赦し、信じて、手放すブログ

自己理解コーチ/アドラーELMリーダー/言語聴覚士/小5双子の母。助けてと言えずうつ病⇒どこを助けてほしいかわからない⇒自己理解⇒他者理解⇒世界で1番幸せな母。 教育に自己理解を組み込むビジョンを掲げている八木仁平さんに共感し自己理解コーチとして邁進中。 全人類に本物の自己理解を。

自閉症児のパニック時の対応について 山田家のルールvol.2

こんにちは、山田です。

 

子ども達の喧嘩やトラブルを通じて、私達親子がどんな風にコミュニケーションを取っているかのシェアをしていきたいと思います。

みなさんの中で何か気づきがあると幸いです。

 

この記事を書いている私はこんな人。

小5双子の母。自己理解コーチ、アドラーELM勇気づけリーダー、言語聴覚士。

長女は、軽~中等度知的障害、自閉症スペクトラム。フリースクールに通っている。

次女は、軽度のADHD・自閉症スペクトラム。公立小学校の授業を自分で選択し、部分登校している(ハイブリットスクーリング)。

子育て中に、アドラーの心理学・自己理解を学んだり、教育移住を経験し、『人との対話』が世界で1つの家族の幸せに辿りつける方法だと気付く。

”置かれた場所で咲きなさい”ではなく、”咲ける場所を探していこう”という子育てスタンスで、学校と学校外の学びの場を重要視している。 子育てをしているママ達が幸せな人生を送り、生き方にフォーカスできるようお茶会・コーチング・コンサル・講座を開催している。『無理』という言葉のない、自分の可能性を無限大に信じられる世界を目指す。

 

今日は、自閉症児のパニック時の対応について。

今日は、1冊の本をご紹介したいと思います。

自閉症の子を前にこんな風に思っていませんか?

・どうしてピョンピョン飛び跳ねるの?

・どうしてそんなに水が好きなの?

・どうして、手のひらを裏にしてバイバイするの?

・パニックになるのはなぜ?

・目が合いにくいのはなぜ?

 

我が子も3歳の時に自閉症と診断され、なんでこのような行動や動作を取るんだろう?という疑問を毎日抱えていました。そんな時にこの本に出会いました。

 

この本を読めば、

・自閉症の子どもが考えていることがわかる。

・自閉症の子どもの奇異な行動の原因がわかる。

・自閉症の世界は、とても素晴らしいことがわかる。

 

あまり言葉が上手でない子どもなら、なおさら…子どもの言葉を聞いてみたいと思いませんか?

おすすめの書籍

自閉症の僕が跳びはねる理由 (角川文庫)

自閉症の僕が跳びはねる理由 (角川文庫)

自閉症の僕が跳びはねる理由 (2) (角川文庫)

自閉症の僕が跳びはねる理由 (2) (角川文庫)

 

東田直樹さんのプロフィール

会話のできない重度の自閉症。パソコン、文字盤のポインティングで、コミュニケーションを取っています。13歳の時に、この書籍を執筆しました。

 

本の一部を紹介

どうしてうまく会話できないの?

僕たちは自分の体さえ自分の思い通りにならなくて、じっとしていることも、言われた通りに動くこともできず、まるで不良品のロボットを運転しているようなものです。いつもみんなに叱られ、その上弁解もできないなんて、僕は世の中のすべての人に見捨てられたような気持ちでした。ぼくたちは話せなくて困っているのです。

 

 

どうして手をひらひらさせるの?

