赦し、信じて、手放すブログ

在るを知るために生きる。自己理解コーチ/アドラーELMリーダー/言語聴覚士/小5双子の母。助けてと言えずうつ病⇒どこを助けてほしいかわからない⇒自己理解⇒他者理解⇒世界で1番幸せな母。 教育に自己理解を組み込むビジョンを掲げている八木仁平さんに共感し自己理解コーチとして邁進中。 全人類に本物の自己理解を。

そうだ、森に行こう。(北欧の森のようちえん レビュー)

こんにちは、山田です。

 

今日は、本の紹介です。

『北欧の森のようちえん 自然が子どもを育む』という本です。

こちらをまとめながら、感想を書いていきたいと思います。

 

目次

 

そうだ、森に行こう

と思って、引っ越してきました(笑)車で少しいけば、森に行ける環境です。

あ、そういえば、余談ですが、昨日、野生のイノシシを見ました。結構大きかったので、ドキっとしてしまいました。

 

私がどうして森が良かったか…森で過ごすと子どもの可能性を絶対に広げるぞと思って来ました。その根拠となるような言葉達が、こちらに書いてありました。

 

北欧の森のようちえん 自然が子どもを育む

今日、紹介する本は、こちら。

北欧の森のようちえん 自然が子どもを育む ーデンマーク・シュタイナー幼稚園の実践ー

北欧の森のようちえん 自然が子どもを育む ーデンマーク・シュタイナー幼稚園の実践ー

 

森で過ごすって身体にも心にもいいことづくし

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森で過ごすだけでも、私達の身体は鍛えられます。粗大、微細運動、すべての感覚が刺激されます。

風でそよそよ動いている葉っぱ、木の間から差している光、鳴いている鳥を見ること、それらを心から『美しい』と思います。精神的な癒しを受けることは間違いないでしょう。

 

森の中では退屈?

とは言え、毎日同じような場所に言っても退屈なのでは?と思う方もいるでしょう。

自然の中では、何もかも自分のペースで過ごすことができます。自然を使って探求してもよし、ただぼうっとしていてもよし。

 

本書で印象的な会話がありました。

森のようちえんの子どもと、先生の会話です↓

先生『疲れた?』

子ども『んーん。退屈しているの。退屈した後はとっても楽しく遊べるから』

 

子どもは退屈した後に、きっと何か発見できる、また元気に遊べる…と理解しているのですね。私達大人は、退屈そうにしていると、何か与えようとしてしまいがちではないでしょうか。子ども達の『退屈』は、必要な時間なのだと教えられました。

 

現代のデジタルゲームは、退屈な時間が奪われている…と感じました。常に新たな刺激にさらされていると、私達の脳はどんどん疲弊してしまうのではないでしょうか…。

 

No感覚No運動

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子どもの運動発達・言語発達の土台は『感覚統合』である

私は感覚が入力されることをもっともっと皆さんに重要視してほしいと感じています。運動よりも、先に『感覚』です!

森で過ごすということは、全ての感覚統合がバランスよくなされるということです。

 

感覚については、こちらで解説したので、5感+2感(触覚を入れると3感)の7の感覚を理解できていない方は、まずこちらをお読みください。

www.syuhutago25.com

 

感覚統合の過程

引用:リタリコ発達ナビ

少し感覚統合について解説します。感覚統合には5つの過程があります。

①感覚が正常に機能している

視覚・聴覚・前庭覚・触覚・固有覚(嗅覚・味覚)の感覚が、正常に受信できるようになることが感覚の土台です。

ここが、鈍麻だったり、過敏だったりすると、②~⑤に影響してきます。

 

②姿勢・筋力・眼球のコントロールがうまくいくようになる

前庭覚の偏りがあると身体の正中をうまく認知できずに、身体をゆらゆらして、正中を保とうとします。身体をゆらゆらしないまでいかずとも、授業中にすぐに姿勢が崩れてしまう場合、前庭覚がうまくいっていないと仮定することもできるでしょう。ただ単に筋力がないというわけではありません。

例えるなら、運転中にセンターラインが見えずに運転していたら、どうなるでしょう?センターラインがあるからこそ、正しく走ることができますよね。

 

③ボディイメージの形成・運動コントロールの基礎

上記ができるようになると、ボディのイメージが形成されます。

車で例えると、狭い道を見た時、自分が運転している2tトラックでは通れないぞ…と目視でわかるのは、車のボディの大きさをわかっているからですよね?ボディの大きさをわかっているからこそ、適切な環境で走ることができます。

 

④手指の機能分化・言語機能

やっとここできました。手の巧緻性や言語機能は、上記の3つが満たされてはじめて、発達するのです。

上記が満たされていないのに、『筆圧が弱いんです…。文字がうまくかけません。』と言っているのは、土台がうまく育っていないんですよ。ということです。

 

⑤学習

巧緻性や言語が発達してきました。最後に学習に繋がります。

 

私個人の意見としては、感覚統合や手指の機能分化や言語機能が全く発達段階に達していないのに、学校に入れられて、机の上で勉強させられることに疑問を感じます。

6.7歳で十分な感覚・運動発達がなされていない子は、公立の小学校に入れても本人が辛いだけでしょう。

 

話が脱線しましたが…この土台中の土台を固めるのに、森は最適だということが書いてあります。

 

森で鍛えられる感覚・運動・言語

粗大運動

森の中では、整地された地面の上ではない、凸凹した道を歩くことになります。それだけでも、全身のバランス、筋力を鍛えます。走ったり、這ったり、跳ねたり、踊ったり、木に登ったり、丘から転げ落ちる、ヒミツキチに潜り込む…などするならば、すべての感覚を刺激することになります。

 

微細運動

毛虫や昆虫を捕まえる、木の表面に触れる、どんぐりの皮をむく、木を小刀で削る…など、森に入ると、手先を使うことも鍛えられます。

 

それらをお友達や大人たちと一緒に体験するならば、言語コミュニケーション力も同時に鍛えられるでしょう。

 

このような感覚が入り、運動が促され、バランスよく発達が促されます。

 

都会に住んでいてなかなか森に行く機会がない…と思った方、大丈夫です。

無理に森に行って親が疲弊してイライラしたら本末転倒。

ちょっと家の外に出て、暑さや寒さを感じたり、花を眺めたり、公園の木に触れてみたり、近所の夕飯準備のにおいをかいだり、雨の日に雨を触ってみたり、

それができなくても、おうちの中で一緒にお風呂に入ったり、ハグをいつもよりちょっとだけ長くやってみたり…

それだけでも感覚入力になってますよ(^^♪

ママの無理ない範囲で、お子さんとのふれあいを楽しんでみてください。

 

 

まとめ

感覚統合をするなら森がおすすめ!

発達っ子は、ぜひとも森で過ごす時間を取ってみることをおすすめします。

ですが、無理に行くこともなく、普段の生活でちょっとこんな感覚が使われてるかなぁ…と想像するだけでもOK。究極、ママからのハグだけでもOK。いつもより、長くぎゅーってしてあげてください♪

 

 

ママはいつでも100点満点!!今日も、頑張りすぎずにいきましょう!!!

 

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