こんにちは~山田です。
今回も書籍アウトプット用記事です。
結論
主体性を取り戻せ!内発的動機付けに従え!!!
キーワードは3つ
①主体性のリハビリを食い止めろ。
②価値観に戻ろう。何のために働くのだろうか?
③自分の失敗を許容して、失敗できる場所を沢山作ろう。
①主体性のリハビリを食い止めろ。
衝撃的な事実をここで知りました。
ベーシックインカムを導入されたら、どうする?と日本人と外国人の学生に聞いた調査があったそうです。
結果、
日本人の学生は「お金がもらえるなら働かない」、
外国人の学生は「生活のためのお金が心配ないなら沢山挑戦できる」
と答えたそうです。
本当に衝撃でした。ここまで、私達日本人は主体性を削られてきたのでしょうか…。
その末路が、この結果です。
限定された評価基準での競争で育った私達
なぜこんなことになってしまったのでしょうか…。
植松先生のたとえ話がとても秀逸だったのでここでご紹介します。
人間はさまざまな個性を持って生まれてきます。
車で例えるならば、トラックとして生まれてくる子もいれば、油圧ショベルで生まれてくる子もいます。フォークリフトやスポーツカーもいるでしょう。
生まれた時は大人たちから「誕生してくれてありがとう」と言われ、少し成長したら笑った、話した、歩いたと大人たちに喜ばれます。6歳になればランドセルを買ってもらい、小学校に入学します。しかしその門をくぐった瞬間、いきなりサーキットが広がっているんです。
サーキットをぐるぐる走れと言われます。
スポーツカーで生まれた子はラッキー。
たまたま油圧ショベルで生まれた子は頑張ってもスピードは時速10キロぐらいしか出ませんから大変です。
だから、自分の持ち味のショベルやキャタピラーを外し、なんとか奮闘するわけですが、いくら頑張ってもスポーツカーには勝てません。その結果、そのうち勝負を挑むことを諦めるようになります。個性が潰されてしまうわけです。
これが学校という所が与える「限定された評価基準での競争」という価値観です。
大人は勝てば自信が増えると思っています。でも、誰かが勝つということは一方で誰かが負けているということ。そのことから目を背けてはいけないんです。なぜかというと比べて手に入った自信というものは優越感でしかないから。優越感のすぐそばには劣等感があります。優越感を大きくすればするほど、劣等感も大きくなっていくだけなのです。
小さい頃から、比較することが癖になってしまうと、あなたの個性が潰され、誰かの個性を潰している…この重罪にどれだけの人が気づいているのだろうか…?と考えさせられました。
そして、さらに追い打ちをかけるような事実を知りました。
私達が主体性=内発的動機付けで動けるようになるために、
小1で1カ月必要だそうです。
中1で1年、
高校生の場合3年、
社会人の場合、最低でも5年がかかるそうです…。
工藤先生は、これを「主体性を戻すリハビリ」と呼んでいます。
一人でも多く…この限定された評価基準での競争から降りて、それぞれの1人の人間としての評価基準を持って生きていってほしい。そのためには、まずは自己理解プログラムが教育に浸透することが先決だ。強く思いました。
ルールを守れは正義なのか?
そのためには、民主的な対話の方法を学ばないといけません。
【ルールは守れ】ではなく、「今、自分が当たり前って思ってることって本当かな?みんなで一緒に考えませんか?」と言える大人や先生を増やしていくべきではないかと思います。
印象に残ったフレーズがあったので紹介します。
日本人は【反省をお辞儀の角度×お辞儀の時間+涙だと思っている人が多い】。
まさに……………。
日本から汚職事件がなくならないのは…抜け道が存在してしまうのもこういう民主的な対話ができず、ルールを見直すことをしていないからではないでしょうか。
②価値観に戻ろう。何のために働くのだろうか?
