双子・発達障害児の育児ブログ

8歳双子(女女)育児中の専業主婦です。自閉症スペクトラム、知的障害の我が子達の様子や施設の口コミ、書評などのブログです。よろしくお願いします。

つみきの会口コミ・評判【ABA療育って実際どうなん?】

こんにちは!

 

早期療育の重要性が認識されるようになり、応用行動分析学を用いたABAの手法に興味を持つ人は多いのではないでしょうか。

 

つみきの会は兵庫県明石市に拠点を置く、ABAの普及活動を行う団体です。

今回はつみきの会についての評判・口コミを調べてみました。

以下のような方々に向けて書いています。

 

  • つみきの会に入会しようか迷っている
  • つみきの会の悪い評判が気になる
  • ABAについて知りたい

 

さくっと読みたい方は、評判まとめへジャンプしてください。

 

 

つみきの会について5分で理解できる内容になっています。

入会を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

 

つみきの会とは?

公式HPはこちら

 

つみきの会は、ABAを用いたセラピーを行う親や、セラピスト、教育関係者の団体です。会員向けにABAのテキストやDVDの販売、セミナー、相談会などを行っています。

 

つみきの会所属のセラピストによる訪問セラピーも行っていて、ABAを実践する保護者の支援やABAの普及活動を行っています。

 

つみきの会が実践するABAとは

ABAはアメリカの心理学者スキナー博士の行動分析学という学問を子どもの療育に応用させたものです。子どもたちの行動のきっかけや目的に着目し、よい行動には「強化」、好ましくない行動には「消去(罰)」を与える療育です。

 

たとえば、あいさつができたときには褒めたり、お菓子などのごほうびを与え、強化します。

逆に大きな声で泣きわめく、など好ましくない行動には罰を与えます。

子どもが泣きわめく目的が、大人の関心であれば罰は「無視すること」です。

 

強化と消去を繰り返すことで、よい行動を増やし、好ましくない行動を減らすABAは自閉症の療育として有効であることが海外の研究でも報告されています。

 

つみきの会が怪しいと言われる理由は?口コミを徹底分析

つみきの会について調べてみると、『怪しい』『宗教』という気になるワードが出てきます。

なぜつみきの会は怪しいと言われるのか、SNSでの口コミや会員の方のブログからその理由や、本当の評判や口コミについて分析してみました。

 

つみきの会が怪しい理由1、熱心な保護者が多い

つみきの会に所属している保護者のブログや体験記を見ていると、以下のようなことが書かれています。

  • つみきの会に出会って救われた
  • 子どもが話せるようになった
  • 代表のセラピーに感動した

 

ABAを自宅で実践し結果を出すには、相当な覚悟と努力が必要です。

そんな中でも諦めずに続けた結果、想像以上の効果が得られたという体験談は、子どもの発達について悩んでいる保護者からすると、希望が持てますね。

 

実際に、会員の体験談に希望を見出して入会した人も少なくないようです。また同じ境遇の保護者同士が繋がれるコミュニティは、心強い存在にもなります。

 

一方でつみきの会やABAについて熱く語っている熱量に、読んでいる側は戸惑い、怪しさすら感じてしまうのかもしれません。

 

自宅でのABAは根気が必要で、取り組みの時間が長くなるため、療育のためなら保護者は自分を犠牲にしなければならないと、無意識に自身を追い詰めてしまうこともあるようです。

 

どうしても熱心な保護者の体験談が目立ちますが、そうでない会員も多いはずです。コミュニティの中で自分と似ている価値観の仲間が見つけられると、気持ちも楽に継続させやすいかもしれません。



つみきの会が怪しい理由2、ABA療育に対して批判的な声

日本でも徐々に広まりつつあるABAですが、批判的な意見もあります。

ABAへの否定的な声としては以下の通りです。

  • 犬のしつけのように見える
  • 強化子がなくては行動できなくなる
  • 消去によって子どもの問題行動が悪化する
  • 目的が定型発達にすることになりがち

