「きーちゃん、見せてー!」
きーちゃんが一生懸命絵を描いていると、妹のりーちゃんがよくそう言っていました。
すると、きーちゃんは
「やだ!」
「見せない!」
と返します。
それを聞いたりーちゃんは、
「なんで見せてくれないの!」
と怒り始め、兄弟げんかへ。

今日は兄弟げんかの時に、どんなふうに考えて対処していたかをお伝えしたいと思います。
- 以前の私は・・・
- 「見たい」も大切。「見せたくない」も大切。
- 親が最初にすることは、正解を教えることじゃない
- 「分かってくれた」が安心になる
- そのあとに、選択肢を渡す
- 兄弟げんかを止めるより、気持ちをつなぐ
- 親はジャッジ役じゃなく、通訳役
- 現在の双子の様子
- んなこたぁわかってら!でもそんな余裕ないねーん!って思った人へ
- 最後に
以前の私は・・・
「きーちゃん、ちょっと見せるくらいいいじゃない。」
と声をかけていました。
でも、その言葉をかけるたびに、きーちゃんはもっと怒ってしまうんです。
なぜだろう。
そう考えたとき、あることに気付きました。
私は、「見たい子」の気持ちしか見ていなかったんです。
「見たい」も大切。「見せたくない」も大切。
りーちゃんは、
「お姉ちゃんの絵が見たい!」
そんな純粋な気持ち。
一方、きーちゃんは、
「今は途中だから見せたくない。」
そんな気持ちでした。
どちらも悪くありません。
どちらも、とても自然な気持ちです。
親が最初にすることは、正解を教えることじゃない
ここで私が変えたことがあります。
それは、
まず、子どもの気持ちを代弁すること。
りーちゃんには、
「見てみたいって思ったんだね。」
きーちゃんには、
「今は見せたくないって思うんだね。」
ただ、それだけ。
アドバイスもしません。
注意もしません。
まずは、
「ママは分かってくれた。」
そう思ってもらうことを大切にしました。
「分かってくれた」が安心になる

子どもは、
問題を解決してほしい前に、
気持ちを分かってほしい生き物です。
「見たい。」
も、
「見せたくない。」
も、
どちらも受け止めてもらえると、
子どもの心は少し落ち着きます。
この「安心」があるからこそ、その後の提案が届くようになるんです。
そのあとに、選択肢を渡す
気持ちを受け止めたあと、私はこんなふうに声をかけていました。
「そっか、りーちゃんは見たかったんだね。」
「きーちゃんは今は見せたくないんだね。」
そして、
「じゃあ、きーちゃんが終わるまで、ママと遊ぼっか?」
「一緒に折り紙しようか?」
「本を読もうか?」
「おやつの準備を手伝ってくれる?」

そんなふうに、
待つ時間を過ごせる選択肢を渡しました。
待つことは、大人でも難しいことです。
だから、「待ってね」だけではなく、
待てる環境を作ることも親の役割なんだと感じています。
兄弟げんかを止めるより、気持ちをつなぐ
以前の私は、
「早くケンカを終わらせよう。」
そう考えていました。
でも今は違います。
まず、
「見たい。」
「今は見せたくない。」
両方の気持ちを通訳する。
そのあとに、
お互いが困らない方法を一緒に考える。
すると、不思議なくらい兄弟げんかが減っていきました。
親はジャッジ役じゃなく、通訳役
子育てをしていると、
つい、
「どっちが悪い?」
と考えてしまいます。
でも、本当に必要なのはジャッジではなく、通訳なのかもしれません。
「見たいんだね。」
「今は見せたくないんだね。」
たった一言でも、
子どもは「ママは私の味方なんだ。」と感じられます。
その安心があるからこそ、次の一歩を一緒に考えられるようになります。
現在の双子の様子
現在、中1の双子。
ほとんど喧嘩しなくなりました。
喧嘩をしそうになっても、
「まぁ、きーちゃんはこんなんだしね。」
「きーちゃんはそうやって思うんだね。」
と物事を俯瞰して話し合えるようになりました。
怒りやすかったりーちゃんに集中的にこの取り組みをした結果、
先日、私と夫の喧嘩すら、
「ママは、⚪︎⚪︎って思うんだよ、パパ。」と通訳してました(笑)
本当に素晴らしい子だなと思いましたwww
んなこたぁわかってら!でもそんな余裕ないねーん!って思った人へ
「子どもの気持ちを代弁する。」
たったそれだけ。
でも、
「そんな余裕ないよ。」
って思いますよね。
私もそうでした。
一日が36時間あれば…
心にもっと余裕があれば…きっとできるのに。
そう思っていました。
でも、ある日アドラー心理学を学んで、
ハッとした言葉があります。
「できない」のではなく、「やらない」と決めている。
最初は、
「いやいや、そんなことない!」
と思いました(笑)
でも、よく考えてみると、私も子どもの気持ちを無視したかったわけじゃない。
ただ、他に優先したいことがあった。
早く家事を終わらせたい。
早くケンカを止めたい。
早く静かになってほしい。
早くご飯を作りたい。
つまり、
子どもの気持ちよりも、"今すぐ問題を終わらせること"を優先していたんです。
もちろん、それが悪いわけではありません。
疲れている日は、誰にでもあります。
でも、
「私は今、何を優先しているんだろう?」
そう問いかけるだけで、子どもへの関わり方が少し変わりました。
最後に
子育てって、「正しい声かけ」を覚えることよりも、
子どもの気持ちを一度、言葉にしてあげること。
その一手間が、兄弟げんかを減らしてくれることがあります。
私はこれを、
"親子の通訳"
と呼んでいます。
子どもの言葉だけでは届かない気持ちを、親がそっと翻訳してあげる。
そんな関わり方が増えたら、親も子も、少しずつ楽になるんじゃないかなと思っています🌱