- 🍼 どう育てたら正解なの? 子育て中に迷いがちなあなたへ
- 🧩「どちらを選べば自分を好きでいられるか」──日々の選択が未来をつくる
- 🧠 義務脳から、権利脳へ──減点方式の生き方を卒業する
- 🌱 義務で生きると、自信は育たない──“自然とできること”を育てるということ
- 🏠 自己肯定感=頑丈な家。親の器が、子どもの器を育てる
- 🔧 ルールは守るもの? 変えるもの?
- 🌟 挑戦する人を、もっと讃えよう。まずは自分に集中するという選択から
- 🚀 行動する人が笑われる社会に、未来はない
- 💬 最後に届けたいこと
- SNS発信
🍼 どう育てたら正解なの? 子育て中に迷いがちなあなたへ
「どう子どもを育てたらいいのか分からない」
「この選択は合ってるのかな…?」
そんなふうに迷いながら、毎日を過ごしていませんか?
私自身、子育てをしながら「自分を犠牲にしている感覚」に疲れを感じていたとき、この一冊に出会いました。
谷口たかひささんの『自分に嫌われない生き方』。
この本は、子育てのハウツーではなく、“自分との付き合い方”を変えることで、子どもへのまなざしも変わっていく”ことを教えてくれます。
🧩「どちらを選べば自分を好きでいられるか」──日々の選択が未来をつくる
この本の中で、谷口たかひささんがこんなことを語っています。
「イギリスケンブリッジ大学の研究によると、人は一日に3万5千回判断を行うといいます。
この毎日無数に繰り返す判断を、僕は“どちらを選べば自分のことを好きでいられるか”を基準に決めるようにしています。」
──その言葉を読んだとき、私はハッとしました。
私自身、自己理解プログラムで自分の価値観を言葉にしてから、少しずつ「自分を大事にする選択」が何か分かるようになってきました。でも、子育てをしていると、毎日の判断が“誰かのため”になりがちです。
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栄養バランスを考えたご飯を作るべき?
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怒らずに声をかけた方がいい?
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習い事に通わせた方がいい?
そうやって「正しいかどうか」「人にどう思われるか」で判断していたけれど、谷口さんの言葉はその軸をスッとずらしてくれました。
自分が“好きでいられる方”を選ぶ。
私にとっては、
・体を大切にする時間
・食事を楽しむ時間
・日記や振り返りをする時間
・読書する時間
・家族へ「よい出し」をする時間
・家族に感謝を伝える時間
これらが守れている日は、たとえ家事が終わっていなくても、少し心に余白がある。
そんな自分を、私はちょっと好きでいられます。
そして、これらを守ることができていれば、あとは自分の可能性を信じて、友人たちとワクワクする方の未来が想像できる方を選ぶだけ。
その選択肢がきっと、私と家族の未来を少しずつ明るくしてくれるんだと思いました。
🧠 義務脳から、権利脳へ──減点方式の生き方を卒業する
谷口たかひささんの本には、こんな一節があります。
「日本では“義務”は教えるけれど、“権利”は教えない。
ヨーロッパのある教育機関で初めてその言葉を聞いたとき、雷に打たれたような衝撃を受けました。」
これは、私自身も子どもを育てながら何度も感じてきた違和感そのものでした。
「~しなさい」「~してはいけません」——多くの子どもたちが、小さな頃から“やるべきこと”と“やってはいけないこと”の間で育てられてきます。
知らず知らずのうちに、頭の中は「義務脳」になっていきます。
何かに取り組むときも、「やらなきゃ」と無理やり奮い立たせて、心が置き去りになる。
そして大人になっても、「やるべきだから」で生きてしまう。
でも、谷口さんはこう言います。
「自分に無理やり何かをさせることができるのは、究極、自分自身しかいません。
誰に何と言われようとも、“やらない”という選択肢はいつでも残されているのです。」
