発達障害・知的障害児がスマイルゼミを1年間受講した結果をまとめました。
目次
- スマイルゼミ(幼稚園児)の特徴
- 発達障害・知的障害児がスマイルゼミを受講したら…口コミまとめ
- その他、知的障害児がスマイルゼミを受講したら…
- スマイルゼミ、料金はチャレンジタッチよりも少し高め。
- 結論1:ASD収集好きタイプは伸びる!
- 結論2:さかのぼっての復習がしやすい!!
- 結論3:衝動性の強いタイプには向かない可能性も…
- 結論4:視覚優位の子にはタブレット学習は向くが、聴覚優位の子に向くかは人それぞれ
- 【番外編】学習障害LDのお子さんにスマイルゼミは適しているのか?
- 知的障害、発達障害を持つ双子がスマイルゼミを1年続けた結果
- 料金は?
- 退会後も講座を受講したい場合…
- 発達障害児がチャレンジタッチを受講した場合と比較したい方はこちら
- まとめ
この記事は、このような方へ向けて書いています。
◆我が子は発達障害・知的障害児だけど、スマイルゼミってどうなのかな…?
◆発達障害・知的障害児が受講した時の口コミを見てみたい。
◆コスパはどうかな?
◆飽きずにできる?
◆詳しい料金は?
この記事を読めばこのような結果が得られます。
◆スマイルゼミの特徴や料金、コスパが理解できる。
◆発達障害・知的障害児がスマイルゼミを受講した時の口コミを理解できる。
◆言語聴覚士(私)から見て、この商品の弱点を理解できる。
スマイルゼミ(幼稚園児)の特徴
◆タブレット端末のみで、10分野の学習ができる。
◆電源を入れて一人で学習できる。
◆問題を読み上げてくれたり、発音を評価してくれる。
◆子どもの進捗を親のスマホに伝えるシステムがある。
発達障害・知的障害児がスマイルゼミを受講したら…口コミまとめ
よい点 | 改善点 | |
---|---|---|
① |
マイキャラ設定が楽しい。 (我が子もハマっていた) |
キャラクターやBGMが少なく、 遊び要素があまりない。 |
② | 右とは逆で、受講していれば何年経っても復習ができる。 (チャレンジタッチは2年前のものは受講できなくなる) |
受講前のものは、遡ってのダウンロードが できず復習ができない。 |
③ |
自動的に丸付けしてくれる。(親だとイライラ したり、怒り出すお子さんには向いている) |
一旦苦手意識を持ってしまうと復習しない 場合がある。 (自閉症児には多いケースかも。) |
④ | 学習するとご褒美カードがもらえる。 (収集するのが好きなお子さんには向いている) |
集中力がない子の場合、タッチペンの反応が やってみよう』と言われると否定された気分になる。 |
⑤ |
なぞり字の時には採点が厳しいので、 (完璧主義な子は伸びる可能性あり) |
その他、知的障害児がスマイルゼミを受講したら…
Twitterではこんな口コミも↓
今日のスマイルゼミ講座
— 🎄🎁みや🎅🌟 (@miyakaya_m1529) October 10, 2021
【でんしゃ🚞】
盛り上がらないわけがない!!!
電車が走る音がするたびに大喜びだった
小学校に入ったら電車通学がある子もいるよね。本当、数国以外の生活や季節等の課題が面白くて息子の知識が日々成長していて感謝🙌💕#子育て #タブレット #知的障害 #ASD #発達障害 pic.twitter.com/878hobPEkc
たしかに、我が子(知的障害のある子)も季節や生活の課題がとっても気に入っていました!算数や国語よりも生活面を重視している親御さんにはいいかも!
