赦し、信じて、手放すブログ

自己理解コーチ/アドラーELMリーダー/言語聴覚士/小6双子の母。自分が自分を大事にできる人生を✨

【兄弟喧嘩の止め方】わが家で試した“介入しすぎない”関わり方

こんにちは、山田です。

今日は、数年前の兄弟喧嘩と、最近の兄弟喧嘩を比較して見えてきた介入方法をお伝え出来たらと思います。

 

 

兄弟喧嘩、どう止める?そもそも止めるべき?


兄弟げんかって、毎日のように起こります。
「また始まった…😮‍💨」と頭を抱える親御さんも多いのではないでしょうか。

私も、双子の娘を育てる中で、何度も何度もこのテーマと向き合ってきました。
今日はそんな私の経験から、「兄弟喧嘩への介入の仕方」について、心理学や自己理解観点からお話したいと思います。

 

 

お姫様ごっこで大号泣!実際の兄弟喧嘩エピソード

ある日、長女がキーボードで好きな曲を流しながら「お姫様ごっこ」を楽しんでいました。
そこに次女が「私も入れて~!」と参戦。

でも…曲の好みがまったく合わない💦
「この曲がいい!」「やだ、こっち!」とぶつかり合い、最終的に長女が泣いて私のところへ助けを求めてきました。

後から聞くと、長女は本当は一人で遊びたかったそうなんです。
でも次女の「一緒にやりたい!」という気持ちも無視できず、結局ぶつかってしまいました。

 

 

“目的論”で見えてくる、本当の気持ち

アドラー心理学では「人の行動には目的がある」と考えます。
この時の長女の目的は「自分の世界を大切にしたい」
次女の目的は「一緒に楽しみたい」

求めているものがまったく違うのに、同じ場でぶつかってしまった。
それが“兄弟喧嘩”という形になったのです。

 

しかし、ここのポイントは、どちらも良い目的ということです。

長女だって自分の世界を大切にしたいというとても良い目的があるし、次女も一緒に踊りたいという良い目的があります。

 

親としての葛藤と、私の対応

この時、私自身も冷静ではいられませんでした。
どちらの気持ちも大切にしたいけど、感情がぶつかっている状況では、うまく話も聞けない。

とりあえず二人を引き離して、それぞれの話を聞こうとしたけれど…お互いにぎゃーぎゃーと泣いてしまいそんなことも言ってられない状況に…。

 

しかし、私は、このぶつかりこそ数年後に絶対解消される…と信じて、日記に書き記しました。解消されるまでに私が意識したことを1つシェアします。

 

 

成長と共に見つけた、わが家の新ルール

子どもは「選択できると安心する」

これは多くの子育て本に載っていることかなと思います。

 

私は、これを意識して、我が家では、こんな“選べるシステム”を導入しました👇

  • ① 一緒にやってOK

  • ② 今は一人でやりたい(No)

  • ③ 一緒じゃない形でならOK(時間をずらす、曲を別にする等)

この3つを紙に書いて、遊びの前やぶつかった時には、「どれがいい?」と選べるようにしています。

この方法にしてから、ぐっと衝突が減りました✨

 

選択肢を見つけることと同時にとても大事な考えがあると感じたのでシェアしますね。

 

発達特性がある子の“見えない理由”とケンカ

ある日、長女が突然ドアをバタン!と強く叩いたことがありました。
すぐ近くにいた次女は「うるさい!!!!」と本気で怒っていました。

でも、長女に理由を聞くと、
「風でドアが閉まったのは、○○ちゃん(好きなキャラ)がやったから。だから叱ったの!」と。

そう、知的障害と自閉症を持つ想像力豊かな長女の中では“風”ではなく“キャラクターのしわざ”だったのです。
彼女の中では、すでにストーリーができていたんですね。

 

 

紙に書くことで、気持ちが見えるようになった

この時も、私は「紙に書く作戦」で気持ちを可視化しました。

  • 次女:「うるさいからやめてほしい」

  • 長女:「キャラクターを叱らなきゃいけなかった」

しかし次女は「そんなのいないよ!?」とリアリストなのでずばっと言います。私は次女に「長女の中には、そのキャラが本当に存在しているんだよ」と伝えました。


すると、次女は少し考えてから、こう言ったのです。

「じゃあ、そのキャラクターを絵に描いて、その絵を叩いたらどうかな?」

それに長女も「それ、いいね!」と大喜び。
私たちは風船にキャラクターを描いて、天井からぶら下げました🎈

長女は、そのキャラに話しかけたり、注意したりするようになり、騒音の問題は自然と収まりました。

 

 

“現実と想像”をつなぐのは、想像力の交換だった

このエピソードを通して感じたのは、
正しさをぶつけ合うより、想像力を交換し合うことの大切さです。

「そんなのあるわけない!」で終わらせるのは簡単だけど、
「そういう世界があるんだね」と受け入れることで、
子どもたちは“歩み寄り”という力を身につけていく。

そしてそれを導いたのは、「話す」ではなく「書く」ことでした。

 

兄弟喧嘩の本質は、“気持ちの伝え方”の練習

兄弟喧嘩って、“悪いこと”ではないんです。
むしろ、それぞれの「気持ちの伝え方」を練習している貴重な時間。

親がすべきなのは、正しさで裁くことでも、無理に仲直りさせることでもなく、
“気持ちを翻訳する”サポーターであること

特に、発達特性のある子どもたちの心の世界は、ちょっと覗いてみると、とても美しくて面白いんです。

 

最後に…

兄弟喧嘩は、親にとっても感情が揺れる瞬間。
でもその中には、育ちの種がたくさん眠っています。

 

兄弟喧嘩に悩めるお母さんは素晴らしいです。

お子さんへの愛が深いですね💛

あなたはきっと大丈夫。そんな素敵なママに育てられたお子さんならきっと大丈夫。

 

いつもありがとう。

 

 

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この記事を書いている私はこんな人。

小6双子の母。自己理解コーチ、アドラーELM勇気づけ講座リーダー、言語聴覚士。

長女は、軽~中等度知的障害、自閉症スペクトラム。フリースクーラー。

次女は、軽度のADHD・自閉症スペクトラム。公立小学校の授業を自分で選択し、部分登校している(ハイブリットスクーリング)。

子育て中に、自己理解やアドラーの心理学を学んだり、教育移住を経験し、『人との対話』が世界で1つの家族の幸せに辿りつける方法だと気付く。 対話をするためには、自分をまず理解しないと始まらない。自己理解は他者理解に繋がる、そして、世界で一番小さな単位(自分と相手)の平和が世界平和に繋がると信じています。