私はこの言葉を読んで、「ああ、子どもにも自分にも“やってもいいし、やらなくてもいい”という視点を持ちたい」と思いました。
実は、私が学んだ自己理解プログラムには、まさにこの“義務脳”から“権利脳”へと視点を切り替えるヒントが詰まっています。
このプログラムでは、他人の期待や評価(=外発的動機付け)をいったん手放し、**「100%自分のワクワク」に正直になって、“本当にやりたいこと”**を見つけていきます。
私たちには、自分の“やりたい”を言葉にする権利がある。
自分の人生に、自分で「これがしたい」と宣言する自由がある。
子どもにその自由を認めてあげたいなら、まずは親である私たちが、自分にそうしてあげること。
だからこそ、この自己理解のプロセスは、今の大人たちにこそ必要だと感じています。
🌱 義務で生きると、自信は育たない──“自然とできること”を育てるということ
義務脳で育つと、いつも「やらなきゃ」で行動するようになります。
でも、私はこう思います。
義務脳で動いていると、本当の自信がついてこない。
自分の強みや才能を認め、それを使って「やりたいこと」に向かって壁を乗り越えていく。
そのプロセスを経てこそ、**本当の意味での“自信”**が育つのだと思うのです。
一方で、義務感から動き、時に「苦手を克服すること」にばかりエネルギーを注いでしまうと、どこかでガス欠になります。
強みや才能を使っていない状態では、やる気が徐々に削がれていくのは自然なこと。
だからこそ、自己理解プログラムではこう伝えています。
才能とは「自然とできること」。
やる気がなくても「気づいたらやってしまっていること」。
そんな“自然とやってしまうこと”こそが、あなたの道を照らすヒントになります。
その力を使って「やりたいこと」に近づいていく──
そして、それが誰かへの貢献になった時、その人の人生はきっととても満ちている。
私たち自己理解コーチは、そんな才能を見つけるお手伝いをしています。
それは、あなたにも、あなたの子どもにも眠っている「すでにある力」を掘り起こすプロセス。
“自分を信じられる生き方”を取り戻す道のりでもあるのです。
🏠 自己肯定感=頑丈な家。親の器が、子どもの器を育てる
谷口たかひささんは、自分に起きる出来事を「天候」、そして自己肯定感を「家」に例えています。
「雨が降ろうが、風が吹こうが、雷が落ちようが、地震が起きようが、家が頑丈であれば平気。
反対に、家がぼろぼろであれば、少し悪天候になっただけでひとたまりもありません。」
私たちは、どうしても“天候=環境”をコントロールしようとしてしまいます。
でも、思い通りにならない現実に悩み続けるより、自分の「家」=自己肯定感を強くすることに時間とエネルギーを注ぐ方が、ずっと現実的で豊かな生き方なのだと思います。
ここで、私は心理学の「心的容器=心の器(コンテイナー)」という概念を思い出しました。
もしも、親自身の“自己肯定感=家”がボロボロであれば、
その家の中にいる子どもも、当然ながら不安定になります。
親が「泣いてもいい」「怒ってもいい」「悲しんでもいい」と自分の感情をまるごと受け止め、
「このままの自分で大丈夫」と感じられているなら、心の器は少しずつ頑丈になっていきます。
でも逆に、「ネガティブな感情はダメ」と無意識に規制していると、
その感情は行き場を失い、やがて過食・買い物依存・感情の爆発=アクティングアウトとなって現れます。
それはまるで、穴の空いた器のような状態です。
そして子どもはというと──
幼い頃はまだ「自分の器」が小さく、ぷよぷよで不安定です。だからこそ、泣いたり、怒ったり、癇癪を起こしたりする。
その時に、親の器=心的容器がしっかりしていれば、
その中に安心して自分の感情を入れられます。
やがて子どもの器は少しずつ大きく、丈夫になっていくのです(これを“内在化”といいます)。
子どもの「自己肯定感=家」は、まず親の器に守られて、少しずつ育っていく。
外的な器が育って初めて、内的な器も形作られていく。
そう思うと、親である私たちがまず**「自分の感情をまるごと認めてあげること」**が、
子どもの生きる力を支える第一歩なのだと気づかされます。
🔧 ルールは守るもの? 変えるもの?
