赦し、信じて、手放すブログ

在るを知るために生きる。自己理解コーチ/アドラーELMリーダー/言語聴覚士/小5双子の母。助けてと言えずうつ病⇒どこを助けてほしいかわからない⇒自己理解⇒他者理解⇒世界で1番幸せな母。 教育に自己理解を組み込むビジョンを掲げている八木仁平さんに共感し自己理解コーチとして邁進中。 全人類に本物の自己理解を。

発達障害・知的障害児の運動会は公開処刑!?

こんにちは、ゆうです。

 

今日は、幼稚園での発達障害・知的障害児の運動会の参加、とくにリレーなどの集団競技の参加の可否についてお伝えしたいと思います。我が子は、中等度知的+自閉症です。3年間、周りの健常児と一緒に運動会に参加できました。その経緯などをおつたえしたいと思います。

 

 

目次

 

◆運動会についてこんな風に思っていませんか?

・うちの子は、徒競走なんて絶対にビリ…。

・リレーなんてやらせないでほしい、チームの皆に迷惑かける…。

・できれば、運動会に参加したくない。

 

わかります、わかります。その気持ち。公開処刑されているようですよね…。

 

◆この記事を読んでいただければ…

・運動会への心持ちがラクになる。

・幼稚園とのコミュニケーション方法がわかる。

・学校行事の在り方を自分なりに捉えられる。

 

記事に入る前に、2冊の本を紹介させてください。私は、この2冊に出会ってから、学校行事の在り方について考えを深めました。そして、学校行事に関して言えば、とてもラクな気持ちで参加できるようになったんです。

 

書籍の紹介 

あふれる愛 ― 翔子の美しき心 ―

学校の「当たり前」をやめた。 ― 生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革 ―

 

◆運動会の徒競走は、ビリでいい。

ダウン症書家の金澤翔子さんの母、泰子さんの言葉です。翔子さんはビリを嘆きません。周囲も翔子さんが必ずビリになるから、自分は絶対にビリにはならないと安心できた。そのような存在があってもいい…と記されています。

 

この一節を読んで、『そうか、ビリの存在って安心できるんだなぁ…』と思いました。我が子も、勝ち負けに全く執着がなく、いつもニコニコしています。そんな長女に、私はビリでもその存在だけで花丸!と思えるようになりました。

 

 

◆運動会の最上位目標は『全員が楽しむこと』

2冊目に紹介しました工藤勇一先生(千代田区立麹町中学校校長)の言葉です。その中でも、花形のリレーが廃止されたことに私は驚きました。9割の生徒はリレーが楽しいと答えましたが、1割の生徒は楽しくないと答え、協議を重ねた結果、廃止されたそうです。『協力や団結』が目標であれば、リレーや組体操があってもいいけれども、目標が『楽しいか楽しくないか』であれば、それらはやるべきではないということです。

 

 

この一節を読んで、私はそうか、子どもが楽しいか楽しくないかで判断すればいいんだと思いました。

 

 

◆発達障害児の我が子のリレー参加の有無を相談された

知的障害と自閉症を持つ我が子は、市立幼稚園に通っています。クラスで障害児は我が子だけ。子どもは走るのがとてつもなく遅いです。

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ある日先生からリレーについて相談されました。

『〇〇ちゃん(我が子)のチームは1位を経験することが難しい。もし体力的に難しければ、ハンデをつけようかと思いますが…』

 

私は、本人が楽しいか楽しくないかで判断したので、こう答えました。

『本人は勝ち負けにこだわりがありません。皆といるだけで楽しいと思っているので、もしクラスの皆がよければハンデつけてリレーを楽しいものにしてください。もし皆の許可が得られないのであれば、不参加でも構いません。』

 

結局、本番はハンデをつけずに、我が子のチームに足の速い子を配置させてうまい具合に競り合うようにしてくださったみたいなのですが…^^

 

 

そんな風にして、本人の笑顔を元に『楽しい・楽しくない』を判断して参加させるのも一つの手なのではないかなと思います。

 

 

あふれる愛 ― 翔子の美しき心 ―

学校の「当たり前」をやめた。 ― 生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革 ―

 

◆まとめ

運動会は、公開処刑のようだ。たしかに、一人だけ違う動きをしていたら目立ちますよね。

 

協力や団結が目標…と軍事国家のような考え方はもう古いです。楽しくない、苦痛だと子どもが感じるのであれば、運動会欠席でも構わないと私は思います本人が楽しいか、楽しくないかで判断することで、きっと親も気持ちがラクになると思います。学校行事に対する捉え方も変わってくるでしょう。

 

 

 

今日もお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

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