こんにちは、ゆうです。
今回は、子どもとの話し合い・障害者と社会というテーマでお話させてください。
子どもとの話し合いってどうやってやってますか?
なぜこの子は障害を持って生まれてきたのだろう?
今日も一緒に話しましょう^^
目次
- 話し合いで一番大事なこと。
- 話し合いというのは、終わりなき旅
- 世界で一番小さな単位の話し合いが親と子。
- 発達障害を持つ母の予測・察知能力は超人的。
- 親の配慮が確立したら、社会の配慮に目を向ける
- なぜ障害を持って生まれてきたのだろうか??
- 社会が子どもに目を向けていく。
- まとめ
前回記事はこちら。子どもの障害について、周りの理解が得られない時、あなたはどんな風に思いますか?
話し合いで一番大事なこと。
話し合いのテクニックは次回、と前回宣伝したので、そちらを先にお伝えしたいと思います。
子どもとの話し合いで大事なのは、『意見をすべて机の上に置くこと。』
我が家の場合ですが、話し合いになると、すぐに紙とペンを持ってきて、記入しながら、話し合います。
書くことで、話し合いのスピードを子どもに合わせることができ、視覚優位の次女にとって補助となりえるからです。
たとえば、こんな会話…
今日のお夕飯は、うどんにしたい。
餃子がいい。
え、包むの面倒だよぉ。
でも、餃子包むの楽しかったから~…
手伝ってくれるの?じゃあ、具だけ準備するから包むのはやってくれる?
わーい♪
私の意見→『今日はあまり労力がないから、簡単なものにしたい。餃子を作る工程で、包むのが嫌い。』
子供の意見→『包むのが好き。』
私の意見→『具を用意する、焼くぐらいの労力が残っているから、やってあげよう』。
という流れになるわけです。
もし、焼く労力すらなければ、
『ごめんねぇ…餃子は明日でもいいかな?』
と話し合いを続けていくのです。
ここで『今日は、うどんなの!!ママ疲れてるんだから!!』と強引に話し合いを終わらせるパターン、よくありますよね^^;
私も時々やっちゃいます…。
話し合いというのは、終わりなき旅
自分のお腹から出てきた子どもでさえ、自分と違う人生を歩み、自分と違う価値観を持ちます。ですから、『あなたは間違ってるのよ。私の言う通りにしてればいいの。』と頭ごなしに叱るのはどうでしょうか。
違う人間が同じ場所で生きている。ずーっと話し合いが重ねられて、解決しない問題は世界にはたーくさんあります。日本という国だって、他の国と解決しなければならない問題が沢山あるのと同じです。
国同士の話し合いは、時間がかかります。時間がかかる時は、暫定措置などを用いて『とりあえず、こうしていきましょ~また追々調整しましょうね~』という形を取っているはずです。親子の会話もそれぐらいずーっと続いていていいのです。
違う人間同士がわかちあうために必要な話し合いは、終わりがなくてもいいと私は思います。
世界で一番小さな単位の話し合いが親と子。
親が子供に怒鳴って従わせているのならば、あなたという国が、他国に軍事勢力で押し入っているのと同じです。
あなたはそれに賛成しているのでしょうか。
親の独裁で育った子供は、成長すると、絶対に力で人を動かそうとします。そのような人間を誰が望むでしょうか。
子どもが小さい、そこまでの話し合いの能力がない。
色々あると思います。
しかし、『幼い子供でさえ一つの意見がある』ということだけは忘れないでおくことが、人類の未来を守ることになると私は思っています。
発達障害を持つ母の予測・察知能力は超人的。
障害を抱える子どものママ達は、家族の意見を頭の中で
あ~あの子はこう言うだろうから、先にこれやっちゃおうかな…
あ~あの子は、これ絶対嫌がるだろうな…。ご褒美用意しとかなきゃ。
と物事がスムーズにいくように配慮している場面が多いのではないでしょうか?
とくに、発達障害の場合、『構造化・視覚化が重要である』と言われているので、未来を予測して、こんな対策が必要ではないか…と常に考えている状態です。そして、その対策がうまくいくことで、自分の安心な生活を得られるので、どんどんこの予測・察知能力が長けていくのです。
親の配慮が確立したら、社会の配慮に目を向ける
まずは、家の中でどんな配慮があれば、子ども達が安心して生活できるのか、それを確立させるのが先決です。そして、子どもたちの精神が安定したな~と思ったら、少しずつ、社会に目を向けていきます。
社会(学校)は今私がやっている配慮をしているだろうか?
また、配慮してもらうためにはどうしたらいいか?
自分が直接伝えるべきか?ルールを変えるべきだろうか?
などを考えていきます。
なぜ障害を持って生まれてきたのだろうか??
先日、リタリコのセミナーで、全国特別支援教育知的障害教育校PTA連合会顧問の金成さんという方の講演会に参加した時に、金成さんが使っていた言葉です。
『障害の状態にある人は、社会モデルの伝道師。いうなれば、実力で人類社会の可能性を引き出してくれる、すごい存在なのではないでしょうか。』
*社会モデル=障害があってもなくても、誰もが住みやすい社会
なぜ障害を持って生まれてきたのだろうか?一度は、考えたはずです。
社会を変えるきっかけをくれる存在。
こんな大役を仰せつかった我が子達です。
すごいと思いませんか?
SDGsの『人や国の不平等をなくそう』『住み続けられる街づくりを』『平和と公正をすべての人に』を達成すべく、マイノリティの我が子たちは、困った行動で私達に教えてくれているのではないでしょうか。
社会が子どもに目を向けていく。
戦争が当たり前にあった時代には、子どもに障害があるとわかったら、殺されたり、蔵に入れられ、外に出ていけないという時代もあったと聞きます。社会が国のために役に立つ人間かどうかを品定めしていた時代ですよね。
現代は大きく変わりました。子どもを武力と考えなくていいのです。豊かな国が多くなりました。社会のインフラが整い、次に『多様性』を認められる社会が課題になってくるのですね。
障害児、障害者、マイノリティの人達が社会に出ていけば、『安全安心して外出ができるようにしていくにはどうしたらいいか?』『多様性を認める社会になるためには?』という社会の課題に直面する機会になるのです。
もちろん、一人ひとりの療育も必要ですが、行き過ぎると、人が社会へ過剰適応してしまい、いつまで経っても不平等はなくならないのです。
私から何度も申し上げていますが、人を変えるのではなく、環境調整に目を向けるのがとてつもなく大事なことなのです。
まとめ
今日は、子どもとの話し合いについて・障害者と社会について自分の意見を述べさせていただきました。私達は、社会を変える伝道師を育てているのです。すごい大役ですねぇ(笑)こんな大役投げ出してしまいたい!!!何度も考えるでしょうね。何度も考えた末に、ここに戻ってきてくれると嬉しいです。
大丈夫、今も十分頑張っています。
私達は、いつでも100点満点!
今日も、頑張りすぎずにいきましょう!!
今日もお付き合いいただき、ありがとうございました!
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