こんにちは、ゆうです。
今日は、我が子が発達障害児と診断されると『下の兄弟はどうしよう…』『上の子に関わる時間が少ない』などの問題を抱えると思います。今日は、発達障害児の”兄弟”に焦点を当てていこうと思います。
また、今回の記事は、下記のHPをまとめです。
データが少し古いものであることをご了承ください。
障害児のきょうだい達の心の健康~きょうだい達をどう健やかに育てるか~
目次
- 兄弟で発達障害になる確率は?
- 発達障害の兄(姉)がいると、弟(妹)はいじめられる?
- 『障害を持つ兄弟がいてよかったか?』兄弟に直撃!!
- 発達障害児の兄弟がいてよかったと思えるような子育て方法は?
- 発達障害児の兄弟には『ごめんね』よりも『ありがとう』を。
- まとめ
この記事はこんな方へ向けて書いています。
◆発達障害児を育てている親御さん
◆発達障害児の下に兄弟を産んでもいいのか?と悩んでいる方
◆発達障害児の兄弟の育て方に悩んでいる方
この記事を読めばこのような結果が得られます。
◆発達障害児の兄弟姉妹の反応、特徴。
◆大人になってから、兄弟についてどう思っているかの調査結果。
◆発達障害児の兄弟姉妹の育て方、心構え。
を知ることができます。
ぜひ、最後までお付き合いください。
兄弟で発達障害になる確率は?
発達障害児がいるが、下に兄弟を作ってあげるべきか、産んでもいいのか?悩んでいるあなたへ
まず気になるのは、上に発達障害児がいると、下の子も発達障害になるのではないか…という疑問ですよね。それに関して言えることは、『遺伝的に発達障害になることは100%ではない』ということ。遺伝子が完全に一致する一卵性の双子でも、発達障害をもつ割合は75~85%。二卵性の双子の場合、5~10%。そうなると、遺伝的に見れば、兄弟姉妹ではもっと低くなるということです。しかし、逆に言えば、『数%でも下の子も発達障害になりうる』ということも覚えておきましょう。
発達障害の兄(姉)がいると、弟(妹)はいじめられる?
次に心配されるのが、発達障害児の兄弟を持つと、兄弟が苦労するのではないか…という心配ですよね。上記のHPでは、冒頭に『障害児のきょうだい達で、障害児が家族にいることによって非行に走ったり、他の人を害する、いじめなどの問題はまず起こりません。』と書かれています。
ただし!!
やはり、発達障害児の兄弟がいることによって親の目の向け方や世話の仕方が変わっていきます。それに対して、『もっと構ってほしい』『親の気持ちを引き付けたい』と感じて、問題行動に移す場合もあるということです。これは、個人差が大きいと記載がありました。
発達障害児のいる兄弟の反応は性別や年上か年下かによっても少し違う傾向があるようです。*悪までも傾向なので、こんな風に育つとは限りません。
【発達障害児と弟】攻撃的になる傾向
【姉と発達障害児】自分を抑え、抑うつになる傾向
【発達障害児と妹】癇癪が強い、よく世話をするなど色々
【兄と発達障害児】家族から距離を置く、よく世話をするなど色々
『障害を持つ兄弟がいてよかったか?』兄弟に直撃!!
青年期になった兄弟に『障害を持つ兄弟がいてよかったか?』という質問をしたそうです(アメリカ、1970年のデータなので古いですが)。よかったが45%、よくなかったが45%、どちらでもないが10%だったそうです。
よかったと言っている人は、「人間と障害に対する理解が深まった」「思いやりができた」「さまざまな偏見に対して敏感である」「自分の健康と知的な能力に感謝している」との意見。
よくないと言った人は、『自分が兄弟のことを押しのけて何かするという罪悪感』『自分の要求を通してくれなかった、かまってくれなかった』という意見。
発達障害児の兄弟がいてよかったと思えるような子育て方法は?
発達障害児を持つ兄弟の悩みを見てみましょう。
『自分のプライバシーが侵されていると感じる』、『怒れない』、『生活を邪魔される』、『同胞(障害を持つきょうだい)が暴れる』、『いうことを聞いてくれない』、『迷子になるのではないかと心配である』、『知らない人々の言葉や視線をいやに思ったことがある』、『安全が気になる』、『親と話しているのを邪魔されたことがある』、『親から愛されているという確信がない』などがあるそうです。
発達障害児の兄弟の悩みを軽減するためには?
◆親と2人だけの時間を与える
時には発達障害児の子どもと離れて、1:1の時間を取ることが重要です。1週間に1度、大げさに『あなたの事を愛しているよ』というメッセージを伝えていきましょう。2人だけの時間であれば、邪魔されることも、気持ちを正直に話せないなどの悩みも解消されるでしょう。『親は、自分のことも愛しているんだ』という確証があれば、その他の時間に自分のやりたいことを謳歌できるでしょう。
時間の確保方法はこちらを参照ください。
◆兄弟たちの世話の負担を軽くして、自分のための活動をやらせる
ただでさえ、時間的にも精神的にも親を取られている感覚に陥っているわけなので、兄弟たちの世話はなるべく軽くしたほうが賢明です。兄弟が楽しいと思う活動を応援していきましょう。
◆居室を確保し、1人になれる場所と時間を確保する
とにかく、邪魔をされない場所が必要です。物理的に離れることがとても重要です。
◆努力や達成を褒めるように努力する
どうしても、発達障害児がいると親は『この子もそうなのでは?』と『できない所』に目が行きがちですが、『できる所』に目を向けて、声に出して褒めてあげましょう。
◆聞き上手になる。相談に乗る。
上記の悩みのように兄弟達はなかなか自分の感情を出せません。まずは、感情を表に出してストレスを吐き出してもらいましょう。
◆家族外からの援助を上手に利用する
私自身、これが一番重要だと思っています。兄弟のサポートを考える上で、マンパワーの問題は外せないでしょう。さざえさん一家のような大家族ならまだいいかもしれません。しかし、核家族の場合、絶対にサポートが必要になります。自治体、民間のサポートを受け入れる心の準備(部屋の準備?)をしましょう。兄弟への対応もそうですが、自分自身の精神を保つために絶対に必要になると思います。
自治体、民間サポート詳しく知りたい方はこちら。
◆ユーモアを使って生活を楽しくする
やはり子育てで大事なのは、『笑顔』。楽しいから笑うではなく、笑うから楽しいんです。笑顔が減っているなと思ったら、Youtubeでお笑いを見てみましょう。笑顔が出ると、身体も軽くなります。
発達障害児の兄弟には『ごめんね』よりも『ありがとう』を。
(発達障害児の世話があるから)ちょっと待ってね。ごめんね。
ついつい言ってしまいがちになると思います。しかし、その言葉をありがとうに変えてみましょう。『待っててくれてありがとう。』
時に、親と1:1で話す機会を設け、時に1人の時間を確保できる。そんな安心感を持つことができれば、きっと兄弟は『発達障害児の兄弟がいてよかった』と思えるはずです。
まとめ
今日は、発達障害児を持つ兄弟に焦点を当ててみました。旦那さんや奥さんのことを愛していて、『この人とならきっと乗り越えられる』と思うのならば、きっと未来は明るいのではないかと思います。あとは、受援力(助けてと言える力)です。高い高い壁が立ちはだかっても、1人ではないことに気づきましょう。あなたの周りには助けてくれる人が沢山います。いち早く『助けて』と言える勇気を持ちましょう。
この記事で、何かの気づきになれば幸いです。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
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