こんにちは、ゆうです。
皆さんは、普段お子さんを褒めていますか?私も、とても褒めていました…。子どもに障害があるので、できないことができるようになった瞬間が健常児よりもより嬉しく思い、褒めてしまうのです。しかし、この本を読んでからは、私は、『褒める』ということを改めようと考えたのです。それはなぜか…?詳しく解説していきます。
目次
私が読んだ本はこちら。
子供を褒めて伸ばしていこう!と思っているあなたへ
『よくできたね!』『すごいね!』
一見、普通の誉め言葉かと思いますが、これは、根底に『できないと思っていた』というのが見え隠れしませんか?この言葉…子どもにはよく使いますよね?友人や夫にはあまり使わないと思います。
アドラーは、このように言っています。
『よくできました』は能力のある人から、ない人に下す評価である。無意識に上下関係を作っている。縦の人間関係から抜け出させたくないから褒めているだけだ。と。
褒めることは、他人軸で生きていく人間を形成している
褒められた子どもは、『もっと褒められたい』と思うでしょう。しかし、この感情が危険信号。褒められたいというのは、他人軸で動いている上に、『自分には能力がない』という概念を形成しているのです。
どうしたら、横の関係性ができる?
簡単に言えば、『自分の感謝の気持ちを伝える』だけでいいのです。もし、その行為を夫や友人がやったとしたら?を想定すれば良いのです。
子どもが掃除をしてくれた場面を想定しましょう。
うわ~すごい!!これ、一人でやったの?よくできたね~!すごいなぁ!
このように声かけをされた場合、一時的に掃除をする行為が増えてくると思いますが、そのうち褒めてもらえなくなり、『お手伝いしてくれたのに、最近はどうした?』などと言われ、やらなくなるパターンですね。何より『褒められたい』という気持ちが先立ち、やったら褒めてもらえる!を目的にしているので、受け取りたいのは上の関係の人の賞賛です。極端ですが、自分は無能ですから、それを否定してください。満たしてください。と言わんばかりです。承認欲求の塊です。
どうもありがとう。ママ、助かったよ。
このように声掛けをされた場合、反復することはないかもしれません。しかし『自分は家族の一員だ。』ということを自覚し、掃除でなくても、他者に貢献しようという気持ちが芽生えた時に、何かしらの手伝いをすることが増えてくるかもしれません。何にせよ、『自分から自分が思った通りに動く人間=自分軸で動く人間』となるでしょう。人は、感謝の言葉を聞いた時、自らが他者に貢献できたことを知るのです。
叱ることも、上下関係を作り出している
叱るという行為も、下の関係のものを自分の思う通りに従わせたいときに使います。叱るということは、『自分は正しい。相手は間違っている。』ということを認識させようという行為です。
叱るということは、『罰する人がいなければ、不適切な行動を取る人間を育てている』のです。
叱らずに子育てはできるの?
私達母親も、人間だもの。感情が高ぶることもありますよね。しかし、アドラーは『課題の分離』を使えば、叱らずに子育てができるということを説いています。
課題の分離に関しては、長くなりそうなので、また次回。
まとめ
子供を褒めて伸ばしていこう!と思っているあなたへ。アドラーの心理学をおすすめさせていただきました。褒めるということは、親子を上下関係にし、子供を自分の思う通りに従わせたいという思惑が見え隠れしてしまう危険な行為だということをお伝えしました。叱ることも然り。褒める、叱るをせずに、『自分の感謝の気持ちを伝える』だけでいいのだとアドラーは言っています。そうすれば、他人軸でなく、自分軸で生きる人を育てていけるのではないかと思います。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
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