直線的に光が目の中に飛び込んで、目が痛くなるのを防ぐためだったり、普通の人には見えない光の粒子みたいなものを、手で屈折させている。僕たちは、その光を見ていると幸せです。(他の書籍を読んでいると、違う意見も多々ありました。)

 

無理やり子どもを現実に引き上げるのではなく、私達が自閉症児の世界を覗いてみる。

この本に出会わなければ、私は、子どもの世界を理解できずに、きっと理不尽に叱りながら子育てをしていたと思います。しかし、東田さんが、自閉症の世界を見せてくれたおかげで…あぁ、この子は今こういう世界にいるんだなって想像できるのです。

その世界は、時間の流れはとてもゆっくりで、日の光に当たってポカポカお昼寝したくなるような…もしくは、水の中をスイスイ魚が泳ぐような…そんな素敵な世界に自閉症児はいるんだろうなと思います。

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無理やりこちらの世界に連れ込むのではなく、私たちに自閉症の世界を見せてくれているんだ…と思いながら、子育てしてみると少し気持ちが和らぐかもしれません。

 

自閉症児のパニック時は、呼吸ができないぐらい苦しい!?

自閉症児は、パニックを起こすと、津波に流される感覚になるそうです。

そう、息ができておらず、とにかくもがき苦しい状態です。

もがき苦しい状態に、親から

「何してるの!!なんでこんなことしたの!?謝りなさい!!!」

って言われても、聞こえてると思いますか??

 

だから、クールダウンの時間が必要なのです。

 

我が子の場合、パニックが始まると、常同言語が始まります。いわゆる独り言で、前に印象的だった言葉をずっと繰り返すのです。それが始まると、「あ、パニックだ…」と母は理解ができます。

我が子の場合は、本当に静かにパニックが始まるので、わかりづらいのです。

 

なので、我が子には、アンガーコントロールの話をしています。

アンガーコントロールができると、パニック時のコミュニケーションを取るヒントが得られます。

アンガーマネジメント、アンガーコントロールって聞いたことありますか?

詳しく解説していきます。

アンガーマネジメントとは…一言で言うと、『怒り(パニック)を上手にコントロールすること』です。

 

怒っている(パニックになっている)過程って、外からは見えませんよね?見えにくいですよね?

落ち着いた状態から、いきなり怒りの沸点に達したのか…それとも、数分前からイライラしていて、徐々に徐々に沸点に達してしまったのかそのような状態を『視覚化』していくのです。

 

たとえば、『落ち着いている・イライラ・怒っている』という3段階の気持ちの尺度があったとしたら、今現在どこに自分がいるかを確認するという方法があります。

自分の怒りを評価することで、客観的に自分の怒りを見ることができます。

我が家では、このような『いかりの温度計』を使って、子どもへアンガーマネジメントしています。

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子どもの機嫌が悪いなぁ…と感じたら、『今、〇ちゃんはここ(オレンジ色)かなぁ?』と指してあげて、自分の怒り具合を『見えるように』してあげます。

そうすると、『うん、もうちょっとで赤(怒っている)になっちゃうかも』など答えられるようになります。

 

逆に、ママが少しイライラしている時にも使えます。

『ママは今、オレンジ色の所だから、どうすればいいと思う?』などと言うと、子どもは『はっ、もう少しで赤になってしまう!これはヤバい!』と思って、行動を修正することもあります。

発達障害児はとくに、”ママがいきなり怒り出した!”と感じることが多いそうです。

しかし、このようにママや他人の怒りを『見えるように』すると子ども自身が行動を修正しやすいですよね

 

数年かけて、今の現状の気持ちと言葉のマッチングをしてあげます。

このようなアプローチをすることで、数年たつと、

「あ、今、私は赤の状態で、パニックなんだ。そしたらどうしたらいいだろうか?」と考えられるようになり、我が子の場合、パニックになったら、

タイマーを持って、トイレに行く

という対処法を取っています。

*タイマーは本人が好きなものです。やはり、時間とか時が見えるものって、自閉症児にとってはとても安心するものなのでしょう。

 

この対処法が取れるようになるまでは、かなり試行錯誤しました。

最終的には、

・狭い空間で

・1人になれる場所で

・落ち着けるグッズを持参して

パニック時の津波が去ることを待つしかないのです。

パニック時に何を言っても無駄ですからね。

 

パニックになる前に、気持ちを正しく表現する練習もしていますが、それはまた後程。

 

今日はこのへんで。

 

 

 

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ドリームキラーがいなくなり、母性愛で包まれ外発的動機付けで動く人間をなくすことです。