こんにちは、ゆうです。
今日は、発達障害児がもらえる手帳についてお話したいと思います。手帳発行の基準や、申請方法、手帳を持つメリットデメリットを解説します。
目次
この記事はこんな方へ向けて書いています。
◆子供が発達障害と診断された親御さん
◆発達障害でもらえる手帳やサポートはあるのかと思っている方
この記事を読めばこのような結果が得られます。
◆発達障害児がもらえる手帳についての知識がつく
◆手帳発行の基準、申請方法、メリットデメリットが理解できる
発達障害と知的障害について
引用元;リタリコ発達ナビ https://h-navi.jp/column/article/175
こちらの図をご覧ください。
発達障害には、3つ種類があります。広汎性発達障害、注意欠陥多動性障害、学習障害です。そして、広汎性発達障害と注意欠陥多動性障害には、知的障害が合併していることもあるということを示している図です。
逆に言えば、知的障害が合併していない発達障害者も多くいるということになります。また、学習障害は、条件として『知的障害がない』ということも示しています。
発達障害と知的障害は、別物であり、合併していることもあるということをご理解いただけましたでしょうか?
発達障害と知的障害の違い、検査の違いを知りたい方はこちらをどうぞ。
発達障害でもらえる手帳と、知的障害でもらえる手帳
発達障害者(児)もらえるのは精神障害者保健福祉手帳
精神障害者保健福祉手帳 | |
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申請基準 | 精神障害や発達障害があるために日常生活・社会生活への制約がある人 |
区分 等級 |
1級:自立しての生活が困難な方。他の人の手を借りながら出なければ日常生活が送れない。 2級:常に人の手を借りなければならないほどではないが、日常生活が困難。 3級:障害は軽度だが、日常生活や社会生活で何らかの制限を受けている。 |
メリット | ◆自治体によっては、子供本人や保護者が手帳所持していることによって、保育園入園の優先順位が高くなり、入園しやすくなる。 ◆特別支援学校へ入学を希望する場合、出願の際、手帳の写しが必要な場合があります。 ◆行政サービスや優遇を受けられる。 ◆成人の場合、障害者雇用枠での就職もできる(一般枠でも可)。 ◆特定求職者雇用開発助成金や障害者トライアル奨励金、障害者雇用奨励金などの支給対象になる場合もある。 ◆就労移行支援を利用したい場合、手帳所持しているとスムーズに受けられる。就労移行支援を使えば、自分に合った仕事を探すことができる。 |
デメリット | ◆障害受容できていないと受け取りに抵抗がある ◆障害者雇用の場合、昇進や待遇面で一般のルートから外れる可能性がある(あくまでも可能性があるという話) ◆療育手帳と併せて取得可能だが、受けられるサービスは療育手帳の方が手厚い |
再判定 | 原則として2年ごと |
申請方法 | 1、役所の障害福祉課で申請書を受け取る 2、医師の診断を受け、診断書をもらう 3、申請書・診断書・写真を役所に提出する |
サービス | ◆NHK放送の受信料免除や減額 ◆公共交通機関の運賃割引・減免 ◆携帯電話の割引 ◆水道代の割引 ◆所得税の控除 ◆住民税の控除 ◆相続税の障害者控除 ◆自動車税・軽自動車の減免、自動車取得税の減免 ◆預貯金が非課税の対象となる(マル優、特別マル優) ◆医療費の助成 ◆生活保護の障害者加算 ◆公共施設、映画館などの無料化、割引 |
知的障害者(児)がもらえるのは療育手帳
(注意)ここで言う療育手帳は、療育の受給者証とは違うものです。
療育手帳 | |
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申請基準 | IQ値が70~75以下の方。知的機能の障害が発達期にあらわれ、日常生活に支障が生じているため、何らかの特別な援助を必要とする方。 |
区分 等級 |
自治体によって、2区分と4区分がある。4区分の所が多い印象。 【2区分】 A:IQが35以下の人。またはIQが50以下で肢体不自由などの身体障害を重複する人。 B:IQが35~50の人。 【4区分】 A1:最重度知的障害(IQ19以下) A2:重度知的障害(IQ20~34) B1:中度知的障害(IQ35~49) B2:軽度知的障害(IQ50~75) |
メリット | ◆特別支援学校へ入学を希望する場合、出願の際、手帳の写しが必要な場合があります。 ◆行政サービスや優遇を受けられる。 ◆成人の場合、障害者雇用枠での就職もできる(一般枠でも可)。 ◆特定求職者雇用開発助成金や障害者トライアル奨励金、障害者雇用奨励金などの支給対象になる場合もある。 ◆就労移行支援を利用したい場合、手帳所持しているとスムーズに受けられる。就労移行支援を使えば、自分に合った仕事を探すことができる。 |
デメリット | ◆障害受容できていないと受け取りに抵抗がある 返還も可能なので、これと言ってデメリットは特にない |
再判定 | 自治体によって異なる。 東京都は、3・6・12・18歳で再判定(更新判定) |
申請方法 | 1、役所の障害福祉課で申請する 2、児童相談所で審理判定員・医師による判定を受ける |
サービス | ◆NHK放送の受信料免除や減額 ◆公共交通機関の運賃割引・減免 ◆携帯電話の割引 ◆水道代の割引 ◆所得税の控除 ◆住民税の控除 ◆相続税の障害者控除 ◆自動車税・軽自動車の減免、自動車取得税の減免 ◆預貯金が非課税の対象となる(マル優、特別マル優) ◆医療費の助成 ◆生活保護の障害者加算 ◆公共施設、映画館などの無料化、割引 |
上記以外で障害者手帳を持っていて得したな~と思う所【メリット】
いくつかあるので紹介したいと思います。
◆ディズニーランドやUSJで並ばなくて済んだ!
これは大きいですよね。なかなか並ぶのに苦労する障害児なので、助かりました。
◆人気水泳教室で障害児枠で入ることができた!
障害児枠なので、プールサイドに親がいないといけないのですが、水に浮かぶことやボバリングなど命を守る動きを教えていただいています。
また、普段のプール利用も本人+付き添いは無料になります。
◆粗大ごみを出すのが無料
◆室内遊園地が付き添い無料
室内なので、外に出て迷子になる心配がありません。大きいトランポリンやアーケードゲームが楽しめるので、定期的に行っています。
手帳を持っていることの【デメリット】
私は障害者手帳を持っていて、デメリットを感じたことがありません。必要なサービスを沢山受けられるので、本当におすすめします。自治体によっても受けられるサービスが異なってくるので、役所で確認して申請しましょう。
まとめ
発達障害と知的障害の違い、そしてもらえる手帳について解説しました。メリットしかないと私は思うので、ぜひとも取得をおすすめします。もし必要なくなったらいつでも返還できますので…。持ってないより持っていた方がお得です♪
今日もお付き合いありがとうございました。
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