こんにちは、ゆうです。
今回は、『発達障害児が社会で輝くために必要なものとは?』という題で、発達障害児の親が人生でこれは絶対に作っておくべきサポートブックについてお伝えしたいと思います。
目次
- サポートブック(我が子専用取り扱い説明書)は、人生の地図。
- ◆障害名があるなしに関わらず『サポートブック(我が子専用の取り扱い説明書)』を作成することが重要です。
- ◆サポートブックにはどのようなことを書くのか?
- ◆この説明書は誰が見るのか?
- ◆サポートブックはいつ見るのか?
- ◆サポートブックを作成することで、どんなメリットがあるのか?
- まとめ
発達障害って生まれてすぐにわかりませんよね。1~3歳になってから、検診でちょこちょこ引っかかるようになり、診断名がつくのは早くて2歳です。はたまた、ずっと診断されずに、大人になってから診断されるケースもあります。
時々困ることもあるけど、クラスの子と仲良くできてるし、発達障害なんかじゃないわ。
この子は、周りよりも色々遅いけど、電車の名前は全部言えるし、漢字も読めるし、大丈夫よね。
発達障害かもって思ったけど、インターネットでいろんな人の話を見ていると、うちの子は普通だと思った
など、周りの子やインターネット上の情報で、親が自己判断していませんか?
上記のように考えているあなたへお伝えしたいことがあります。
この記事を最後まで読まないと…
・子どもの『できないこと』を受け入れられず、子どもをきつく叱る。
・幼稚園や小学校で、適切な指導を受けられない。
・子どもが自分を受け入れられず、自傷行為を繰り返す。
・子どもが将来、就職できずに路頭に迷う。
などの最悪な結果を招きます。
ぜひ最後までご覧ください。
サポートブック(我が子専用取り扱い説明書)は、人生の地図。
最近『大人の発達障害』の認知度が高まり、メディアでもよく取り上げられます。
そういった方々は、口をそろえて『小さいころから、周りと少し違うなと思ってた。診断がついて安心した。色々な違和感と障害が合致した。』といいます。
この『小さいころからの違和感』を放置した結果、社会で適応できず障害名がつくケースがあります。幼い時は、学校という枠で守られてるので、少々遅れがあっても親は『このぐらい大丈夫かな』と思いがちです。しかし、一歩社会に出てみると、守ってくれるものはありません。
知的障害があれば、それとなく周りについていけないのはわかりますよね?
しかし、知的に遅れがない発達障害ですと、凸凹の凸があるので、優れているとみられる場合もあります。発達障害はとても分かりにくいのです。子育てする上では、本人も親もどうしていいかわからない…という状況が長く続いてしまう可能性があります。
そこで、私が今日一番お伝えしたいことは…
◆障害名があるなしに関わらず『サポートブック(我が子専用の取り扱い説明書)』を作成することが重要です。
この説明書が、社会という大海原を進む際の地図になるのではないかなと思います。
地域で、色んな呼び方があるみたいです。
『ポートフォリオ』『サポートブック』『つながりファイル』『〇〇の説明書』などです。
◆サポートブックにはどのようなことを書くのか?
基本的情報、得意不得意、好き嫌い、何ができて、何ができないのか。できないことは、環境を整えればできるのか?それとも、回避するのか。本人が困難な状況の対応方法をいくつか書きます。
◆この説明書は誰が見るのか?
家族、幼稚園の先生、ドクター、発達センターの先生方、カウンセラー、子どもに関わる全ての人です。
◆サポートブックはいつ見るのか?
ドクターとの面談、発達センターに初めて通う時、幼稚園の先生が変わった時、小学校に上がる時、中学校に上がった時 など、初めて子どもと接する人がいる時に活躍します。
◆サポートブックを作成することで、どんなメリットがあるのか?
1、周りの環境を整えることができます。
子どもに関わる全ての人がこの説明書を読めば、周囲の人が子どもの特性を理解し、対応が一定になります。それにより、子どもも日常を落ち着いて過ごせるようになります。逆に、関わる人の対応がすべて違った場合、子どもは混乱し精神的に参ってしまうでしょう。
2、少し大きくなった時に、『自分はこういう人間だから、こうしよう』など計画実行を自分自身でできるようになります。
たとえば…
聴覚過敏(小さい音でもその人にとっては大きく聞こえる特性)がある場合には、ヘッドフォン(イヤーマフといいます)の利用を許してもらえる環境や、仕切りのある場所で勉強や仕事をするなどの対策が取れます。
自分の特性を自分自身で理解することで、その刺激を回避したり、他の方法がないか模索したりする作業もできるわけです。
まとめ
『発達障害児が社会で輝くために必要なものは、サポートブック(我が子専用取り扱い説明書)』でした。子どもが死ぬまで面倒が見られればどんなにいいことでしょう。しかし、確率的には、私たち親のほうが先に死んでしまいます。
そんな時に、『自分っていったい何者?どんな奴?』という小さいころからの記録があれば、きっと大人になった我が子はそれを道しるべに社会へ飛び出していけるのではないかと思います。
幼い頃からこのファイルを作成しておくことで、ライフステージが変わる度に、おびえなくてもよいのです。
お子さんが幼い今から少しずつお子さんの様子を書き起こしておきませんか?
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今日もお付き合いいただき、ありがとうございました。
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言語聴覚士という専門家だった私が、発達障害児・双子を育ててみて、わかったことは3つ。
1,自分という人間を知れば、子育てがしやすくなる
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この記事を書いている私はこんな人。
小3双子の母。言語聴覚士。
長女は、軽~中等度知的障害、自閉症スペクトラム。ホームスクーラ-。
次女は、軽度のADHD・自閉症スペクトラム。公立小学校の授業を自分で選択し、部分登校している(ハイブリットスクーリング)。
子育て中に、アドラーの心理学を学んだり、教育移住を経験し、『人との対話』が世界で1つの家族の幸せに辿りつける方法だと気付く。 ”置かれた場所で咲きなさい”ではなく、”咲ける場所を探していこう”という子育てスタンスで、学校と学校外の学びの場を重要視している。 子育てをしているママ達が幸せな人生を送り、生き方にフォーカスできるようお茶会・コーチング・コンサル・講座を開催している。『無理』という言葉のない、自分の可能性を無限大に信じられる世界を目指す。