今日は、感覚ついて押さえておいてほしいことだけお伝えします。
感覚には、2種類あります。
原始感覚と、識別感覚です。
原始感覚
原始感覚というのは、何か危険な場面に遭遇した時に防衛反応を起こすものです。
たとえば、森の中で、小鳥のさえずりを聞いても気持ちいいなぁ~ぐらいにしか思いませんが、森の中で、『うううううー』と低い声で熊のような声がしたとしましょう。
一気に汗がどあー!と出て、命の危険を感じ『逃げなきゃ!』思いますよね?
これが、防衛反応で、原始感覚が働いている証拠です。
識別感覚
識別感覚というのは、たとえば、さきほどの例でいうと、『ここには熊は絶対にいません。熊のぬいぐるみを探してきてください』といわれて、森の中へ入るとします。
そこへ茶色い物体を探します。
そういう時に使う感覚は、識別感覚です。
識別感覚を使う時は、とくに防衛しませんよね?
汗かいたり、逃げようって感覚にもならないこと…これが2つの違いです。
なぜ、この感覚の話をしたかというと、感覚過敏で防衛反応を起こすお子さんへのアプローチになるからです。
たとえば、運動会のピストルの音がダメな子は、あの音が原始感覚で感じ取っているんです。
あの音を命の危険と感じているんです。
だから、耳を塞ぐんですね。
たとえば、ピストルの音をレコーダーでとって、自分のタイミングで再生を押してもらい、最初は小さい音で聴きながら徐々に自分で音のつまみを持って、大きくする。これは、識別感覚を使っているので、怖くないでしょう。
そのように慣れていく方法もあります。
ですので、子供が極端に嫌がる場面がある時は、『原始感覚で捉えているのかもしれないな…』と考えると、子供の感覚が理解できるかもしれません。
髪を切るのを嫌がる場合には、識別感覚を優位にしてあげるために、たとえば何かを噛みながら…とか、なんでもいいのですが、本人が夢中になれる視覚、聴覚、嗅覚、味覚を刺激してあげるのがいいと思います。
それから、歯磨き!これも原始反射で感じてしまう子が多くいそうですよね。
そんな時に、識別感覚を優位にするため、こんな商品を見つけました☆
こちらのPossiという商品。
骨伝導で、音楽を聴きながら、歯磨きができるそう!
好きな音楽をかけながら、やってみてはいかがでしょうか!?
自閉症のお子さんに有効であったとの口コミがありました!
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他にも何か、感覚の過敏でお困りのことがあれば、ご相談ください^^