよ」って言える大人でいたい。
挑戦する力は、“失敗しても怒られなかった”記憶から育つ


父は、子どもの頃を振り返るように語る。
小さい子どもは、挑戦に満ちている。
うまくいくかどうかなんて考えずに、ただ「自分でやってみたい」と思って動く。
たとえば──
お茶をコップに注ぎたがったり、
自分で服を選びたがったり、
一人で靴を履きたがったり。
でも、親はついそれを止めたくなる。「失敗されたら面倒だから」。
そして実際にこぼしたり、時間がかかったりすると──
「だから言ったでしょ!もう余計なことしないで!」
と叱ってしまう。
……私も、思い当たる場面がたくさんある。
でもその瞬間、
子どもの中で芽生えていた“やってみたい”という小さな挑戦の芽は、しぼんでしまうんだ。
怒られないようにするために、子どもは“新しいことに挑戦しない”という選択をするようになる。
この話を読んで、私はアドラー心理学の“勇気づけ”を思い出した。
アドラーは言う。
「勇気づけとは、困難を克服する活力を与えること」
そして、子どもに必要なのは褒められることではなく、勇気をもらうことだと。
💡「褒める」と「勇気づけ」の違い
-
褒める: 結果に対して評価し、上下関係を生みがち
→「すごいね!」「えらいね!」=親が決めた基準で○をつける -
勇気づけ: プロセスや気持ちに寄り添い、自信と自己決定感を育む
→「自分でやってみようと思ったんだね」「お水こぼれたけど、自分でやれたね!」
挑戦したこと自体を肯定された経験は、「失敗しても、自分の価値は変わらない」という安心感につながる。
だから私はこの本を読み、あらためてアドラー心理学を思い出し、「失敗を“怒る”のではなく、“支える”親でいたい」って強く思った。
子どもが何かにチャレンジしたとき、それが結果的に失敗だったとしても──
「やってみようとした、その勇気、すごいね」
って言ってあげられる自分でいたい。
“失敗”は、挑戦した人にしか訪れない感動と出会いの入口
父は裕輔に、そっと問いかける。
失敗とは、どういう状態のことを言うと思う?
試験で不合格になること? 思い通りにならないこと?
それは一見、失敗のように見える。
でも本当に恐れるべきことは、それじゃない。
「人生、すべてが望み通りだったら、楽しいと思うか?」
──答えは、NOだ。
例えるなら、
すべての展開が読めるRPG、一切ハラハラしないジェットコースターのようなもの。
安心はあるけれど、感動も、興奮も、ありがたさもない。
私たちは、思いどおりにいかない出来事があって初めて、当たり前の中にある“ありがたさ”に気づく。
水が出ることに感動しないのは、水が出ない経験をしたことがないからだ。
私はここを読んで、
自分のビジョンがまっすぐ胸に浮かんだ。
「可能性を無限大に信じあい、挑戦の連鎖が生まれる世界」
これを実現するために、私が一番大切にしたいのは、「失敗しても、それを悪いことだと思わない空気」。
挑戦の数だけ、失敗は起こる。
でも、失敗こそがその人の人生に感動や成長をもたらしてくれる。
作中の父の言葉が、すべてを代弁してくれていた。
「普通の人が“失敗”と呼ぶ出来事こそが、感動や感謝、新しい出会いといった“本当の幸せ”を運んでくれるんだ」
そして、最後にこの一言。
「人生における、たった一つの本当の失敗──それは、やりたいことがあったのに、挑戦しなかったことだ」
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Xでは、毎日発信しています。主に自己理解についてです。