こんにちは、山田です。
今日は、「すぐにキレる子ども」にどう対応したらいいの!?とお困りの親御さんへ我が家の出来事をシェアしたいと思います。少しでも気づきになると嬉しいです。
- この記事でわかること
- はじめに:わが家で起きた「コード踏んだ事件」
- 怒りは“氷山の一角”:「一次感情」と「二次感情」の話
- 次女の場合:不安と“最悪の事態”を想像する力
- 子どものレジリエンス(心の回復力)は育てるもの
- 怒りのあとに伝えた「安心の種」
- 怒りの後こそ、思いやりのチャンス!!!
- まとめ:怒っている子どもに、どう寄り添えばいい?
- おわりに:怒る子を責めずに、“橋をかける”親でいよう
- SNS発信
この記事でわかること
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子どもが「すぐキレる」本当の理由
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一次感情と二次感情の違いとは?
-
怒りの裏にある“困りごと”への寄り添い方
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レジリエンス(心の回復力)を育てる親の関わり方
はじめに:わが家で起きた「コード踏んだ事件」
2021年12月。わが家で起きたちょっとした“事件”がありました。
ある日、次女が突然、大声で泣きながら怒っていたのです。
「長女がiPadの充電コードを踏んだ!!コンセントが抜けちゃった!!」
大人からするとコンセントが抜けたぐらいでそんな大騒ぎする!?と思う出来事…。
かなり怒っていて、長女にも強く当たってしまい、家の空気が一気にピリつきました。
一見ただの兄弟喧嘩に見えるこの出来事――
でも、後で冷静になった次女が教えてくれた“本当の気持ち”が、私にとって大きな学びになりました。
「長女ちゃんはわざとやったの?って思って…
コンセント壊れたかもって思ったの。
壊れたらもう充電できないし、iPadが0%になったら遊べなくなるじゃん!」
その時、私が強く実感したのは、
子どもの“怒り”の裏には、もっと繊細で複雑な感情があるということでした。
怒りは“氷山の一角”:「一次感情」と「二次感情」の話
「すぐキレる子ども」という言葉、聞いたことありますよね。
でも本当に「キレやすい性格」なのでしょうか?
実は、怒りという感情は心理学的に「二次感情」と呼ばれています。
その下には、“もっと根源的な感情=一次感情”が隠れています。
たとえば…
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不安(例:遊べなくなったらどうしよう)
-
恐れ(例:壊してしまってママに怒られるかも)
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悲しみ(例:大事にしていたものが壊れたかも)
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焦り(例:時間がないのにどうしたらいい?)
このように、怒りの下にある一次感情に気づいてあげることが、関わり方のカギになるんです。
次女の場合:不安と“最悪の事態”を想像する力
うちの次女は、慎重な性格です。
“びびり”とも言えるくらい、何かあるとすぐに「最悪の事態」を想像します。
これは大人の目線で見れば“ネガティブ”に感じるかもしれませんが、「リスクに敏感な力」とも言えます。
*ここも結構重要で、「最悪の事態を想像するビビりな子」と見るか、「リスクに敏感な力が強い」と見るか…で子どもの成長は変わってきます。
詳しくはこちらの記事もご覧ください。
ただ、子どもはまだ経験値が少ないので、
-
「実際はそう簡単には壊れない」
-
「壊れても代わりがある」
といった“選択肢”が思いつきません。
そのため、“ひとつの出来事=世界の終わり”のように感じてしまい、爆発的な怒りになって出てくるんです。
子どものレジリエンス(心の回復力)は育てるもの
このように、怒ってしまう背景には「困っていること」があります。
それに気づかないと、
-
「また怒ってる」
-
「すぐ怒るのやめなさい」
と、“感情だけ”を注意してしまう結果に。
でも、子どもはまだレジリエンス(resilience)=心の回復力が未熟です。
レジリエンスとは?
落ち込んだり、失敗したり、傷ついた後に、気持ちを切り替えたり、立て直す力のこと。
この力は、失敗や感情の経験を繰り返す中で、少しずつ育っていくものなんです。
怒りのあとに伝えた「安心の種」
私が次女に伝えたのは、たった2つのこと。
-
踏んだからといって、すぐに壊れるわけではないよ
-
万が一壊れても、替えの充電器はあるよ
この2つを丁寧に、落ち着いて伝えただけで、
「ママ、ありがとう」
と、あんなに怒っていた次女の顔がふわっと柔らかくなりました。
怒りの鎧の下にある“困っていた気持ち”に寄り添えたとき、子どもは安心できるのです。
怒りの後こそ、思いやりのチャンス!!!
その後、長女が素直に「ごめんね」と謝ったとき。
私は次女にこう伝えてみました。
「長女ちゃんは謝ってくれたね。あなたが“できなくなると不安だった”ってちゃんと伝えたら、きっと伝わるよ。」
すると、次女は頷きながら、
「…不安だったの。次は気をつけてねって言うね。」
と、穏やかに自分の気持ちを伝えることができました。
まとめ:怒っている子どもに、どう寄り添えばいい?
怒っているとき、子どもは自分の気持ちを上手に言葉にできません。
だからこそ、大人が「怒りの裏にある気持ち」を想像してみてください。
-
怒りはサイン。下にある“困りごと”に注目しよう
-
子どもはまだ“気持ちのリセット方法”を知らない
-
フォローの仕方・選択肢を具体的に見せてあげよう
-
レジリエンスは「経験」と「安心」の中で育っていく
おわりに:怒る子を責めずに、“橋をかける”親でいよう
「また怒ってる」「困った子だな」と思う前に。
その子の心の中では、今まさに“パニック”や“恐れ”が渦巻いているのかもしれません。
怒りをしずめる魔法は、特別な言葉じゃありません。
ただ、「大丈夫だよ」「一緒に考えよう」と言ってもらえるだけで、心はふっと軽くなります。
そして、怒りのあとに「気持ちを伝えられた」成功体験が、
その子の中に自分を立て直す力(レジリエンス)として積み重なっていくのです。
一人でも多くのお子さんが「困らせる子」ではなく、「困っている子」と気づいてもらえる社会になるよう私は発信活動を続けていきます。
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この記事を書いている私はこんな人。
小6双子の母。自己理解コーチ、アドラーELM勇気づけ講座リーダー、言語聴覚士。
長女は、軽~中等度知的障害、自閉症スペクトラム。フリースクーラー。
次女は、軽度のADHD・自閉症スペクトラム。公立小学校の授業を自分で選択し、部分登校している(ハイブリットスクーリング)。
子育て中に、自己理解やアドラーの心理学を学んだり、教育移住を経験し、『人との対話』が世界で1つの家族の幸せに辿りつける方法だと気付く。 対話をするためには、自分をまず理解しないと始まらない。自己理解は他者理解に繋がる、そして、世界で一番小さな単位(自分と相手)の平和が世界平和に繋がると信じています。