谷口たかひささんはこう語っています。
「ルールは守る者ではなく、変えるもの。」
日本では、「ルールだから従いなさい」と言われる場面がとても多く、理由すら説明されないまま従うことが“よし”とされがちです。
でもそれは、思考停止の始まりかもしれません。
おかしいと思っても「黙って従う」ことで、結果的にそのおかしなルールを支えてしまっている。
谷口さんはそれを「沈黙は容認だ」と表現しています。
私はこの言葉を読んで、ふと、ある出来事を思い出しました。
以前、私の住む区で、「赤ちゃん広場」がバスの待合室にされてしまうという話が出たのです。
“なんということだ!”と怒りが湧いてきた私は、思い切ってママたちに声をかけ、署名を集め、区に赤ちゃん広場の復活を求めました。
すると、なんと、別の場所に赤ちゃん広場を確保してもらえたのです。
たった一人の「おかしい」が、環境を変えるきっかけになる。
この経験は、私にとって忘れられない宝物です。
そして、子育て中の今、「親が“ルールは変えられる”と知っていること」は、子どもにとって大きな学びになると思います。
-
「我慢するしかない」と思い込まずに
-
「変えられるかもしれない」と行動する
その姿を子どもに見せられたら、きっと子ども自身も、
**「誰かのせいじゃなく、自分の力で動かせる世界がある」**と信じられるようになる。
谷口さんの言葉と、自分の体験が結びついて、
私はまた一つ、親として「伝えていきたいこと」が明確になった気がしました。
🌟 挑戦する人を、もっと讃えよう。まずは自分に集中するという選択から
谷口たかひささんは、イギリスにいたときのことをこう振り返ります。
「何かに挑戦しているだけで、劇的に褒められる。そのことが恋しくなる時もあります。」
挑戦すればするほど、当然、失敗の可能性も上がる。
それをわかったうえで動いている人に対して、日本ではつい、「失敗するよ」「うまくいかないって」と水を差す言葉が投げられることがあります。
谷口さんはそれを、「ろくでもない理由」として、あえてあけすけに書き出してくれています。
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行動しない自分を正当化したい
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注目を浴びる人への嫉妬
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憂さ晴らし
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優越感に浸りたい
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何にでもケチをつけたい
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自分の正義を叩きつけたい
-
暇
読んでいて思わず苦笑いしてしまうほど、“あるある”な感情ばかり。
そして同時に、こうも思いました。
今、SNSがあるからこそ、誰かの挑戦にとやかく言う人が増えてしまっている気がする。
でも本当は、**もっと自分に集中できる人が増えてもいいんじゃないか?**って。
誰かの挑戦に水を差すより、
「今、自分は何に挑戦してる?」と内側に目を向けてみる。
そうやって“自分自身を応援する力”を育てることが、
巡り巡って、他者の挑戦も応援できる人を増やしていくのだと思います。
親として子どもを育てる今、
「失敗しても挑戦している姿」を見せることそのものが、
子どもへの何よりのメッセージになるのかもしれません。
🚀 行動する人が笑われる社会に、未来はない
挑戦して失敗することを笑う。
何もしていない“ゼロ敗”の人が、なぜか上から目線で“挑んだ末の一敗”を馬鹿にする。
谷口たかひささんは、そんな風潮に強い警鐘を鳴らします。
「減点方式のなれの果てがこれなんじゃないか?」
人は誰しも完璧ではありません。
だからこそ、「人にケチをつける」なんて、誰にでもできてしまう。
でも、その空気が蔓延すると、“何もしない”が最適解になってしまう。
ゼロリスク思考の人間が増殖する社会に、成長や変化、未来はあるのでしょうか。
──私も、思わず首がもげるほど同意しました。
でも、こうも思うのです。
だからこそ、まず私から挑戦してみたい。
うまくいくかどうかなんてわからない。
でも「子どもに伝えたい未来」があるなら、
親の私が、挑戦を恥じない背中を見せたい。
この本は、自己肯定感や自己理解を語りながら、
静かにでも力強く、こう言ってくれている気がします。
「自分の人生の味方であれ」
「自分の手で、社会の空気を変えていける」
あなたの挑戦が、きっと誰かの希望になる。
そして、あなたがあなたを好きでいられる選択が、
子どもたちの明るい未来を育てていくのだと思います。
💬 最後に届けたいこと
まず、あなたがあなたの味方になる。
その選択が、子どもたちの明るい未来を育てる。
『自分に嫌われない生き方』は、
そんなシンプルで力強いメッセージを、優しく、まっすぐに届けてくれる本です。
このレビューが、子育てに悩む誰かの心に、
一筋の光となって届くことを願っています。
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