 

いい行動に対してごほうびを与える方法が犬のしつけのように見え、また強化子(ごほうび)がないと行動しなくなるのでは、という意見があります。

消去についても、最初のうちは特に、目的を果たしたくて更なる問題行動に発展することも懸念されます。

継続することで行動が変わっていくのですが、その前に挫折してしまったり対応がブレてしまうと、子どもを傷つけてしまったり親子関係が悪くなる可能性も。

ABAはこういったリスクもあるため、正しい方法を継続することが重要ですが、自己流になりがちなホームセラピーではそれが難しいです。

 

ABAは定型発達に近づけることを目的としている、と批判されることもあります。

ABAを実施する団体の中には、障害が「治る」や定型発達児と同じになる、というようなことを言ったり、そういった効果を期待させるような表現をしているところも目立ちます。

定型発達を正解とするような価値観が反感を買ってしまうことも少なくないのでしょう。

 

ABAで大きな変化があった子どもが多いのは事実ですが、ABAはあくまでも療育方法の1つであることを意識するのが大切です。

 

批判を覆すような手法があるようです。PRT機軸行動発達支援法(ABAと発達アプローチを包括した提供モデル)。日常生活にあるものを利用して、教えたいスキルをモチベーション行動に組み込んでいるので、『楽しい』を重要視している支援法です。

 

ABAをがっつりやるのは無理そうだ…と思ったあなたは、PRTを調べてみるのもいいかもしれません。しかし、PRTの理念で個人的に残念なのが『健常発達に近づくこと』と記載がありました。

 

私(言語聴覚士)が最近気になっているのは、NDBIという方法。

本人たちの能力をそのままに、大人の介入が最も少ない方法です。

私自身は、こちらの考えが一番しっくりきます。今度、記事にできたらしますね♪

 

つみきの会が怪しい理由3、訪問セラピーは費用が高い

訪問セラピーは月に8〜10万円かかることもあり、経済面での負担も大きいとの意見があります。

https://twitter.com/genkinisodatte/status/1373290893772419073

 

基本的に自費の療育は高額になることが多いですが、やはり高いですね。

期待できる効果も大きいのですが、高額な費用を支払う人が多いと、詐欺や宗教のイメージと結びつきやすくなるようです。

特定の宗教に勧誘というのはないようですが、『これをやれば我が子は絶対に良くなる!』と妄信的になっているとイメージが出来上がってしまうかもしれませんね。

 

つみきの会(aba療育)に入ってからの効果

つみきの会についてのブログや体験記では、ABAによって子どもが変わっていく様子が記されています。

 

特に多くの人が主張するのが、言葉の発達への効果です。発語の有無がコミュニケーションに与える影響は大きく、発語がないことや遅いことを気にする保護者はとても多いです。

 

ABAでは音声模倣と強化を繰り返して発音できる音を増やしていきます。時間がかかり根気も必要ですが、ABAで言葉が出てくる子どもが多いため、大きな期待が寄せられています。

 

ここで、一つお話しておきたいのが、あくまでも【音声表出が必ずできるようになる】ということではありません。コミュニケーションというのは、音声での表出だけではありません。PECSや簡単なサインを使用して親子のコミュニケーションを促すことも入ります。その辺を勘違いして入会してしまうと【いつまで経っても話せない!】となってしまいます。

 

 

つみきの会の費用(料金)と入会方法について

つみきの会の費用(料金)については以下の通りです。

正会員

入会金5000円 年会費8000円

訪問セラピー

5300円/1時間 (首都圏の場合)

プレミアムセラピー

6300円/1時間 (首都圏の場合)

 

保護者は基本的に正会員となります。つみきの会は会員になると、ABAセラピーのテキストが購入できるほか、定例会への参加や発達相談といった特典が受けられます。

 

