【子どものアンガーコントロール実践記】ディズニーでの“赤になってる”発言に感動した日
はじめに
「また怒ってる…」「なんでそんなに怒るの?」
子育て中、子どもの“怒り”にどう向き合うか悩んでいる方は多いと思います。
でも、怒りって実は“大切なメッセージ”なんです。
今日は、感覚過敏をもつ我が子とのディズニーランドでの体験を通して、アンガーコントロール(怒りのコントロール)を育てるヒントをお届けします。
事件はディズニーで起きた!カヌーで服がぬれて…激怒!
ある日、家族でディズニーランドへ行きました。
楽しくアトラクションを回る中で、「カヌー」に挑戦。
ところが──
パドルを漕ぐうちに、次女の服に水がバシャッ!!
感覚過敏の次女にとって、「服がぬれること」はとても強いストレス。
その瞬間、表情がみるみる険しくなり…激怒モードへ突入。
怒鳴ったり、暴れたりはしなかったけれど、体はピンと緊張し、怒りがぐつぐつと煮えているのがわかりました。
トイレでの感動のひとこと「私は今、赤になってる!!!!」
その後、私たちは近くのトイレへ。
ようやく個室に入ったその瞬間、次女が言いました。
「私は今、赤になってる!!!!」
この“赤”は、私たち親子が使っていた感情の色マップでの「怒り」のサイン。
怒りを爆発させるのではなく、安全な場所で、自分の言葉で“怒り”を表現できたのです。
私はすぐにこう伝えました。
「トイレまで怒りを抑えてたんだね…すごい!!!!
ゆっくり表現できる所で表現できたね。」
ぬれたことも学びに変える:「今日はむずかしいってことがわかったね」
服がぬれたことで、次女は不快な気持ちになった様子。
でも、私はこんなふうに声をかけてみました。
「ぬれるのは嫌だったね。でも今日は、むずかしいってことがわかったことが100点満点だと思う。挑戦した勲章だね!メダルもらえるよ!!
今日この深いな気持ちがわかったから、次はやめておこう・もっかいやってみようってどっちか選べるでしょ?」
すると、次女は少し照れながらこう言いました。
「嬉しい気持ち。ママありがとう」
アドラー心理学ELM勇気づけ講座では、失敗の受け止め方という章があります。
そこでは、失敗はチャレンジの証であり、大きな目標へ取り組んだ勲章、再出発の原動力、次の成功の種、学習のチャンスと捉えることを教えられました。
また、「勝負強さを鍛える本」ジョン・C・マクスウェル(斎藤孝訳、三笠書房)
こちらの本では失敗を正しくとらえるために次のように紹介しています。
失敗(MISTAKES)とは…
M:人生についてフィードバックを与えるMessages(メッセージ)。
I:反省し、考える時間を与えるためのInterruptions(中断)。
S:正しい道を示すSignposts(道標)。
T:人間としてさらに成熟するためのTests(試練)。
A:チャレンジし続けるためのAwakenings(覚醒)。
K:つぎのチャンスへの扉を開けるKeys(鍵)。
E:まだ行った事のない場所へ誘うExplorations(探検)。
S:われわれの成長と進歩に対するStatements(評価)。
怒りは“行動した証”!自分で気づいて動けたら、それが100点!
怒りは“悪”ではなく、「自分を守るためのサイン」。
爆発させないために大事なのは、「どう表現するか」を学ぶこと。
表現方法だけ教えればいいのです。
その子が、怒りを感じたこと自体は、その子の感情です。子どもしかわからない聖域といってもいいでしょう。そこを否定することは親でも許されません。
今回は、安全な場所(トイレ)で、適切な言葉(赤になってる)で、自分の怒りを表現できたことが大きな前進でした。
おわりに:怒りを出せた日は成長した日
怒りは、行動したことの勲章。
うまくいかなくても、「表現できた」ことが100点!
子どもが怒りを言葉にできた日は、感情との付き合い方を学んだ“宝の日”だと思っています。
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この記事を書いている私はこんな人。
小6双子の母。自己理解コーチ、アドラーELM勇気づけ講座リーダー、言語聴覚士。
長女は、軽~中等度知的障害、自閉症スペクトラム。フリースクーラー。
次女は、軽度のADHD・自閉症スペクトラム。公立小学校の授業を自分で選択し、部分登校している(ハイブリットスクーリング)。
子育て中に、自己理解やアドラーの心理学を学んだり、教育移住を経験し、『人との対話』が世界で1つの家族の幸せに辿りつける方法だと気付く。 対話をするためには、自分をまず理解しないと始まらない。自己理解は他者理解に繋がる、そして、世界で一番小さな単位(自分と相手)の平和が世界平和に繋がると信じています。