こんにちは、山田です。
子ども達の喧嘩やトラブルを通じて、私達親子がどんな風にコミュニケーションを取っているかのシェアをしていきたいと思います。
みなさんの中で何か気づきがあると幸いです。
- 今日は、自閉症児のパニック時の対応について。
- 自閉症の子を前にこんな風に思っていませんか?
- この本を読めば、
- おすすめの書籍
- 東田直樹さんのプロフィール
- 本の一部を紹介
- 無理やり子どもを現実に引き上げるのではなく、私達が自閉症児の世界を覗いてみる。
- 自閉症児のパニック時は、呼吸ができないぐらい苦しい!?
- アンガーマネジメント、アンガーコントロールって聞いたことありますか?
- 逆に、ママが少しイライラしている時にも使えます。
- 数年かけて、今の現状の気持ちと言葉のマッチングをしてあげます。
- SNS発信
この記事を書いている私はこんな人。
小5双子の母。自己理解コーチ、アドラーELM勇気づけリーダー、言語聴覚士。
長女は、軽~中等度知的障害、自閉症スペクトラム。フリースクールに通っている。
次女は、軽度のADHD・自閉症スペクトラム。公立小学校の授業を自分で選択し、部分登校している(ハイブリットスクーリング)。
子育て中に、アドラーの心理学・自己理解を学んだり、教育移住を経験し、『人との対話』が世界で1つの家族の幸せに辿りつける方法だと気付く。
”置かれた場所で咲きなさい”ではなく、”咲ける場所を探していこう”という子育てスタンスで、学校と学校外の学びの場を重要視している。 子育てをしているママ達が幸せな人生を送り、生き方にフォーカスできるようお茶会・コーチング・コンサル・講座を開催している。『無理』という言葉のない、自分の可能性を無限大に信じられる世界を目指す。
今日は、自閉症児のパニック時の対応について。
今日は、1冊の本をご紹介したいと思います。
自閉症の子を前にこんな風に思っていませんか?
・どうしてピョンピョン飛び跳ねるの?
・どうしてそんなに水が好きなの?
・どうして、手のひらを裏にしてバイバイするの?
・パニックになるのはなぜ?
・目が合いにくいのはなぜ?
我が子も3歳の時に自閉症と診断され、なんでこのような行動や動作を取るんだろう?という疑問を毎日抱えていました。そんな時にこの本に出会いました。
この本を読めば、
・自閉症の子どもが考えていることがわかる。
・自閉症の子どもの奇異な行動の原因がわかる。
・自閉症の世界は、とても素晴らしいことがわかる。
あまり言葉が上手でない子どもなら、なおさら…子どもの言葉を聞いてみたいと思いませんか?
おすすめの書籍
東田直樹さんのプロフィール
会話のできない重度の自閉症。パソコン、文字盤のポインティングで、コミュニケーションを取っています。13歳の時に、この書籍を執筆しました。
本の一部を紹介
どうしてうまく会話できないの?
僕たちは自分の体さえ自分の思い通りにならなくて、じっとしていることも、言われた通りに動くこともできず、まるで不良品のロボットを運転しているようなものです。いつもみんなに叱られ、その上弁解もできないなんて、僕は世の中のすべての人に見捨てられたような気持ちでした。ぼくたちは話せなくて困っているのです。
どうして手をひらひらさせるの?
直線的に光が目の中に飛び込んで、目が痛くなるのを防ぐためだったり、普通の人には見えない光の粒子みたいなものを、手で屈折させている。僕たちは、その光を見ていると幸せです。(他の書籍を読んでいると、違う意見も多々ありました。)
無理やり子どもを現実に引き上げるのではなく、私達が自閉症児の世界を覗いてみる。
この本に出会わなければ、私は、子どもの世界を理解できずに、きっと理不尽に叱りながら子育てをしていたと思います。しかし、東田さんが、自閉症の世界を見せてくれたおかげで…あぁ、この子は今こういう世界にいるんだなって想像できるのです。
その世界は、時間の流れはとてもゆっくりで、日の光に当たってポカポカお昼寝したくなるような…もしくは、水の中をスイスイ魚が泳ぐような…そんな素敵な世界に自閉症児はいるんだろうなと思います。
無理やりこちらの世界に連れ込むのではなく、私たちに自閉症の世界を見せてくれているんだ…と思いながら、子育てしてみると少し気持ちが和らぐかもしれません。
自閉症児のパニック時は、呼吸ができないぐらい苦しい!?
自閉症児は、パニックを起こすと、津波に流される感覚になるそうです。
そう、息ができておらず、とにかくもがき苦しい状態です。
もがき苦しい状態に、親から
「何してるの!!なんでこんなことしたの!?謝りなさい!!!」
って言われても、聞こえてると思いますか??
だから、クールダウンの時間が必要なのです。
我が子の場合、パニックが始まると、常同言語が始まります。いわゆる独り言で、前に印象的だった言葉をずっと繰り返すのです。それが始まると、「あ、パニックだ…」と母は理解ができます。
我が子の場合は、本当に静かにパニックが始まるので、わかりづらいのです。
なので、我が子には、アンガーコントロールの話をしています。
アンガーコントロールができると、パニック時のコミュニケーションを取るヒントが得られます。
アンガーマネジメント、アンガーコントロールって聞いたことありますか?
詳しく解説していきます。
アンガーマネジメントとは…一言で言うと、『怒り(パニック)を上手にコントロールすること』です。
怒っている(パニックになっている)過程って、外からは見えませんよね?見えにくいですよね?
落ち着いた状態から、いきなり怒りの沸点に達したのか…それとも、数分前からイライラしていて、徐々に徐々に沸点に達してしまったのかそのような状態を『視覚化』していくのです。
たとえば、『落ち着いている・イライラ・怒っている』という3段階の気持ちの尺度があったとしたら、今現在どこに自分がいるかを確認するという方法があります。
自分の怒りを評価することで、客観的に自分の怒りを見ることができます。
我が家では、このような『いかりの温度計』を使って、子どもへアンガーマネジメントしています。
子どもの機嫌が悪いなぁ…と感じたら、『今、〇ちゃんはここ(オレンジ色)かなぁ?』と指してあげて、自分の怒り具合を『見えるように』してあげます。
そうすると、『うん、もうちょっとで赤(怒っている)になっちゃうかも』など答えられるようになります。
逆に、ママが少しイライラしている時にも使えます。
『ママは今、オレンジ色の所だから、どうすればいいと思う?』などと言うと、子どもは『はっ、もう少しで赤になってしまう!これはヤバい!』と思って、行動を修正することもあります。
発達障害児はとくに、”ママがいきなり怒り出した!”と感じることが多いそうです。
しかし、このようにママや他人の怒りを『見えるように』すると子ども自身が行動を修正しやすいですよね。
数年かけて、今の現状の気持ちと言葉のマッチングをしてあげます。
このようなアプローチをすることで、数年たつと、
「あ、今、私は赤の状態で、パニックなんだ。そしたらどうしたらいいだろうか?」と考えられるようになり、我が子の場合、パニックになったら、
タイマーを持って、トイレに行く
という対処法を取っています。
*タイマーは本人が好きなものです。やはり、時間とか時が見えるものって、自閉症児にとってはとても安心するものなのでしょう。
この対処法が取れるようになるまでは、かなり試行錯誤しました。
最終的には、
・狭い空間で
・1人になれる場所で
・落ち着けるグッズを持参して
パニック時の津波が去ることを待つしかないのです。
パニック時に何を言っても無駄ですからね。
パニックになる前に、気持ちを正しく表現する練習もしていますが、それはまた後程。
今日はこのへんで。
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