つみきの会はNOTIAという会員向けの訪問セラピー&コンサルティングサービスも行っています。

訪問セラピーは1回2時間、週に2回が基本です。

料金は地域によって異なり、首都圏であれば1時間5300円なので月8回セラピーを受けると、約85000円、そこにセラピストの交通費もかかります。地域と時間限定でスーパーバイザー又は準スーパーバイザーを指定できるプレミアムセラピーでは、月8回で10万円以上の費用です。

 

正会員になって自宅でセラピーを受けるだけの場合は、そこまでの費用負担はありませんが、訪問セラピーを利用すると一気に高額な費用になってしまいます。

入会は随時可能で、公式HPの入会フォームから簡単にできます。

 

つみきの会の退会方法について

退会は自由で、しつこい勧誘などはないので安心してくださいと公式HPにありました。

ためしにやってみて、合わないなぁと思ったら、すぐに止めてもよさそうですね。

 

つみきの会(aba療育)の評判まとめ

つみきの会の評判を表でまとめてみました。

 

よい評判

悪い評判

ホームセラピー(正会員特典)

・教材が分かりやすい

・子どもに変化が見られた

・定例会では代表のセラピーが受けられることもある

・コミュニティに所属できる

・自己流のABAになる恐れがある

・教材の映像がやや古い

・ホームセラピーは継続が難しい

訪問セラピー

・専門的なセラピーが受けられる

・高い効果が得やすい

・ホームセラピーのアドバイスがもらえる

・自宅で行ってもらえる

・費用が高い

・地域が限定されている

・予約がとれないこともある

 

 

ABA療育を低価格で受けられるかも!つみきの会運営事業所のご紹介

やっぱりお値段が気になる…という方必見!!

児童発達支援事業所なら、受給者証を使ってABAを受けられるかもしれません。

 

埼玉県と兵庫県のぽぷりの特色↓

popuri-aba.com

 

提携事業所

兵庫県↓

zousannoashioto.com

 

福岡県↓

ameblo.jp

 

奈良県↓

mugen-mugen.com

 

愛媛県

chiyoda.kujira.biz

 

徳島県

takenoko2014.com

 

長野県

www.lino.co.jp

 

実際にABAを受講した方のブログの紹介♪

やはり体験した方の意見が一番見たいですよね♪

ameblo.jp

 

ameblo.jp

 

ameblo.jp

 

ameblo.jp

 

 

 

まとめ

つきみの会やABAの評判について調べてみました。

つみきの会は熱心に活動している保護者が多いこと、訪問セラピーの費用が高いことから、「怪しい」「宗教」という誤解をされやすいようです。ABAは海外の研究でも効果が報告されている療育なので、イメージや誤解だけで「怪しい」と決めつけてしまうのはもったいないですね。

 

一方で、1つの療育方法に対して妄信的になってしまうことも危険です。

どのような方法にもメリットとデメリットがあり、合わない子どもも必ず存在します。大切なのは、一歩引いた視点も持ち、子どもに合っているかをしっかり見極めることでしょう。

ホームセラピーはハードルが高いと感じる人は、つみきの会が運営・提携している事業所でABAの取り組みを受けることもできるため、一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。

 

今日もお付き合いいただき、ありがとうございました!

 

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この記事を書いている私はこんな人。

小4双子の母。言語聴覚士。

長女は、軽~中等度知的障害、自閉症スペクトラム。ホームスクーラ-。

次女は、軽度のADHD・自閉症スペクトラム。公立小学校の授業を自分で選択し、部分登校している(ハイブリットスクーリング)。

子育て中に、アドラーの心理学を学んだり、教育移住を経験し、『人との対話』が世界で1つの家族の幸せに辿りつける方法だと気付く。 ”置かれた場所で咲きなさい”ではなく、”咲ける場所を探していこう”という子育てスタンスで、学校と学校外の学びの場を重要視している。 発達障害・知的障害児の子育てをしているママ達が幸せな人生を送り、育児を楽しめるようにお茶会・コーチング・コンサル・講座を開催している。