こんにちは~山田です。
今回も書籍アウトプット用記事です。
今回読んだ本はこれ。
茂木さんは有名なので皆さんご存じだと思うので…
奥田知志さんの紹介をします。
奥田知志さんは、日本の社会活動家であり、牧師でもあります。
ホームレス支援や貧困問題に取り組む「NPO法人抱樸(ほうぼく)」の代表を務めています。抱樸は、生活困窮者への支援活動を行い、住まいや就労のサポートを提供しています。また、奥田さんは「反貧困ネットワーク」の共同代表としても活動し、貧困問題に対する社会の関心を高めるための啓発活動を行っています。社会的弱者の声を代弁する存在として広く知られています。
『助けてと言える国へ』のテーマと主要な内容
『助けてと言える国へ』は、社会活動家で牧師の奥田知志さんと脳科学者の茂木健一郎さんが共著した書籍で、日本社会が直面する孤立や貧困問題に焦点を当てています。
著者たちは、困っている人々が「助けて」と声を上げることが難しい現状を分析し、その背景にある社会的なスティグマや自己責任論を探ります。具体的な支援活動や脳科学的なアプローチを通じて、「助け合い」の文化をどのように育むか、また未来に向けての社会改革について提案しています。
結論
子どもの身近にいる人が、積極的に「助けて」と言え。
ポイントは3つです。
①ネガティブな感情を表に出すことの重要性
②社会の普通は令和に存在しない
③正しく失敗できない教育のいく末路はホームレス
解説していきます。
①ネガティブな感情を表に出すことの重要性
あなたにとって心理的安全な場所はありますか?
多くの人が「助けて」と声を上げることに対して、周囲から冷たい反応を受けることが多い現状があります。
私は何度かこういう経験をしてきました。
今、辛いんだよね…と周囲の人に言った時に、「辛いのはあなただけじゃないよ」と言われ、「そうだよね、みんな我慢してるよね」と自分のネガティブな感情を無視してさらに追い打ちをかけるように、「みんなと同じように…普通に…」を追い求めるのです。
このような経験が続くと人はどうなるのでしょうか?
そう、「自分も我慢しているから、あなたも我慢しなさい」という発言に繋がり、普通という枠を強要するようになるのです。
あなたは、そんな社会を求めているのでしょうか?
②社会の普通は令和に存在しない
現代社会では「普通」という基準に基づく価値観が強く、人々は自分がその基準から外れていると感じることが多いです。
多くの人が「普通に生きることが正しい」と思い込み、その枠から外れることに対して悩みます。
しかし、知恵やイノベーションが求められる令和時代においては、既存のポジションを確保することよりも、自分が何をしたいのかに集中することが重要です。
子どもに「好きなことをやってほしい」と言いながら、やるためには勉強が必要だからとりあえずいい大学に入れるために勉強させよう…
これほんとに辞めてほしい。昭和の普通はもぉ化石化してるよ…。
子ども達も「今一番やりたいこと」を見つけて、それをどんどん自己実現していく!令和はこのプラットフォームは出来上がっているので、どんどんやっていけばいいんです。勉強してからじゃないと…とか言ってたら、一生やりたいことできないです。
不登校がつらいのは本来学校にいくかいかないかということが、その子の人生の一部に過ぎないにも関わらずその子の全部であるかのように周りや本人が思ってしまうこと。
日本各地で、手段の目的化が行われているのです。学校は幸せになるための手段であって、目的ではないのです。それをあたかも目的かのように子ども達に教え込み、教育課程を終え、いざ就職となった時に【働く目的って何?】と人生迷子になる人が続出するのです。
私達人間のゴールは幸せに生きることです。それ以上でもそれ以下でもありません。
アドラーでいうと、人は幸せを感じるために、共同体感覚を得ることが必要と言っています。
*共同体感覚とは、家庭地域職場などの共同体の中で、人と繋がっているんだという感覚です。人はその感覚を感じられる時に幸福だと感じます。共同体感覚は「自己受容、他者信頼、他者貢献、所属感」の4つで構成されています。
アドラー心理学について詳しくはこちら。
③正しく失敗できない教育のいく末路はホームレス
私達は、人に囲まれ生活をしています。誰とも関わらずに生きていくなんて無理です。
引きこもりの人だって、その家は誰が建てたのでしょうか?その服は誰が作ったのでしょうか?あなたが生きているということは、だれかのおかげでもあるのです。
だから、他人と出会うことを、恐れてはいけないと思います。時に傷つくからこその絆であります。
私は、人によって傷つけられる時もある(正しくは私が「傷つけられた」と選んだ)けど、その度に人によって癒されてきたなと実感しています。
だから、苦しい時には、お互いに、「助けて」と言ってよいのだと思っています。
子どもの頃、素直に助けてと言えない子どもはどうなるでしょうか?
間違えなければいい。
↓
じゃあ、何も選択しない。
↓
親や世間がいいといったものだけを選択し、やっている。失敗したら、自分のせいではなく、他の人のせいだ責任転嫁すればいい。
↓
そして、失敗を恐れ、人間関係を新たに作ることを恐れ、孤立していく。
仕事がなくなる=人との縁が切れる。
子どもの頃に正しく失敗し、〝健全に傷つくための仕組み〟のある社会だとしたら…私はホームレスはいなくなると思います。
傷というものを除外して、誰も傷つかない、健全で健康で明るくて楽しいというのが「よい社会」ではないと思います。本当の社会というのは、皆が多少傷つくけれども、致命傷にはならない仕組みです。
とくに子どもと一番に関わるのある、親と教員が積極的に「助けて」ということをしてきていないのが最大の原因ではないでしょうか。
まとめ
子どもたちが「助けて」と言える環境を作るために、周囲の大人が積極的に手本を示すことが重要です。
ポイントは以下の3つです。まず、ネガティブな感情を表に出すことの重要性です。心理的に安全な場所がなければ、子どもは自分の感情を表現できません。次に、「普通」という概念は令和時代に存在しないということ。子どもが自己実現に向かうためには、既存の枠に囚われないことが重要です。最後に、失敗を恐れない教育が必要です。正しく失敗し、健全に傷つく経験を通じて、人は成長します。
子ども達が、「今一番やりたいこと」をやるために…
そのために役立つ本は…
はい、こちら。
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