こんにちは、山田です。
今日は、最近見た動画で衝撃的なのがあったのでご紹介したいと思います。
- ユニークな学校はどう生まれるか 映画『夢見る小学校』を題材に。
- 教える教育から子どもに任せて待つ教育へ
- 公立で通知表を出す義務はない。
- 子どもが幸せだから校則がなくてもいいんです。
- 私達、親世代に求められる力は、私達自身がアクティブラーニングをすること
- ルールメイキングで、小さいことから変えていける
- まとめ
ユニークな学校はどう生まれるか 映画『夢見る小学校』を題材に。
ユニークな学校はどう生まれるか 映画『夢見る小学校』を題材に。
私の大好きな先生方が出ていらっしゃったので、食い入るように見てしまいました。
先生方のお言葉を、発達ママ達に伝えたいので、ぜひここでまとめさせていただきたいと思います。
教える教育から子どもに任せて待つ教育へ
こちらの動画では、南アルプス子どもの村という私立の学校が紹介されています。
ないものづくしの学校
こちらの学校の特徴は↓
・チャイムがない。
・テストがない。
・宿題がない。
・通知表がない。
・職員室で仕事ができない(笑)
・大人がクラスやイベントを決めない。
などないものづくしだそうです。
失敗が許される場所
そんなないものづくしの学校は、『失敗が許される場所』だとお話していました。
失敗が許されるって当たり前のようで、当たり前じゃない気がします。
私達大人は、許せないものだらけではないでしょうか。
人間って『許された経験があるから許してあげられる』ようになるのではないでしょうか。
人間は失敗をする生き物だ。絶対に失敗は0にはならない。
0にならないのであれば、そこから何かを学べばいい。
失敗を沢山経験して許してもらえた数だけ、他人に優しくなれるし、成長できるのではないかと思っていました。
1人1票の権利
こちらの学校ではミーティングが多く、必ず生徒に1人1票という権利を与えられるそうです。
多数決で物事を決定することはないそうです。
数を数えるのは『少数派の意見を聞くため』。ショートカットせずに遠回りさせている。との言葉でした。胸が打たれました。
きっと中には
『もぉ早く決めようよぉ~』とジレンマを抱えている子、
『よくわかんないからなんでもいいやー』と思っている子、
『絶対こっちじゃなきゃいやだ』と思っている子、
色々いると思うんですよね。
そういうのをぜーんぶ机の上に出しちゃおうっていう姿勢ですよね。
色んなことを決定するのに沢山の時間を要するんだろうなぁと思います。
しかし、実際に政治の世界で物事1つ決まるのに時間がかかることを子ども達が体で経験することはとても意義があると私は思います。
公立で通知表を出す義務はない。
こちらは尾木ママの言葉でした。
『公立で通知表を出す義務はない、あれは劣等感を持つだけですよね』と。
首がもげるー-----!!!!!わーー---(笑)
あの通知表を見ることで、どれだけのママが『あぁ、私の育て方が悪いのね』と思っていることか!!!!
子どもの評価=親の評価として見ている人、絶対いると思うんですよ。
子どもの課題と、親の課題を切り離せないと、親の課題を子どもに押し付けて、無理やり勉強させて…不幸な子どもが増えるだけです。
60年以上通知表をだしていない長野県伊那市立伊那小学校の福田校長の言葉↓
『保護者には、子どもの良さを定期的に伝えている。伸びていない所を伝えても何もいいことない』
本当にこれです。
本田秀夫先生が、宿題は百害あって一利なしとおっしゃっていますが…
通知表、百害あって一利なしも言えそうですね(笑)
子どもが幸せだから校則がなくてもいいんです。
こちらは世田谷区立桜が丘中学校前校長の西郷孝彦先生のお言葉。
桜が丘中学校の最大の特徴は、校則がほとんどないに等しい中学校です。
校則が『礼儀と出会いと自分を大切に』だけですから…
遅刻OK、早退OK、制服私服どっちでもOK、ゲームOK、麻雀OK、ドローン飛ばしてOK
などなど、いろーんなことが許されている場所です。
ただ、治外法権ではないので、何か法にふれるようなことがあれば、すぐに警察に来てもらうそう。
ルールよりも先に生の肯定を
西郷先生がニーチェの言葉を紹介していました。
『自分がいつ死んでもよいと思っている者に対していかなる倫理も無力である。何よりもまず自分の生を基本的に肯定していること、それがあらゆる倫理性の基礎であって、その逆ではない。だから、子どもの教育において、第一になすべきことは、道徳を教えることではなく、人生が楽しいということ、つまり、自己の生が根源において肯定されるべきものであることを、体に覚えこませてやることなのである。自分の生を肯定できない者にとってはあらゆる倫理は空しい。』
この言葉知ってました…しかし、西郷先生がおっしゃることで、私の中で腑に落ちました。
子どもに先にルールを教えるだけじゃダメなんですよね。
根底に生きることが楽しい、ここで生きていていいんだ、自分は自分でいいんだって思えないといけないのですね。
この信念を桜が丘中学校や南アルプス子どもの村では、先に教えてもらえるんですね…。だから、校則がいらない、ないものづくしで学校が回っているのだろうと思います。
私達、親世代に求められる力は、私達自身がアクティブラーニングをすること
私達世代って…まだまだ受験戦争時代で、受験で負けたらもぉ人生終わりだ…みたいな時代にいましたよね。勉強して点数取れれば肯定されるけれど、点数取れなければ自由を許されない…そんな風潮があった気がします。
私達とは違う時代を生きる子ども達にしてあげられることは、きっと『親自身が人生を楽しむ(そして、子どもを待ってあげること)』だと私は思います。
子どもの頃、許してもらえなかった遊び、点数取れないから諦めようって思っていたこと…そういうことを始めてみよう。自分の内的動機付けを開花させてみませんか?
そんなメッセージをもらった気がします。
ルールメイキングで、小さいことから変えていける
最後に、経済産業省でやっているルールメイキングという取り組みを紹介していただきました。
この校則変だよね…?と思っている生徒たちのため、外部から人材を派遣し、校則撤廃や追加していこうというプロジェクト。
たとえば、髪型でツーブロック禁止という校則があった学校。
この校則を撤廃したい生徒たちが、なぜツーブロックが禁止なのか校長先生に尋ね、『就職に不利だから』という回答をもらったそうです。
そして、学校周辺の企業に尋ねにいったそうです。面接でツーブロックにしていると不利ですか…と。そうすると、どこの会社もそれで落とすことはないという回答。
めでたくツーブロック禁止という校則を撤廃したそうです。
このような小さなものから、自分たちで変えられるんだぞ…という経験をさせてくれるそう。とってもいい取り組みですね~。
まとめ
子ども達のため…いや、それ以上に自分たちのために、私達が変わらねばならないときが来ているのでしょう。
学ぶことって…生きることって楽しい!!!!
知的好奇心をめちゃくちゃくすぐられました!!!
ぜひ、第2弾やっていただきたい!!!!
(全然まとめになってない…でも、書いて満足しましたw)
ママはいつでも100点満点!!!!
今日も頑張りすぎずにいきましょー!
今日もお付き合いいただき、ありがとうございました!
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言語聴覚士という専門家だった私が、発達障害児を育ててみて、わかったことは3つ。☆『自分という人間を知れば、子育てがしやすくなる。』
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