こちらの方も、知的障害があるものの視覚優位の子には、タブレット学習は向いているのではないか…という結論に。↓↓
私も、最近の学習方法って、視覚優位の子にはとてもいいけど…聴覚優位の子に十分な配慮がされているるか…?疑問に思っていました。聴覚優位の子は、とにかくずっとタブレットを見続けることも困難ですので、聴覚や継次処理優位の子に向けた学習にはあまり向いていない気もします。
スマイルゼミ、料金はチャレンジタッチよりも少し高め。
・チャレンジタッチ 1年生35760円~6年生68760円。(12か月払い)
・スマイルゼミは、 1年生36860円~6年生73900円。(12か月払い)
*キャンペーンなどでも変動するので注意。
スマイルゼミ↓
今なら、2週間お試しできるそうです。
チャレンジタッチ↓
結論1:ASD収集好きタイプは伸びる!
ASD自閉症スペクトラムのお子さんで、カードなど収集好きで完璧にこなしたい!という欲求が強いタイプは、伸びる可能性が高いです。
結論2:さかのぼっての復習がしやすい!!
知的障害があり、何年か前の授業を復習したいと思った時に、受講していれば再度復習ができる点はとてもいいと思います。(チャレンジタッチだと2年前のものは消えてしまうそうです。)
結論3:衝動性の強いタイプには向かない可能性も…
ADHDの衝動性の強いタイプには、タッチペンの弱さや採点の厳しさもあり、やる気がなくなる可能性があるかと思いました。
結論4:視覚優位の子にはタブレット学習は向くが、聴覚優位の子に向くかは人それぞれ
視覚と聴覚の有意差が大きい場合、また、同時処理・継次処理の処理方法に有意差がある場合ですと、続ける続けられないの瀬戸際になる可能性もあると感じました。
【番外編】学習障害LDのお子さんにスマイルゼミは適しているのか?
我が子は知的障害とASD自閉症スペクトラムなので、学習障害ついての情報は少ないので、その辺が載っているサイトを貼っておきます。よろしければ、参照ください。
https://dekobokob.net/archives/699
☆自学自習の習慣が身についている子にはスマイルゼミは向いているとの記載がありました。
☆併発しやすい『整理整頓ができない』などの症状にも、タブレット1つでの学習なので、紙がどこかに散らばる心配もないとありました。
知的障害、発達障害を持つ双子がスマイルゼミを1年続けた結果
我が子は双子ですが、2人で1つの端末を使用していました^^;知的障害・自閉症スペクトラム症を持つ我双子が1年間続けると2つの結果が見えてきました。
①お気に入りの講座だけ受講する
今日の課題として、端末から3分野を推奨されるのですが…一年経った現在、二人とも『お気に入り講座』だけを受講するようになりました。他の講座には全く見向きもしなくなりました。一度、親と一緒にやれば興味が湧くのもあるのですが、ごく稀になってしまいました。
発達の凸凹や興味の偏りがある子ども達ですので、まんべんなくこなすのは難しかったかもしれません。親自身も、『これやってみない?』と促すのも正直面倒になり、子ども達の好きなようにやらせていました。そうなると、『コスパ』という点でもいいとは言えませんね…。
②タッチペンが弱すぎた
タッチペンの芯を2,3回変えましたが、結局全然反応しなくなりました。それもあって、徐々に遠のいていった…というのもあるかもしれません。100均のタッチペンでも試しましたが、文字を書く時に反応が悪く、とてもストレスフルだったので、やはり専用ペンは必須のようです。
⇒感覚鈍麻のある発達障害児には向かないと思いました。
特に固有覚に鈍麻があるお子さんだとペンの消耗は早いと思います。(画像にもあるように、ペンのお尻をガジガジ噛む子はそのような傾向があります)
固有覚の感覚の偏りについてはこちらをご参照ください。
結果…『退会』という形に。
ちょうど1年経った月に、退会手続きを行いました。退会の時は、電話連絡が必須なのですが、どうして退会するのか尋ねられ…『やらなくなってしまいました』というのが、少々申し訳なかったような気もしましたが(^^;
料金は?