教師や保護者が常に先回りをしてよかれと思って多くの宿題を出したり補習をさせたり、家で勉強させたりと子ども達にあれこれ手をかけすぎて結果としてサービスに慣れきってしまった子ども達を育ててきてしまいました。
サービスに慣れ切った子ども達は、他力本願で自己決定ができません。
自己決定できない子どもは、うまくいかないことが起こるとすぐに人のせいにしたり環境のせいにして結果として幸せになれないのです。
本来は学べば学ぶほど人生は豊かになり、人は幸せになるはずなのに、そうなっていかないのは、学ぶ目的と手段を間違えているからだと思います。
前回の記事でも解説しました。
人生を豊にするために、学ぶのです。学ぶことが目的となった人生は虚無です。
私達は自分の価値観を大事にしたいから働くのです。
働くことを目的にしてはいけません。
家族と一緒にいるために、早く帰って、団らんの時間を作るためにどうしたらいいだろう?と考えて、自分の得意を使って働くのです。
それがいつの間にか逆転している人がどれだけ多いことか。
時間の奴隷になっている…。
ちょっと話逸れますが、児童書のモモを読んでみてほしい。
私達の幸せは、意外に近くにあるのに、何の幻想を私達は見せられているのでしょうか。
私の好奇心が爆発した瞬間
私は、学生の頃、歴史が大嫌いでした。今の私からは想像できません。
小学校の頃から昔の人が何をしたとか何年に何をしたとか…なんでやるんだろう…?ってずーっと思っていました。
そんな私が、歴史にハマったのは、徳川慶喜のドラマを見てからです。
長い長い徳川が納めていた国の当たり前を見直し、未来を見据えて、大政奉還(政権を朝廷に返した)することを決意した徳川慶喜。
この人がこの決断をしていなかったら…?
それより前には、世界の紛争に巻き込まれないように、鎖国を決意した3代目徳川家光。
この人がこの決断をしていなかったら…?
私の中で、パラレルワールドが広がっていった瞬間でした。
今、この平和な国に暮らせているのは、未来の私達を思いやってくれた祖先たちなのです。
それに気づけた瞬間から、私の好奇心は爆発しました。
私の場合、価値観に発見や感謝というワードがあります。
見えてないものが見えた瞬間にとてつもなく喜びを感じます。
内発的動機付けによる価値観が満たされた瞬間…私達は爆発的な生きる意味を見つけるのではないでしょうか。
③自分の失敗を許容して、失敗できる場所を沢山作ろう。
次世代の子ども達には、こんな風に、興味を爆発させてほしいと思います。
そのために、私は、自分の失敗を許容して、他人の失敗に寛容になり、勇気づけをしていくことが重要と考えます。
そして、学校という場所が、失敗を安全に沢山できる場所になっていることを望みます。
私達は、みんな得意不得意があります。失敗により苦手を認識する。そして、それに対してどう対処していくか?長所でカバーするのか?テクノロジーに任せるのか?それともやらないと決めるのか?
はたまた【助けて】と周りにいうのか?
ここが一番重要だと思います。
あなたの苦手が得意な人がいる。あなたの得意が苦手な人がいる。だから【助け合って生きていくこと】が私達はできるのです。
好きと困ったが出会ったら新しい仕事が生まれる
植松さんが素敵なことを教えてくださいました。
残念なことに子どもだけでなく、僕たち大人もふくめて日本は年々好きや困ったを言葉にすることができなくなっているように思う。日本で新しい画期的な仕事が生まれてこなくなっているのだと思います。いま、面白いものが全部海外から入ってきているのは日本人が好きを語れず、困ったを言えない教育を受けているから。
「好き」と「困った」が出会ったら新しい仕事が生まれて、その仕事に取り組むことで、人は生活していけると思っている。
みんなの困ってることは何ですか?
問題意識はなんですか?
許せないことって何ですか?
納得してないことって何ですか??
おせっかいしちゃうことってなんですか?
心の声を呼び起こしてみてください。
もっともっと世の中に抗っていきましょう。
それが仕事になります。
麻痺してる場合じゃない…リハビリを早急に終わらせ、
過去の人達が紡いでくれた歴史のバトンを次世代に渡しましょう。
八木さんの動画も参考になるので、ぜひ。
まとめ
主体性を取り戻すために、自分の価値観を見つめ直し、それに基づいて行動する重要性をお話しました。また、失敗を許容し、助け合うことが新しい価値や仕事を生む鍵です。
微力は無力ではない。
私は1人になってもこの日本の納得いかないを発信を続けていきたいと思います。
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私のやりたいことは…
日常を振り返る時間がなく近くにある静的な幸せを見失って自己嫌悪している人を、充足感溢れる穏やかな状態にするために、世界で1つのオリジナルの生き方を一緒に見つけていくことです。
私のビジョンは…
可能性を無限大に信じ合い、挑戦の連鎖が生まれ続ける世界を目指すこと。
私の使命は…
ドリームキラーがいなくなり、母性愛で包まれ外発的動機付けで動く人間をなくすことです。
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