こちらで、会費のシュミレーションができます。
我が家(年長児)の場合…
タブレット端末9900円
+
英語プレミアム追加
+
12か月一括払い
↓↓↓
53900円
1年未満で退会すると…
1年未満で退会すると、タブレット端末料金が発生してしまうため、『一年は必ずやろう』と最初から決めていました。1年経過していたので、退会時に、とくに料金がかかることもありませんでした。
退会後も講座を受講したい場合…
退会すると、そのまま通常のタブレット端末として使用もできますが、今までやった講座をもう受講することができません。
講座を引き続き、受講したい場合は、すべての講座をダウンロードしておき、退会する日におでかけモードにしておくと、次の日からも記録は残っており受講できます。
ここで、おでかけモードを解除すると、データは消えてしまうので注意してください。
おでかけモードで受講できないものも…
こんな画面がでてきて…おでかけモードで受講できないものもありました。それが、ランダムでなぜ受講できないのかわかりませんでした。。しかし、英語プレミアムはすべて受講できました(^^♪
発達障害児がチャレンジタッチを受講した場合と比較したい方はこちら
発達障害児がチャレンジタッチを受講したら…どうなるのか?下記のサイトでは、まとめるとこんなことが書いてありました↓
・親子のチャレンジ学習をサポートしてくれる『発達障害支援サイト』がある。
⇒学習や子育ての悩みを聞いてくれたり、アイディアを提案してくれるサイトだそうです!これは心強い☆
・学習プログラムは一日10~15分でOK。
・動画や音声、文字解説、どの刺激からでも学習できる。
・ゲーム機能やご褒美機能が充実している!
・12か月払いで、1年生35760円~6年生68760円。
*スマイルゼミは、1年生36860円~6年生73900円。
チャレンジの方が、エンターテイメント性があり、楽しめそうな予感?
料金的にもチャレンジの方が少しお安め。
しかし、2年前のものは遡れないので注意ですね!
まとめ
発達障害の我が娘たちは、スマイルゼミを気に入ってはいましたが、好みの内容の偏りと、タッチペンの弱さがあり、退会という形になりました。発達障害児の場合、やはり親がついていないと、徐々にやらなくなるなぁというのが正直な感想です。親が毎日これやろうか~と習慣化できれば、もしかしたらもっとハマっていたかもしれませんね。
今なら、2週間お試しできるそうです。
今日もお付き合いありがとうございました。
お子さんのサポートブックご準備なさっていますか?
発達障害を疑ったことがある、グレーゾーン、発達障害と診断されたなら、まずはお子さんのサポートブック(トリセツ)を作りましょう!
言語聴覚士という専門家だったから言えることがあります。それは、発達障害児のママがお子さんの問題点や長所を把握できているかできていないかで伸びが全く違う…。
しかし、なかなかお子さんの問題点って見えにくいですよね。しかも、日常生活でいっぱいいっぱいでそんなものを作る余裕もない…。
そんなあなたへ、簡単に作れる!
世界で1つの我が子サポートブックフォーマットを無料でプレゼントしています!
Instagramでは、ブログのまとめをささっと読めます♪
ゆう@発達障がい児×双子ママ (@syuhutago25) on Instagram
Twitterでは、子育て中の気づきを毎日発信しています。
ゆう@発達障がい児×双子ママ (@syuhutago25) on Twitter
この記事を書いている私はこんな人。
小4双子の母。言語聴覚士。
長女は、軽~中等度知的障害、自閉症スペクトラム。ホームスクーラ-。
次女は、軽度のADHD・自閉症スペクトラム。公立小学校の授業を自分で選択し、部分登校している(ハイブリットスクーリング)。
子育て中に、アドラーの心理学を学んだり、教育移住を経験し、『人との対話』が世界で1つの家族の幸せに辿りつける方法だと気付く。 ”置かれた場所で咲きなさい”ではなく、”咲ける場所を探していこう”という子育てスタンスで、学校と学校外の学びの場を重要視している。 発達障害・知的障害児の子育てをしているママ達が幸せな人生を送り、育児を楽しめるようにお茶会・コーチング・コンサル・講座を開催している。